『総天然色ウルトラQ』 Blu-ray BOX I
[ウルトラQ] ブログ村キーワード
2011年8月29日(月)、にほんブログ村・注目記事の第1位に選ばれました。
それでは本文をどうぞ。
「ウルトラQ メインテーマ」
8月26日、待望の『総天然色ウルトラQ』 ブルーレイBOX 1が我が家に届きました。
モノクロ映像を現代の最新技術でカラーライズしたものです。
労力と時間のかけ方は半端ではなかったはず。何しろ1コマ1コマに色を指定し、尚且つフィルムに付いた傷等の修正も行っているのですから。
3日間をかけ、全ての映像をチェック。
ごく簡単にですが、その感想を述べてみようと。
まずは第1話、「ゴメスを倒せ!」から。
「ゴメスを倒せ! 他」(モノクロ映像)
物語中盤までは洞窟内でのシーン。カラーの恩恵を受けるのは、ゴメスが地上に姿を現わしてから。
ウルトラQの怪獣は地中から出現するケースが多く、土煙に色があった方が断然良いです。
お次は第3話、「宇宙からの贈りもの」。
ナメゴンはナメクジを巨大化したような宇宙怪獣。体表のヌメヌメ感は、カラーライズの方が一段と。
金色に輝くうずらの卵大の玉は(中にはナメゴンが)、女性にプレゼントしたくなっても当然かと。
ブルーレイには各話の台本が読めるようになっており、第8話「甘い蜜の恐怖」には作品中の「ハニーゼリオン」という名称とは違う「ラゼリーBワン」という文字が。
台本と完成された作品との違いを探すのも、ブルーレイBOXの楽しみ方です。
「ウルトラQ」には、ホラー色の濃い作品も。
その一つが、第9話「クモ男爵」。
出演者が口を揃えて、好きなエピソードとして挙げているのがこの作品。組まれたセットが立派なので、演技にも熱が入ったようです。
当初ホラー色が濃いものは、モノクロが相応しいと考えていました。A・ヒッチコック監督だって、『サイコ』を敢えてモノクロで撮影したくらいですから。
しかしカラーでも、怖さは殆ど変わらなかったです。物語のラスト炎に包まれながら崩れていく洋館のシーンは、カラーライズされて良かったと。炎はやっぱり赤くなきゃいけません。
第10話「地底超特急西へ」は、ミニチュア・セットが見事です。
今見ても斬新なデザインの「いなづま号」。ボディカラーが判って得した気分に。
第11話「バルンガ」。
周囲のあらゆるエネルギーを吸収してしまう、不思議な生命体「バルンガ」。怪しい光の明滅は、モノクロよりカラーの方がより不気味に思えて。
「地底超特急西へ」の、ケースに入った状態の人工生命も同様でした。
第12話「鳥を見た」。
「ウルトラセブン」の名作「狙われた街」。夕陽をバックに対決する、セブンとメトロン星人をご記憶の方も多いでしょう。
もしあの場面がモノクロだったら、印象はかなり違っていたのでは。
「鳥を見た」でも朝焼け・夕焼けが効果的に使われています。こうなるとモノクロは太刀打ち出来ませんね。
夕陽の中を飛んで行く怪鳥ラルゲユウス。少年との別れのシーンで流れたBGMは、「ウルトラQ」好きにはたまりません(上記のテーマ曲は、「鳥を見た」では使われていません)。少年・三郎を演じていたのは、「ウルトラマン」でホシノ少年役だった津沢彰秀さん。「ウルトラQ」には「ウルトラマン」のレギュラーが、アラシ隊員役の石井伊吉さんを除き全員出演しています。
黒部進 :「甘い蜜の恐怖」木村重夫
小林昭二:「2020年の挑戦」天野二等空佐
津沢彰秀:「鳥を見た」三郎少年
二瓶正也:「五郎とゴロー」牛乳運搬トラック運転手・森下、
「育てよ! カメ」銀行ギャング・佐東、「カネゴンの繭」中松工事監督の助手
平田昭彦:「ガラモンの逆襲」電波監視所・花沢主任
古谷敏 :「マンモスフラワー」お堀の野次馬B、「ゴーガの像」岩倉の部下・蜂
桜井浩子:(第5・15話以外の全話に登場)江戸川由利子
毎日新報の女性カメラマン。かつ記者でもある。
男勝りで好奇心が強く、淳と一平と共に怪事件の調査をする。
劇中では主に「由利ちゃん」と呼ばれているが、
関デスクが「江戸川君」と呼ぶこともある。
「鳥を見た」
第13話「ガラダマ」。
(画像は「ガラモンの逆襲」より)
高熱の炎に包まれながら、ダムに落下する隕石(土地の人間はガラダマと呼んでいました)。その衝撃と高熱で、ダムの水が瞬く間に干上がってしまいます。
「クモ男爵」同様、ここでも炎の赤が効果的に。隕石が通過した真下の森林が山火事を起こしているのを、お見逃しなきよう。
もうもうと立ち込める水蒸気の中、隕石から出現するガラモンは見応え十分。
生死が不明だった遊覧船の男性。台本をチェックすると、何と彼は生きていました。おそらく尺の都合で、カットされたのでしょう。
