ブロンプトンで秘湯へ行こうシリーズ第三十七弾。今朝、明け方に震度5弱の地震があったため遠出を控えて(新幹線が止まる可能性があった)、多少出遅れても日帰りできる場所として、比較的都心に近いが雰囲気と湯の質で折り紙つきの秘湯へ行くことにした。『姥子温泉秀明館』である。
姥子温泉は箱根八湯の一つ。街道筋から外れているが、金太郎こと坂田金時が乳母に連れられてここで目を直したとの言伝えがあるほど古い湯だ。
秀明館は大正期のレトロな建屋をほぼ当時の姿で維持しており内装も素晴らしい。その湯は、崖のような箱根火山の岩肌から自然湧出する「崖湯」源泉を利用した知る人ぞ知る名湯である。但し、その崖湯は地下水位の高くなる多雨の時期には盛んに湧出するが、冬から春にかけての雨の少ない時期には湯が枯れるため、訪問時期がなかなか難しい。
早雲山でケーブルカーを降りる。ここから自走で山道を登っていく。
[走行データ]
ルート 早雲山駅→姥子バス停→姥子温泉秀明館
距離 4.4km
最大標高差 194m
平均斜度 全体:3.3% 上り:6.3% 下り:5.9%
獲得標高 上り:192m 下り:59m
箱根の山々の新緑がきれいだ。正面に見えるのは台ケ岳、その右裾野にかすかに見えるのが金時山であろう。
ゴールデンウィークの最終日一日前。それにしもすごい渋滞だ。自転車で横を失礼します。
ロープウェイの下をくぐり抜け、姥子のバス停を通過する。秀明館はここからすぐだ。
建物が見えてきた。秀明館は箱根火山神山中腹の北西斜面、標高889メートルに位置する。
趣きのある建物だ。
ミツバツツジが咲き乱れている。良い時期に来た。
ホンモノ秘湯を堪能した。(写真はありません。)