「講義中は、水を飲んではいけません。」 | 「淡路島のはいちゃんにっき」

「講義中は、水を飲んではいけません。」

もう4年目のお声がけ頂いているある組織で「キャリア研修」をして来ました。

社会人8年目のみなさんで、とても優秀な方々でした。
僕が元気になりました。


実はこの研修は前年まで

「受講生は、講義中に飲み物を飲んではいけない」

という超意味不明で、不可解なルールがありました。

(ほかの組織でもたまにあります)

その理由が

「施設を汚す可能性があるから。」




人間と建物とどっちが大事やねん。

しかし、自分自身も組織の一員としてやっていた時のことを思い出すと、そのように決まっているルールを守らざるをえない、というご担当者のお気持ち立場も分かるつもりです。


それで僕は、はじめてお伺いした時からずーーーと運営ご担当者に

「受講生が水を飲めるようにして下さい。」

と言い続けてきました。

講義中も

「講義中には水が飲めないなんて、おかしいと思いませんか?」

と受講生にも問いかけてきました。


運営ご担当者にしてみれば、「受講中には言ってほしくなかった」ということらしいですが、

こういった素朴な疑問を、「決められているから」という理由で考えるのを止めるのではなくて、本当にそれは適切なことか、自然なことかを考えて欲しいし、おかしいと思ったことはちゃんと発言をしていってほしい、一度でだめでも言い続けてほしい、それが組織やその先にあるお客様のためになる、と強く信じています。

ほんとにこれでいいの?と声を上げる勇気が増えていけば日本はもっとよくなる。


4年経って、今年から水を飲めるようにしてくださいました。
働きかけてくださった方、許してくださった方に感謝感謝です。
ありがとうございます。

「やっと、人間扱いになった」


この件で、一番ありえない話が


「講師の方でもたまに、自分の講義中には水を飲むのは止めてほしいという方がいるんです。」



そんなことでもせんと、自分の話聞いてもらわれへんのやったら、講師の仕事なんて止めてしまえ!


失礼しました・・・。


淡路島で発達支援コーチング、はいちゃんでした。

「淡路島のはいちゃんにっき」-いざなぎ