第14話「東京氷河期」。
「ペギラが来た!/東京氷河期 他」(モノクロ映像)
ブルーレイBOX 1に、ペギラは2回も登場。「ウルトラQ」きっての人気怪獣です。
あたり一面を銀世界に変えてしまう怪獣なのでカラーライズ効果は期待薄でしたが、上記のモノクロ映像と見較べるとやっぱりカラーの方が。
「東京氷河期」でやっと、怪獣による都市破壊が観られます(第4話「マンモスフラワー」でも都心のビルが破壊されますが、あれは巨大植物なので)。
もっと詳細に観る時間があれば良かったのですが、今回はここまで。
来年発売になるBOX 2への期待が、いやが上にも高まるというもの。高額商品ですが、既に予約済みです。
BOX 2に収録されるであろう画像を、一足お先に。
このブルーレイBOX、音も新たにリマスター。「マンモスフラワー」「地底超特急西へ」は5.1chでも。
愛用のサラウンドヘッドホン、SONY MDR-DS4000で音も堪能しています。
渋谷パルコでは現在、「ウルトラQ リターンズ」展が開催中。
カネゴンが店主を務める、カネゴンカフェもオープンしたとか。
カネゴンに会える!?「総天然色 ウルトラQ」発売記念で渋谷におしゃれなカネゴンカフェがオープン!
http://www.cinematoday.jp/page/N0034481
お近くの方は、足を運んでみるのも面白いと思います。
↓映像特典によると、カラーライズはこれが最後の作品になるそうで。クリックしてくれると、励みになります。
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
『総天然色ウルトラQ』Blu-ray BOX Ⅰ/佐原健二,西條康彦,桜井浩子
¥31,500
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『総天然色ウルトラQ』 Blu-ray BOX II<最終巻>/佐原健二,西條康彦,桜井浩子
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『総天然色ウルトラQ』DVD-BOX Ⅰ/佐原健二,西條康彦,桜井浩子
¥22,050
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『総天然色ウルトラQ』 DVD-BOX II<最終巻>/佐原健二,西條康彦,桜井浩子
¥22,050
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[ウルトラQ] ブログ村キーワード
2011年8月29日(月)、にほんブログ村・注目記事の第1位に選ばれました。
それでは本文をどうぞ。
「ウルトラQ メインテーマ」
8月26日、待望の『総天然色ウルトラQ』 ブルーレイBOX 1が我が家に届きました。
モノクロ映像を現代の最新技術でカラーライズしたものです。
労力と時間のかけ方は半端ではなかったはず。何しろ1コマ1コマに色を指定し、尚且つフィルムに付いた傷等の修正も行っているのですから。
3日間をかけ、全ての映像をチェック。
ごく簡単にですが、その感想を述べてみようと。
まずは第1話、「ゴメスを倒せ!」から。
古代怪獣ゴメス・原始怪鳥リトラ
原始怪鳥リトラ
「ゴメスを倒せ! 他」(モノクロ映像)
物語中盤までは洞窟内でのシーン。カラーの恩恵を受けるのは、ゴメスが地上に姿を現わしてから。
ウルトラQの怪獣は地中から出現するケースが多く、土煙に色があった方が断然良いです。
お次は第3話、「宇宙からの贈りもの」。
火星怪獣ナメゴン
ナメゴンはナメクジを巨大化したような宇宙怪獣。体表のヌメヌメ感は、カラーライズの方が一段と。
金色に輝くうずらの卵大の玉は(中にはナメゴンが)、女性にプレゼントしたくなっても当然かと。
ブルーレイには各話の台本が読めるようになっており、第8話「甘い蜜の恐怖」には作品中の「ハニーゼリオン」という名称とは違う「ラゼリーBワン」という文字が。
台本と完成された作品との違いを探すのも、ブルーレイBOXの楽しみ方です。
「ウルトラQ」には、ホラー色の濃い作品も。
その一つが、第9話「クモ男爵」。
大ぐもタランチュラ
出演者が口を揃えて、好きなエピソードとして挙げているのがこの作品。組まれたセットが立派なので、演技にも熱が入ったようです。
当初ホラー色が濃いものは、モノクロが相応しいと考えていました。A・ヒッチコック監督だって、『サイコ』を敢えてモノクロで撮影したくらいですから。
しかしカラーでも、怖さは殆ど変わらなかったです。物語のラスト炎に包まれながら崩れていく洋館のシーンは、カラーライズされて良かったと。炎はやっぱり赤くなきゃいけません。
