ディスコッテック

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私の夫は。ディスコとは言わず、ディスコテックという。

ディスコテックとは、すなわちクラブのことである。

何度「もうディスコテックなんてないのよ。今はクラブって言うねんよ」って指摘しているのに、頑なにディスコテックという。

なんやろね、こだわり?ちゅー

 

我々が、彼氏彼女活動を始めた1回目の出先が、その ディスコテック クラブでした。

夫と最後に行ったのは、娘が生まれる前ですから・・・もう本当に長い間ご無沙汰でした。というより、40過ぎて、クラブに行くなんて、日本であり得ます???

大体、老年期に片足突っ込んでいる状態やから、「早寝早起き」習慣が身に付きはじめている我々40代。夜10時過ぎたら、目が半目になるでしょ。

その上、そんなうるさい音楽が鳴っている場所なんて行ったら、耳がカサカサ言い始めて、「あかん!難聴になる。難聴になる」と難聴に怯える我々40代。

おまけにライトが明るくない暗闇のクラブなんて行ったら、ただでなくても乱視が入って、まともに人の顔もわからへん40代やから(夫は只今絶賛老眼でーす!)、階段踏み外しそうになるし。階段から転落して、骨なんて折ったら、もう大変です。寝たきりになる可能性だってある40代。

そう、私たち、精神的にはまだまだヤングでも、身体的にはヤングではないのです。

様々な考慮して、クラブなんて所から、だんだん足が遠ざかる我々日本人。

いいんです、踊り狂ったのは、20代の若かりし頃の思い出にしておけば!

それやのに。

我が家の夫は、「ディスコテックに行って、Crazyになりたい」とおっしゃるのです。

Crazyになりたいって、どういうこと? 

思わず、Crazyの意味を調べてしまいました。

”気が狂った。狂気の。狂気じみた” ですって。

 

つまり夫は、日本語で言いますと、「ディスコテックに行って、気が狂いたい」ということになります。

もう十分、普段から狂気じみていると思いますが(特に顎の部分が。ぷぷぷ)、まぁ毎日狂気じみた会社で、気が狂った感じでお仕事をしてくれてることに感謝して、クラブで気が狂いたい夫の願いを聞き入れて、私も狂気じみたクラブにお伴したわけです。(←しつこい?)

 

そこはまさに!狂気じみた世界でした〜〜〜酔っ払い

まだ冬物のコートを羽織り、黒いパンタロンの下に、さらにタイツをはいている40代の私の横で、裸足に10cmヒールをはき、肌をこれでもか!と露出しまくるお姉ちゃん達が、一人につき2畳程のスペースを要する程の天晴れなダンスを踊られる世界。

小さな、地味な、目立たないおばちゃんは、彼女達の視界に入ることもなく、だんだん隅に追いやられる悲しき40代。

 

しかし。

私の夫、同じく40代の親父は違ったぜ!

40代の親父は、明らかにその夜のディスコテックで、最年長であり、ディスコテックにも関わらず、ブレザーを羽織るという、超ウケる装い。「俺、浮いてないかい?」と一応気にしては見るものの、遠慮なく、中年臭を撒き散らす40代の親父。

そんな親父は、踊り方だって、ナウい!

「あんた。。。。まさか竹の子族だったのかい?」と確認したくなる、見事な「路上に捨てたタバコを、靴でググッと踏みつけ、火を消す」ダンス。

私をお尻でジワジワ端に追いやってくれたお姉ちゃん達に負けず、中年親父は、間違いなく一人で3畳ほどスペースを独占しておいでだった。

 

あまりのナウさに、会ったことも、喋ったこともない、見知らぬ若いお兄ちゃん達が、この中年親父にハイタッチをする始末。

親父はそれだけで喜んでいた。

 

その夜は、夫の願い通り、気が狂った一夜となりました。

 

さて。次のデートは何をする?と夫と相談しているのですが、夫は一言。

CRAZY NIGHTをしたい・・・。

 

気が狂った一夜ってこと?

狂気の一夜ってこと?

それとも

狂気じみた一夜ってこと?

 

 

 

 

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