新潟県佐渡市で3月、野生復帰に向けて訓練中だったトキがテンに襲われ9羽が死んだ事故で、いったんは白紙になった3回目の放鳥。2日、同市で開かれた環境省のトキ野生復帰・飼育繁殖合同専門家会合で、11月に15羽程度で行われることが決まった。

 会合では、天敵対策や、放鳥するトキの数、訓練の期間などについて専門家らが意見を交わした。3次放鳥については、委員から「順化ケージの補修工事後、本当にテンが侵入しないか検証が必要だ。そのために訓練期間が短くなると(野生下でトキが)死ぬ確率も高くなるので、余裕を持つために来春放鳥する方がいいのでは」との意見も出た。

 結局、訓練の期間は少なくとも3カ月は必要とし、ケージの補修工事が7月末には完了し、8月上旬から訓練を始められるという前提で、11月中に放鳥することを決めた。

 また、放鳥するトキについて、委員から「若い方が適応が早い」との意見が出て、今春生まれた0歳の4~5羽も加えることにした。

 野生復帰専門家会合の山岸哲座長は「ようやく野外の個体が増えてきて、そのデータを飼育や放鳥の選定に役立てることができるようになってきた。これまでの放鳥の流れを止めたくない。今春の繁殖は厳しい状況だが、トキが学習して野外の生物と共生できるようになってほしい」と話した。【川畑さおり】

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