キャンペーンが始まりました
キャンペーンといっても、この場合お得なものではありません。
昨日10月1日から、全国の労働局で「請負・派遣適正化キャンペーン」が始まったのです。
平成16年3月の改正派遣法で、製造業務の派遣が解禁になりました。
しかし、現在に至っても適正な事業運営を行っているとはいえない事業所も多く見受けられます。形式的には請負契約であっても実態は労働者派遣になっている、いわゆる「偽装請負」が横行しているのです。
そのため平成17年度より全国の労働局で「請負・派遣適正化キャンペーン」を実施してきましたが、今年も10月及び11月をキャンペーン期間と定め、集中的な広報による周知・啓発を行ったり、各地区の労働局共催による
セミナーを実施したりして、法制度の理解を深めることとしています。
※注) 名古屋・静岡・岐阜・三重の東海4労働局では、キャンペーン期間が11月から12月までと他の地区よりも長めに取っているところもあります。
毎年キャンペーン期間中は、このようなことが行われますが、一番の目玉??は、指導監督の強化です。
具体的には、①偽装請負・違法派遣の解消に向けた個別指導監督の実施、②製造業を中心とした労働基準監督署との共同監督の実施、③各地区労働局の共同による指導監督の実施の3点です。
個別指導の際には、偽装請負だけでなく、契約書や派遣元管理台帳の確認も行われます。行政指導を受けなように、今のうちに書類をチェックしておかれてはいかがでしょうか?