思い出のばななブレッド
思い出のばななブレッド 480円
たくさんの思い出がつまったばななブレッド。おさないころ、母のもとにおけいこにきていたアメリカ人の方が、手土産にてづくりのばななブレッドを持ってきてくれました。巨人、大鵬、卵焼。だっこちゃんを左の二の腕につけてフラフープの練習に余念のなかった小さかったわたし。入院するとばななを食べることができるので「ああ、だれか入院しないかなぁ」とおもわずつぶやき、母にひどくしかられたものでした。なのに、なのに、ばななブレッドですよ!お菓子にしちゃうんですよ!
もったいなくて一度に食べることができずに、毎日学校から飛んで帰って「きょうのぶん」と少しずついただきました。いまも、忘れられないあの瞬間。
時は過ぎて大人になり、結婚してアメリカにいる友人の家にちょっと寄りました。ご主人のママはばななブレッドがおとくいということでわたしのためにつくってくれていました。ふたたびアメリカ人によるばななブレッド!胸が高鳴るわたし。でも、とお~くで、かすかに「ばなな・・かな?」くらいのライトな味の、やけに粉っぽくやたらに粉糖がふりかかったもので、友人の立場も考えず、残しました。このわたしが食べ物を残すというのは、めったにないこと。
いろいろなお店でばななブレッドを買うわたし。そのたびにがっくりうなだれるわたし。で、つくりました。これはある大使館から大量に配送注文をいただくこともある、リッチなばななブレッドです。
ひとつのばななブレッドにばなな1本がはいります。写真のように生のばななをたくさんつかいます。とおくでかすかにばななかな?どころではなくばななブレッドをご存知ないかたも「ばなながはいっている」とすぐにわかるほど。この商品がはじまると秋を感じます。生をたくさん使うので夏はお休みしています。