ブログ初インタビュー掲載!! -pegmap-ロックシーンを塗り替えるかも!?後編
pegmap
HAVE A NICE DAY
2006年12月13日発売
¥2100(税込)/DLOB-2001
1号:ところで、今回のアルバムの『HAVE A NICE DAY』っていうタイトルはどうして?
山本:すげえ投げやりな雰囲気ですよ(笑)。
ひとりひとりが勝手にすれば良いじゃない、っていう。
「みんな、そんなカンジでやればいいんじゃないの?」みたいな。
1号:そういう厭世的なカンジというか、頽廃的な雰囲気というか、そこらへんは確実にpegmapの魅力のひとつだと思うんだけど、本人たちとしては意識しているんですか?
山本:うーん、どうなんだろう…。まあ、他人のために何かをしても、結局その人のためになってない、みたいなことも往々にしてあるわけじゃないですか。それなら、わざわざ他人のために歌うようなことも意味ないかなって。
1号:たとえば「みんな頑張れ」みたいな前向きな歌詞っていうのは、けっこう簡単に歌えるものだと思うんですよ。そういうポジティブすぎるくらいの言葉が敵を産むこともないだろうし。でも、そうではない、ネガティブな歌を歌うっていうのはけっこう勇気が要ることなんじゃないかなって。誤解されるケースもあるかもしれないし。
山本:そうなのかなぁ…。ただ、別に自分が特別ネガティブな人間だっていうわけでもないとは思うんですよ。自分自身に納得のいかない部分があるから、今はたまたまそういうネガティブな歌詞が産まれてくるだけで。まあ、単純に本音をそのまま歌詞にしてるっていうだけなんだと思うんですけどね。
1号:たとえば社会に対するメッセージとか不満とかそういうものが歌詞に出てくるっていうことは?
山本:対外的な何かを具体的に意識することは少ないですね。それよりもやっぱり
自分自身に対する不満とか、自分が感じたことそのものとか、物凄くパーソナルな内容だと思う。まあ、せめて歌詞くらいは丸裸でやらないと。
普段はすげえヘコヘコしてるんで。他人の顔色を見て態度を変えちゃうような(笑)。
1号:さて、今回のアルバムに合わせて初のツアーが組まれていますがいかがですか?
河村:ライブそのものに対しての心構えとしては、東京でやろうが地方でやろうが変わらず一生懸命やるだけです。あとは、僕らのライブを観たことのないお客さんの前で演奏するのがちょっと楽しみですね。
小池:単純にいろんな土地に行くのも楽しみですね。スケジュール的にはけっこう辛いのかもしれないけど。
1号:ちなみに、今後の目標は?
山本:早くフェスとか出てみたいかも。
1号:ちょっと意外な回答…。それはどうして?
山本:有名な人たちとかもたくさん出てるなかでライブをやったら凄そう…。
1号:気持ち良さそうとか、そういうこと?
山本:それもあるけど…。
1号:「ぶちかましてやる!」みたいなカンジ?
山本:そう、それがいちばんですね。
フェスにきている客をどれだけヘコませられるか、みたいな。たくさんの客を自分たちの音で圧倒して「シ~ン」とさせてやりたい
っていうのは正直あります。
河村:うん。演奏が終わった瞬間、会場が完全に凍り付くみたいなライブをすることは目標ですね。常にそういうライブをしていきたい。
1号:いやあ、頼もしい! でも、お世辞でもなんでもなく、そういう機会がすぐにくると思いますよ。なんと言ってもこのアルバムは傑作だし。
山本:「売れないわけがない」って自分でも信じています(笑)。
自分たちの奏でる音に絶対的な自信を持つpegmap。それだけの練習をこなし、それだけ高いポテンシャルを持っているからこその強気な発言であろう。生半可な気持ちでバンドやってないんだなー覚悟決めてるなって、彼らの強い眼差しから感じた。
デビューアルバムでまずはリスナーの耳に衝撃を与えることは間違いない。そしてツアーでは演奏終了後、ただ呆然と立ち尽くしてしまう程圧倒的なライブを魅せて欲しい。
(写真、ジャケット写真は所属レーベルObrienにお借りしました)