今年は台風18号の影響で、もしかしたら花火大会も延期かと思わせる週間天気予報。
一人で出かけようとしていた私は、「今年はやめてもいいかな。」という気分に。
しかし大会4,5日前に熊野花火愛好会から花火大会のプログラムとパンフレットが手元に郵送され、その後ヤフーのお天気アプリで熊野市の晴れマークになっているのをみたら、もう気分は熊野へ。
さっそく近所の本屋で時刻表を購入して、当日の臨時特急列車「ワイドビュー南紀」の時間をチェック。
これは毎年、特急の本数や時刻が微妙に変わってきてるからです。
「行き」
ワイドビュー南紀91号 名古屋駅10時53分発~熊野市駅14時33分着。
ワイドビュー南紀93号 名古屋駅13時39分発~熊野市駅17時30分着。
「帰り」
ワイドビュー南紀92号 熊野市駅21時48分~名古屋駅01時38分着。
ワイドビュー南紀94号 熊野市駅23時00分~名古屋駅02時31分着。
ワイドビュー南紀93号 熊野市駅23時47分~名古屋駅03時16分着。
片道乗車券 3860円、特急券 3190円 計7050円 ( 往復 14100円 )です。
毎年「指定席特急券」は、当日朝7時から駅の窓口で販売されます。
効率良く、現地での滞在時間が少ない名古屋駅13時39分発ワイドビュー南紀93号で、帰りは熊野市駅21時48分発ワイドビュー南紀92号で乗車するのが疲労度が少なくて済みますが、この指定席特急券から買われて行きますので、午前7時の販売開始時間には名古屋駅に着いていないと購入できません。
今回は順調に午前6時に起床がができたので、午前7時の指定席特急券が販売されはじめた時には、現地に着いてました。
おかげで今年は理想的なワイドビュー南紀93号、92号の乗車券を購入できました。
指定席券は購入できたものの出発時刻は13時39分。
まず新幹線側のデニーズでベーコンエッグ定食449円 ( 税込み484円 )。
ご飯物で朝食が食べたい人には便利な場所です。
その後、地下鉄で栄駅に移動。
24時間営業のドンキホーテで、「大容量10000mAhmモバイルバッテリー」 ( 3980円 )を購入。
「スマホ充電約4回分」
「旅行やキャンプに最適」
いう説明書きが心強い。
サウナで時間を過ごす方法もありますが、まだ時間がしっかりあるので、また電車を利用して帰宅することに。
購入したモバイルバッテリーを充電することが目的なんですが、自宅で3時間ほど仮眠しようとしたのですが、眠れず過ごすことに。
定刻通りワイドビュー南紀93号で、熊野市駅に17:30分到着。
熊野市駅到着後から花火大会までの間は、いかに昼間の日差しを避け暑さから逃れることですね。
駅前の文化交流センター。
木本小学校。
ショッピングセンターのイオン。
みなさんこれらの場所の屋根の下を利用して暑さをしのいでいます。
私は駅から歩いて7,8分のショッピングセンターのイオンへ。
露天のお店で買い物をするのも楽しみですが、値段が高いのが少々難点。
アサヒスーパードライ350ml が186円。
緑茶ペットボトル 500ml が 93円
と良心価格。
総菜売り場で唯一残っていた 398円のアジフライ弁当を購入しました。
花火会場はほとんど簡易トイレなので、いくら長い列でもトイレを済ましておきたいものです。
繰り返したくさんの人が使用していた割に、トイレの個室内はきれいになっていたのがうれしかったです。
普段より清掃の回数を増やして対応していただけてるようです。
この時間になると、人の流れは早足で花火会場の七里が浜へ。
手にアジフライ弁当と缶ビールを持って、私もその流れの中に。
車道を渡れば、その先は砂浜というところまでやってきたところ、私の視界が一瞬で広がった。
空が夕闇に包まれ、あかね色が一面広い空をおおっていたよ。
毎年熊野花火大会にやって来てるけど、こんなに空と海のコントラストの風景に感動したのは、初めて。
まるでそれは絵画のよう。
その空間に大型客船が何隻も浮かんでる。
その場にいたたくさんのカメラマンが同じ感動で、海に向けてシャッターを押したことでしょう。
私もできる限りカメラのシャッターを押し続けていたかったのですが、花火大会の開始時間が迫っていました。
ショッピングセンターの「イオン」に立ち寄ったので、世界遺産の獅子岩すぐ近くの階段で砂浜に降りたので、
本部席そばの桟敷席までずいぶん距離があります。
周りの露天のお店をのぞき込むことも許されず、早足で熊野花火愛好会の桟敷席へ移動したのです。
入り口で提示する花火愛好会の会員証を提示するも懐中電灯の明かりが必要なほどの夕闇に。
桟敷席はすでに見物客で埋まってましたが、自分一人だけが座れる空きスペースを見つけ、レジャーシートを広げ、その前にカメラの三脚を設置。
毎年聞き慣れたプログラム進行の女性のアナウンスで花火大会スタート。
海に浮かぶ船台から打ち上がる連続花火。
高くまで打ち上がって大きく広がる花火には、思わず観客の声があちらからも、こちらからももれてしまうね。
最後に光のカーテンのようなスターマインは人気あります。
それが1カ所だけじゃなく、3カ所でスターマインが広がった時には、みんな大喜びで思わず拍手喝采。
昨年まで花火の静止画を撮影していましたが、今年は動画中心に撮影してきたら、ことのほか上手に撮影できました。
三尺玉海上自爆は、カウントダウンして「とも火」に火がついたあたりが、なぜか焦点がボケてしまい残念だったよ。
でも爆発したところはきれいに写りました。
昨年、一昨年と花火の煙がこもって、たくさん打ち上がる連続花火が見えなくなって魅力が半減してましたが、今年はほどよい風があって終始花火全体がきれいでした。
さらに今年は明るい花火の光の中でも、星空がたくさん見えたのは驚きの発見だったよ。
今話題の地球大接近の火星、さらに木星、金星が1度に視野に入ったのも砂浜ならではの天体ショーだったね。
花火終了は、作業船上の花火師の人々に携帯の液晶画面のライトを振って感謝の気持ちを表します。
今回は順調に21時48分発ワイドビュー南紀92号のチケットが取れていたので急いで駅に向かいました。
会場を出ようとする人混みでなかなか進めず、駅に着いた頃は時間ぎりぎりで、駅前でワイドビュー南紀92号最終招集を大きく叫ぶスタッフに導かれて、駅構内の近道を通らせていただいてようやく列車に間に合った次第。
余裕をもって、2本目の23時00分発ワイドビュー南紀94号がおすすめです。
ワイドビュー南紀92号のデッキや通路は、尾鷲駅まで帰る人で隙間がないくらい超満員。
いつもイノシシと衝突して話題作りに事欠かない紀勢本線。
線路上に居座った鹿さんが警笛ならしても動かないようで、急ブレーキをかけたり、「あー」とか、「わぁー」とか運転手さんの声が列車の座席まで聞こえてきたなんて、誰かに話しても信じてくれるかなぁ。