運動能力を司るモノ | ウラッチブログ

運動能力を司るモノ

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以前からしばしば考える事があるのですが、
運動能力を司るのは「精神」でしょうか、「肉体」でしょうか?


たとえばバッティングセンターに行ったとき、
「今の私」は時速130kmの球は、そうそう簡単に
打てるものではありません。


何球も空振りを繰り返しながらタイミングを計っていき、
そのうちに、何球かバットに当たればいい方でしょう。


一方、現役メジャーリーガーのイチロー選手はどうでしょうか。
同じバッティングセンターの130km球なんて、ほとんどすべて
打ち返してしまうのではないでしょうか。


まあ、当たり前の話ですよね。


では、私の脳というか精神が、イチロー選手と入れ替わったとします。
医学的なこととか抜きの話ですよ? トンデモ理論的な話ですよ? ^^;


そしたら、その「イチローな私」はどうなんでしょう?
時速130kmの球を打てなくなってしまうのでしょうか?


私の個人的な考えでは、「今の私」より「イチローな私」の方が打率が
格段に上がると思います。


当然の事ながら、肉体レベルで比較しても残念ながら
私よりイチロー選手の方が、ホンの少し(大嘘)優れた筋肉
および神経回路など諸々を持っていることでしょう。


よって、いくらイチロー選手の精神でも、操るのが私の体では、
純粋なイチロー選手のようなパフォーマンスは全然出せないと思います。


でも、それでも「今の私」よりパフォーマンスは上がると思うのです。


体の柔らかさ、筋肉の強さ、関節の可動域など、色々な面の劣化(悲)で
最初は「イチローな私」も、戸惑うことと思いますが、すぐにそれを把握して
今の肉体にアジャストしたスイングを見出すと思うのです。


この仮説が正しければ、運動能力を司るのは肉体よりも精神、というか
思考(経験に基づく)の方が強く影響を及ぼす、という事になります。


もちろん、その後肉体的なパワーアップをすることで
より精度や強度は上がっていくでしょうから、肉体も
重要な要素であることに間違いはないですが。


トップアスリートがイメージトレーニングを重用することも
その事を裏付けていますし、そういう人たちの幼い日の話を聞くと
必ずといっていいほど「憧れの選手」がいたり、
「強烈に刺激を受けた他人のプレイ」があったり、
といったエピソードが出てきますよね。


よって、スポーツの上達を望むのであれば、闇雲に練習をするだけではなく、
まずは一流プレーヤーのプレイをDVDやテレビなどを繰り返し見て
細かいところまでしっかりと頭に焼付け、その人になりきって、
その人のプレイを真似をする練習、というかその人のプレイに近づくような
練習をするのが効果的なのではないでしょうか。


ああ、ぜひ色々な人の精神を取り込みたい(笑)