タイガース、ビー・ジーズを歌う

 ビー・ジーズの、ロビン・ギブが亡くなられました。

 音楽ブログではこぞって、ビー・ジーズのナンバーが取り上げられてます。

 管理人はニュースのキャッチが遅いので、タイミングを外してばかり…(^_^;)。

 またかとお思いでしょうけど、今回の記事もタイガースを中心に。


 グループ・サウンズは、ステージでは洋楽ばかりを演奏していました。

 バンドによってレパートリーも様々、メンバーの趣味が反映しています。

 中でもビー・ジーズのナンバーを最も得意としていたのが、タイガースなのです。


 まずはこちらの曲を。

 バリーとモーリスの書き下ろしで、「スマイル・フォー・ミー」。

kazukunの神出鬼没-スマイル・フォー・ミー


kazukunの神出鬼没-スマイル・フォー・ミー クレジット


 「スマイル・フォー・ミー」 タイガース
   作詞・作曲:Barry Gibb,Maurice Gibb/編曲:John Fiddy


 ジャケットの中央、ジュリーの右隣・カートに乗っているのがバリーです。

 バリーはタイガースの映画、「ハーイ! ロンドン」にも友情出演。

「ハーイ! ロンドン」

kazukunの神出鬼没-ハーイ! ロンドン


 「クレージーの大爆発」の田波靖男が脚本を書き、「砂の香り」の岩内克己がメガホンをとったファンタジック・コメディ。撮影は「死ぬにはまだ早い」の原一民。
あらすじ
 ぎっしり組まれたスケジュール、仕事に追いまわされるザ・タイガースの五人。彼らには、“自由な時間が欲しい”という共通の願いがあった。そんな五人の前に、時間を売る男・出門鬼太郎という悪魔の化身が現われた。鬼太郎は、魂を担保にすれば、皆の希望をかなえてやるという。ジュリーたちは決められた時間を守ることを条件に、鬼太郎と契約を交わした。だが、五人の魂を狙う鬼太郎は、助手のマジョリーを使ってドライブに出掛けた彼らを妨害した。そんな彼らを、危機一髪のところで救ったのは、歌手志望の新倉めぐみだった。めぐみは、作曲家だった父親がロンドンに残した楽譜をほしがっていた。それを歌い他国で死んだ父の霊を慰めたいと思っていたのだ。ジュリーたちは、ロンドンへ行くために、ふたたび鬼太郎と契約を結んだ。(続きは文末で。ネタバレ注意


 「スマイル・フォー・ミー」は、ヨーロッパでも発売されています。そのジャケットがこちら。

kazukunの神出鬼没-SMILE FOR ME

 なんだか曲の雰囲気とそぐわない感じ。日本盤のデザインの方が、ずっといいですね。


 声質が似ていたからでしょうかカヴァーの場合、リード・ヴォーカルはトッポこと加橋かつみさんが主に担当していました。

 YouTubeには、ソロ・シンガー時代の音源が。曲は勿論「ホリデイ」です。

 「ホリデイ」 加橋かつみ


 「ニューヨーク炭鉱の悲劇」は、初めて聴きます。こんなレアな音源がUPされてるなんて!!

 「ニューヨーク炭鉱の悲劇」 タイガース
   1967年12月13日(水)、サンケイホール(大手町)で行われた
   『ザ・タイガース・チャリティー・ショー』より


 YouTubeにはありませんが、前回取り上げた「ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム」には、ビー・ジーズ・ナンバーが4曲も。

 B面1曲目の「ビージーズ・メドレー」は、岸部兄弟が歌います。
 
 加橋さんの抜けた穴をしっかり埋めたシローさん、曲の繋ぎ方も見事でした。

 C面で聴けるのが、「想い出を胸に」。

kazukunの神出鬼没-想い出を胸に


 「想い出を胸に」 ビー・ジーズ



 タイガース時代はバック・コーラスばかりの沢田さん、PYGでやっとメイン・ヴォーカルです。

kazukunの神出鬼没-FREE WITH PYG


kazukunの神出鬼没-PYG 曲目


 「トゥ・ラヴ・サムバディ」 ビー・ジーズ



 管理人の場合、ビー・ジーズの曲はタイガースを通して知りました。

 そういう方は結構多いのではないかと。

 ロビンの冥福を祈ります。


 ↓岸部兄弟のメドレーは、「獄中の手紙~ワーズ~ジョーク」。兄弟なのに、声質が対称的なのは不思議です(兄は低音、弟は高音域)。
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あらすじ(続き)
 憧れの都、ロンドンに着いた五人は、カーナビーストリートを歩き、テームズ河畔に遊び、ウェストミンスター寺院を訪れ、思う存分青春を楽しんだ。そして、折しもロンドンに来ていためぐみと共に楽譜の原稿を手に入れ帰国した。だがジュリーたちは東京とロンドンに八時間の時差があることを計算に入れてなかった。責任を感じためぐみは、鬼太郎に魂を売ろうとした。一方、めぐみが見つからないまま意気消沈の一同は、彼女の父が残した曲を心をこめて演奏。めぐみと共にその演奏を聞いていた鬼太郎は、やがて会場から姿を消してしまった。(「GOO映画」より引用)


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