ブロンプトンで秘湯へ行こうシリーズ第四十弾。今日は、温泉に詳しい人から「良い」と教えてもらった「日光山温泉寺」へ行ってきた。寺に温泉があるなんて、それだけで秘湯でしょう。行かなくては。

 

浅草駅6:20発の快速で日光へ。

 

駅の標高は543メートル、湯元の標高は1472メートル・・・。バスにしよう。

 

着いた!

 

奥日光の山々は未だ雪に覆われている。日光湯元温泉の季節はまだ冬だ。

 

湯ノ平湿原、ここが源泉地だ。そして向こうに見えているのが温泉寺だ。確かに源泉に近い。期待できる。



各源泉は屋根によって雨露から守られている。ちなみに、これらの源泉群は日光湯元の各旅館への給湯にとどまらず、遠く離れた光徳温泉のアストリアホテルや中禅寺温泉エリアにまで分湯されているという。

 

それでは寺へ。

 

源泉地の隣りにある日光山輪王寺別院の温泉寺は、788年(延暦7年)に下野(しもつけ)出身の勝道上人が温泉を発見した際に建立した。その後長く途絶えていたが1973年に輪王寺によって再建されたとのことである。

 

ブザーを押すと、私服の小僧さんが出てきた・・・と思ったら住職のお孫さんだった。あとから出てこられた住職の奥さまとお孫さんに案内されて、さっそく入湯!

 

薬師の湯だ。この寺のご本尊が薬師瑠璃光如来とのことだ。

 

この乳白色、この強い硫黄臭、絶品の湯だ!とても人気の湯のようで、人が途切れることがない。私が入ろうとした時、この狭い湯船に既に3人いらっしゃいました。入れ替わりの一瞬の隙に撮影に成功!

 

湯あがりにおせんべいとお茶を馳走になった。ちなみに入浴料ではなくて「休憩奉納」となる。宗教法人ですから。

 

とても良い湯を頂きました。ありがとうございました。

 

しかし今日はここからスタートなのです。なんと標高1850メートルの金精峠越えの敢行です。

 

続く

 

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