ボディリセット直。
から、おはようございます
人には感覚機能として五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)があります。
しかし、そこには、痛みの感覚が含まれていませんよね?
実はこの五感の中の触覚は、生理学的には体性感覚と呼ばれ、ほかに痛覚や温度覚、圧覚などがあります。
「感じる」とはどういうことなのでしょうか?
「センサー」が受けとった刺激が、「神経」を通って「脳」に伝わってはじめて感じるのです。
例えば、耳(センサー)から入った音(刺激)は蝸牛神経を通って、脳に伝わって聴こえています。皆さんは「耳で聴いている」と思うかもしれませんが、実は「脳で聴いている」んですね。
耳は音を受け取るだけのセンサーの役割なんですね。
だから鼻にイヤホンを突っ込んでも音は聞こえませんし、耳をライトで照らしても明るさを感じません。
センサーは「適切な刺激」でないと反応しないのです。実は、これはとても大事なことなのです
「痛み」を感じる仕組みも同じです。
皮膚や筋肉、筋膜など身体のあちこちにある「痛みセンサー」が痛み刺激を受けると、その刺激は電気信号化され電線である「神経」を通って「脳」へ伝えられ、脳が痛みを感じます。
痛み刺激ではない「さする」「撫でる」「ゆする」などの刺激では、痛みは生じません。
ヘルニアで神経が圧迫されて痛みが出ていると言われますが、痛みのセンサーがあるのは神経の末端の部分です。
途中の幹の部分が圧迫されたとしても痛みが出ることはありません
すなわち、痛みセンサーがない部分に痛み刺激ではない圧迫が加わったとしても痛みを感じることはないということです
もし、本当に神経が圧迫されていれば電導障害が起こります。出てくる症状は運動麻痺と感覚障害です
神経は電線です。電線が断線しかけている状態を想像してみてください。
電気は流れにくくなるのです。感覚は感じにくくなるのです。
たとえ感覚センサーが刺激を受けたとしても、そこで発生した電気は「脳」に届きにくくなるため感じにくくなります。痛みも感じにくくなるのです。
これが神経が圧迫された時の感覚障害です。
また、脳が痛みを認識しない状態になっているときは痛みを感じません。
例えば、人前でこけた時に「恥ずかしい」という気持ちが強いと、その場ではあまり痛みを感じませんが、その場から離れると急に痛みを感じたという経験はありませんか。
「適切なセンサー」から「適切な刺激」が送られている状態でも「脳」が認識しなければ痛みを感じないのです
次回タイトル:
痛みのメカニズム2 「速い痛み」と「遅い痛み」!
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