客様にどう見られるか、どう見つけてもらうかは大事です。

 

しかし、見つけてくださった見込客を、どう誘導していくか。

その後、どうやって利益を確保していくかのほうが、何倍も大事なことです。

 

なぜなら、たんに目立つだけなら、なにかしらできるはず

 

しかし、「知ってもらう=売上が増える」にはなりません

ましては、「知ってもらう=利益がUPする」にはなりません

 

 

売上を増やす。利益を上げるためには、

そうなるように、設計することが必要なのです。

 

見込客のうち、何パーセントの人が最初の商品を買ってくれるのか。

そのうちの何パーセントの人が、リピートしてくれるのか。

 

その確率を高めるために、どんな商品を作ったらいいのか。

どういう順番で、商品を紹介していけばいいのか。

 

 

かりやすくするために、

ここで、ちょっとしたシュミレーションをしてみましょう。

 

たとえば、あなたの主力商品が5万円だとします。

 

現時点では、1ヵ月に7個程度売れているので、月商が35万円です。

(わかりやすくするために、単純に計算しています)

 

月商35万円では生活が厳しいので、100万円まで増やしたい。

どうしたらいいでしょうか。

 

 

 

まず、5万円の商品を買ってくれる人を増やす。

 

現状よりも、もっと価値を高くする。内容を充実させることで、5万円の商品をより魅力的なものにします。

 

これで、7人から10人になりました。

 

内容がよくなったので、商品を買ってくださった方の満足度が高くなりました

 

そして、「もっといい商品を売ってほしい」、「もっと高度なことを教えてほしい」という人っも出てくるようになりました。

 

そこで、あなたは5万円の商品の高額版として、15万円の商品をつくり、5万円の商品を購入してくださった方へ案内しました。

 

すると、2人の方が15万円の商品を購入してくれました。

これで、30万円の売上UPです。

 

10人のお客様に対して、2人の方が購入してくださったので、成約率は20%です。

 

 

 

に考えられることは、5万円の商品に興味はあるけれど、価格がちょっと高いと感じている人がいるかもしれません。

 

そこで、いきなり5万円で売るのではなく、1万円のお試し商品を作ることにしました。

1万円なら、気軽に試せるという人がいる可能性があります。

 

5万円の商品のお試し版を、1万円で販売したところ、10人の方が買ってくれました。

これで、10万円の売上です。

 

 

そして、その10人の方に、5万円の商品を案内したところ、4人の方が購入してくれました。

これで20万円の売上げです。

 

 

 

ここまでの売上げを合計しますと、

 

・最初の5万円の商品(10人)……50万円

・15万円の商品(2人)……30万円

・1万円の商品(10人)……10万円

・5万円の商品(4人)……20万円

 

これで、110万円の売上になります。

 

 

 

 

あなたがやるべきことは?

 

あなたはその商品・サービスの専門家ですので、現在ある商品を磨いて、より充実させ、より魅力的な商品にすることは、そんなに手間なくできると思います。

 

そして、その高額版として、15万円の商品を作ることもできると思います。(もしわからなかったら、やり方を別途聞いてください)

 

また、5万円の商品のお試し版として1万円の商品もすぐにできると思います。

 

つまり、商品に関しては、あなたはプロですので、すぐにできるはずです。

 

 

では、あなたがやるべきことは?

 

そう、1万円の商品を買ってくれる10人を見つけてくることです。

 

これは新規のお客様を見つけることになります。

 

 

 

 

どうやって見つけるの?

 

いろいろな方法があります。

 

広告を出す、SNSでPRする、ホームページで紹介する、人に紹介を依頼する、雑誌や新聞の記事で取り扱ってもらうようにする、

 

なにを使ってやるかは、その商品やお客様へのアプローチのしやすさ、あなたの強みなどを考慮して決めます。

 

たいていの場合は、1つではなく、いくつかの方法を組み合わせることになります。

 

ただ、どんな手法をとるにしても、大事になるのが、ブランディングです。

 

たとえば、あなたの商品を広告で知ったとしても、SNSで知ったとしても、

人からの紹介で知ったとしても、

お客様が思うことは、「この人(この会社)、どんな人(会社)?」

 

信用してもいいのか、他にどんな商品を扱っているのか、どんな人が売っているのか。どんなお客様が使っているのか。

など、商品のことやあなたのことを、もっと知りたくなるはずです。

 

その疑問に対する答えとなるものを、見せていかなければいけません。

 

どのように見せていくのか、どの点を強くPRするのか、どんな方法で見せていくのか、

 

これらを考えるのが、メディア・ブランディングです。

 

 

メディア・ブランディングは、たんにFacebookがいいですよとか、出版するといいですよとか、目立つようなことをいうようにしましょう、というものではありません。

 

あなたの目的を達成するために、もっとも効果が高いと見込めることを考え、それを実践していくことなのです。

 

 

目に見える部分は、氷山の一角です。

実際には、目に見えない部分、つまり設計の部分が非常に大事になります。

 

 

よく、「ブログになにを書いたらいいのかわからない」「SNSはなにを使えばいいのかわからない」という質問を受けます。

 

それに対する答えは、

「マーケティングプランをたてて見極めましょう」

なのです。

 

難しく感じたり、面倒に思うかもしれません。

 

しかし、これをやらない限り、ビジネスが発展することはありません。

 

 

 

して、あなたが1万円のお試し商品を買ってくれる人を10人見つけることができたら、そのビジネスはうまくいく可能性が高いです。

 

10人のうち、4割の人が次の商品を買ってくれます。

そのうちの、2割の人がさらに高額の商品を買ってくれます。

 

その流れが完成したら、最初の10人を、20人、30人と増やしていけばいいのです。

 

そして、その次の商品を買ってくれる人の割合を増やす。

さらに高額の商品を買ってくれる人の割合を増やす。

 

こうなると、あなたの売上は、加速して伸びていくことになります。

 

このように、いくつかの重要ポイントを見直し、改善していくことがビジネスそのものです。