第10話「地底超特急西へ」は、ミニチュア・セットが見事です。
地底超特急いなづま号
今見ても斬新なデザインの「いなづま号」。ボディカラーが判って得した気分に。
第11話「バルンガ」。
風船怪獣バルンガ
周囲のあらゆるエネルギーを吸収してしまう、不思議な生命体「バルンガ」。怪しい光の明滅は、モノクロよりカラーの方がより不気味に思えて。
「地底超特急西へ」の、ケースに入った状態の人工生命も同様でした。
第12話「鳥を見た」。
「ウルトラセブン」の名作「狙われた街」。夕陽をバックに対決する、セブンとメトロン星人をご記憶の方も多いでしょう。
もしあの場面がモノクロだったら、印象はかなり違っていたのでは。
「鳥を見た」でも朝焼け・夕焼けが効果的に使われています。こうなるとモノクロは太刀打ち出来ませんね。
古代怪鳥ラルゲユウス
夕陽の中を飛んで行く怪鳥ラルゲユウス。少年との別れのシーンで流れたBGMは、「ウルトラQ」好きにはたまりません(上記のテーマ曲は、「鳥を見た」では使われていません)。少年・三郎を演じていたのは、「ウルトラマン」でホシノ少年役だった津沢彰秀さん。「ウルトラQ」には「ウルトラマン」のレギュラーが、アラシ隊員役の石井伊吉さんを除き全員出演しています。
黒部進 :「甘い蜜の恐怖」木村重夫
小林昭二:「2020年の挑戦」天野二等空佐
津沢彰秀:「鳥を見た」三郎少年
二瓶正也:「五郎とゴロー」牛乳運搬トラック運転手・森下、
「育てよ! カメ」銀行ギャング・佐東、「カネゴンの繭」中松工事監督の助手
平田昭彦:「ガラモンの逆襲」電波監視所・花沢主任
古谷敏 :「マンモスフラワー」お堀の野次馬B、「ゴーガの像」岩倉の部下・蜂
桜井浩子:(第5・15話以外の全話に登場)江戸川由利子
毎日新報の女性カメラマン。かつ記者でもある。
男勝りで好奇心が強く、淳と一平と共に怪事件の調査をする。
劇中では主に「由利ちゃん」と呼ばれているが、
関デスクが「江戸川君」と呼ぶこともある。
「鳥を見た」
第13話「ガラダマ」。
隕石怪獣ガラモン
(画像は「ガラモンの逆襲」より)
高熱の炎に包まれながら、ダムに落下する隕石(土地の人間はガラダマと呼んでいました)。その衝撃と高熱で、ダムの水が瞬く間に干上がってしまいます。
「クモ男爵」同様、ここでも炎の赤が効果的に。隕石が通過した真下の森林が山火事を起こしているのを、お見逃しなきよう。
もうもうと立ち込める水蒸気の中、隕石から出現するガラモンは見応え十分。
生死が不明だった遊覧船の男性。台本をチェックすると、何と彼は生きていました。おそらく尺の都合で、カットされたのでしょう。
第14話「東京氷河期」。
冷凍怪獣ペギラ
「ペギラが来た!/東京氷河期 他」(モノクロ映像)
ブルーレイBOX 1に、ペギラは2回も登場。「ウルトラQ」きっての人気怪獣です。
あたり一面を銀世界に変えてしまう怪獣なのでカラーライズ効果は期待薄でしたが、上記のモノクロ映像と見較べるとやっぱりカラーの方が。
「東京氷河期」でやっと、怪獣による都市破壊が観られます(第4話「マンモスフラワー」でも都心のビルが破壊されますが、あれは巨大植物なので)。
もっと詳細に観る時間があれば良かったのですが、今回はここまで。
来年発売になるBOX 2への期待が、いやが上にも高まるというもの。高額商品ですが、既に予約済みです。
BOX 2に収録されるであろう画像を、一足お先に。
第18話 「虹の卵」
第19話 「2020年の挑戦」
このブルーレイBOX、音も新たにリマスター。「マンモスフラワー」「地底超特急西へ」は5.1chでも。
愛用のサラウンドヘッドホン、SONY MDR-DS4000で音も堪能しています。
渋谷パルコでは現在、「ウルトラQ リターンズ」展が開催中。
カネゴンが店主を務める、カネゴンカフェもオープンしたとか。
カネゴンに会える!?「総天然色 ウルトラQ」発売記念で渋谷におしゃれなカネゴンカフェがオープン!
http://www.cinematoday.jp/page/N0034481
お近くの方は、足を運んでみるのも面白いと思います。
↓映像特典によると、カラーライズはこれが最後の作品になるそうで。クリックしてくれると、励みになります。
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
『総天然色ウルトラQ』Blu-ray BOX Ⅰ/佐原健二,西條康彦,桜井浩子
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