6月2日(木)

今日は手術日です。

手術の開始予定は15時。

家族は2時間くらい前に来てくださいとのことでした。


手術に備えて、浴衣を2枚(手術中と術後の分です)とT字帯、タオル・胸帯をまとめて看護師さんに渡します(そのほかに水飲みやストロー、バスタオルなど、準備をしたものがかなりありました)。

母は朝から浣腸をしておなかの中をきれいにしたようです。

14時頃に注射(予備の麻酔でしょうか?)をした後、14時半頃に執刀医が迎えに来てくれて、手術室に入っていきました。

入れ歯をはずされてしまったため、口元を隠してストレッチャーに乗っていったのですが、叔母さんたちは「泣いていた」と勘違いをしていたようです(^.^)


手術室の前には待っている場所がないということで、家族親戚一同は病棟の談話室で待たされます。

父親は妹弟を連れて1時間ほど病院内の喫茶店で過ごしてきました。

私は本を読んで待っていました。



手術は約2時間で終了しました。

部長先生が「無事終了」との報告をしてくださいました。

特に問題もなく終わり、わきの下リンパ節がかなり腫れていたので、一番奥まで除去(隔清というようです)したとのことでした。

手術後30分ほどして母は病室に戻ってきましたが、麻酔が効いているのかうつらうつらしている状態でした。

声をかけると目を開けるのですが、すぐに目を閉じてしまいます。

今日は何を言ってもわからないだろうと言うことで、顔を見ただけで病室を出ました。

手術をした後に2本の管が入っていて、ここからドレン(肉汁のようなもの)が出なくなると退院だそうです。


手術の経過報告ということで、ミーティング室に呼ばれ、執刀医の先生が説明をしてくださいました。

最終的な大きさは3.3cm×3.3cmだそうです。

リンパ節はかなり奥のほうまで腫れが見られたので、3番目の場所(一番深い位置)まですべて取ってしまったとのことでした。

この大きさまでがん細胞が育つのは1年や2年ではないと言うことで、毎年受けていた市のがん検診はなんだったんだろうと思ってしまいました。

昨年は受けなかったのですが、一昨年はマンモグラフと言う機械まで使って調べてもらったらしいです。

WEBで調べると集団検診には見落としがあると書かれているようなのですが、実際身内に当たってしまうと不信感が広がります。


最後に取ったおっぱいを見ますか?と聞かれました。

おじさん叔母さんもみんなで見せてもらいたい(誰も見ないといわないのには驚きました)ということになり、実物を見せてもらったのですが、なんでもない部分とがん細胞の部分の色の違いにとてもびっくりしました。

レントゲンでは白く写っているのですが、実際は黒に近い赤というのでしょうか。

健康な部分がきれいな赤なのに、どうしてこんなに変わるのでしょうか。

ちょっとカルチャーショックでした。

父はそれから2週間以上肉が食べられませんでした・・・


あとは病院に任せてということで、無事に終わって安心した親戚一同ともども自宅へ戻りました。