歌手でタレントの高橋ジョージが14日、都内で演出家・テリー伊藤の映画初監督作品『10億円稼ぐ』(11月20日公開)の公開記念「夢の印税生活」キャンペーンとして実施されたセミナーで、印税の“カラクリ”を学生に伝授した。大ヒット曲「ロード」で、手元に16億円もの大金が転がり込んだ頃を懐かしく振り返った高橋は「いまだに年間1200万円が黙っていても(印税として)入る」と明かし、参加者はこれに驚愕。映画のテーマでもある“印税ビジネス”の一環で、テリーが手がけるキャラクター・ナニティのライセンス商品を前に「今の日本で、キャラクタービジネスを行うのはチャンス」と熱弁をふるった。

【写真】キャラクター・ナニティをPRするテリー伊藤

 夢の一攫千金を狙うテリーを前に、成功者としてゲスト出演した高橋は「逆境をチャンスにしないとダメ。今、アジアは(市場として)伸びてきたけど、そういう環境で戦うことが大切」と力説。近年は歌手よりもバラエティ番組などタレント活動が目立つが、基本的には「(出演料でお金を稼ぐ)必要ない。テレビも遊びで出てましたもん。まぁ『サンデージャポン』(TBS系)は、降板させられましたけどね…」と、本音を漏らす一幕も。それでも、最後には「絶対成功する!というイメージを作り、それが根性になる。元気でやるには本気になることですね」と、真剣な眼差しでアドバイスを送った。

 また、同じく学生に対して「皆さんの“知恵”で稼いでください!」とエールを送ったテリーは、軍資金300万円で10億円稼ぐことを目標に設定した映画について「自分で作り上げていくことをドキュメンタリー手法で撮るのは得意」とキッパリ。一方、同時並行で展開するキャラクタービジネスについては、若干不安を抱くなかで高橋からアドバイスをもらうと「成功したら、次回作につぎ込む。『シベリア超特急』には負けませんよ! 将来? 僕は、財務大臣になりますよ!」と息巻いていた。
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