Bromptonで秘湯へ行こうシリーズ第五十九弾。奥鬼怒にある『八丁湯』へ行ってきた。
奥鬼怒温泉郷のうち、一般車通行止めの奥鬼怒スーパー林道の先にある日光澤温泉・八丁湯・加仁湯はまさに奥鬼怒エリアの秘湯三兄弟である。
既に日光澤温泉 は行ってきたが、八丁湯にも是非行ってみたいと考えて、毎度ながら唐突に本日行くことにした。しかし前回日光澤温泉の時と同じルートではつまらない。全国の「ブロンプトンで秘湯へ行こう」ファンのために大サービス、今回はアプローチをウルトラ・チャレンジングな方法に変えてみた。奥鬼怒スーパー林道で群馬側(大清水)から自走だ!
(注意:奥鬼怒スーパー林道は小径車での走行には適しておりません。今回は自己責任にて実施しましたが、万全の装備、十分な鍛練、手続き等の条件を満たした上で通行して下さい。また悪天候時は土石流や落石のリスクが高まるなど極めて危険ですので通行止め等の規制を順守して下さい。)
[走行データ]
距離 24.1km
最大標高差 591m
平均斜度 全体-0.3% 上り5.4% 下り6.2%
獲得標高 上り648m 下り709m
沼田駅からバスで大清水へ。大清水は標高1180メートル、尾瀬へ入るための登山口の一つだ。
ここを左へ行くと「三平峠」を越えて尾瀬沼に通じる登山道だ。右へ行くと『奥鬼怒スーパー林道』だ。群馬県の尾瀬エリアから栃木県の奥鬼怒エリアに通じている。
ここで突然のお知らせです。『この先、奥鬼怒スーパー林道は、栃木県側で林道が崩落しているため通り抜けることができません。』
仕方ない。進めなくなったところで引き返すことにしよう。群馬にも良い温泉は沢山あるし。
林道脇を滝が流れる。美しい。
随分と登ってきた。
紅葉も始まりつつある。
そのうち、路面が荒れた感じになってきた。勾配もかなり急だ。押して行こう。
路面は相変わらず石だらけで漕ぎにくいが、少し勾配がおさまった。乗っていこう。峠(トンネル)が近づいてきている。
もう少しの気配。
漸く辿り着いた。ガーミンでは標高1618メートルと表示されている。大清水(標高1180メートル)からずいぶんと登ってきた。ところで奥鬼怒トンネルは長さ1309メートル、照明がないがしっかりとした作りのトンネルで、安心だ。向こう側出口も見えている。ライトをつけて通り抜けよう。
石ころだらけの路面とは打って変わって、舗装道なので非常にスムーズに進める。林道に入って以降で最もスピードを出せているかもしれない。非常によし!トンネル途中に県境を示すプレートがあった。
反対側に出た。様子が変だ。トンネル出口に大きな岩が落っこちたままになっている。国交省か県建設事務所の管轄か不明だが、ここまで手が回っていないようだ。この状況だと、あの「崩落」の話は本当で、奥鬼怒温泉郷に下りて行くのは難しいかもしれない。
巨木が道路を塞いでいる。これでは車は通れない。しかしブロンプトンなら問題ない。
道路が半分ほど崩落している。これでは車は通れない。しかしブロンプトンは大丈夫だ。
倒木が道を塞いでいる。これでは車は通れない。しかし、ブロンプトンは下をくぐっていけばよい。
おっと、完全に道を塞がれた。携帯ツールと空気入れは持って来ているが残念ながらノコギリは持ってきていない。どうする?
(続く)