わき腹が痛い妊婦さん パート2
前回の治療から18日後、今度は「右の肋骨が痛い」ということで来院されました。
左のわき腹は前回の治療後、翌日からどんどん良くなって今は問題ないとのこと。
右の肋骨ですが、2日前から気になるようになったそうです。
原因は特に思い当たることは無いとのこと。
安静にしていると痛みはない。
横向きで寝ると痛い。
左右どちら向きでも右肋骨が痛い。
触ると痛い。
椅子に座った姿勢で上体を左右に捻ると、右回旋で痛みが出る。
前回の左わき腹の痛みは、肋骨下部から腰骨にかけての引きつれだったのですが、今回の場所はもっと上で、右乳房の外側やや下方の肋骨の部分です。
原因不明ということで、「たぶん筋肉のバランスの問題だろう」と見当を付ける。
体のバランスを取るように手技を施す。
結果、上体を右に捻った時の痛みは少し減る。
触ると痛いのは、変わらず。
ピンポイントで痛いのではなく、少し広範囲の部分に痛み。
深呼吸をしてもそれほど響かない。
骨折ではなさそうだ。
たぶん肉離れでしょう。
Tさん、そう言えばと思い出す。
2日前にプールに行って、平泳ぎしている時に右肋骨辺りが「ピキッ」ときたそうです。
私「それで傷めたんでしょう」
シップを貼って安静にということで終了。
今回傷めたのは、右の外腹斜筋だと思われます。
前回は、左の内腹斜筋。
右外腹斜筋と左内腹斜筋は対角線上に位置しており、協同で働く筋肉です。
寝返りを打つ動きが代表的です。
ということは、、、。
左内腹斜筋が硬いということは、同時に右外腹斜筋も硬くなるということです。
だからね、、、。言ったんですけどね、「歪みを整えるのに最低あと2回は必要ですよ」と。
初回の1回だけでは、身体の歪みを把握するので精一杯で細かいところまで見る余裕がなかったですね。
症状が軽かったので、「2,3日様子を見て、痛みが変わらないか悪化するようでしたら連絡ください」と言って帰しました。
Tさんは「臨月までにもう1回来たいです」と言っていました。