2012シリーズ #32 『WHAT IT TAKES』 | すかいうぉーかー

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CRAZY=SPELL−BOUND
















































































全員「アッハッハッハッハッハッハ」










散々探して、結局ドナドナされて来た所を見つけ



全員で指差して笑ってやった(笑)





ウッちゃんも、申し訳なさそうな顔から
俺らの気持ちが分かったらしく

顔をクシャクシャにして笑う





たった1つだ







"ライダーが 無事ならヨシ"












R1は、右半分が綺麗にフッ飛んでいた

アッパーカウルは、ステーごともぎ取れたのが 左側カウルでかろうじてぶら下がり

ラムエアダクトは、元から無かったかのようだ




車検場前でライダーごと降ろされた姿は、とてもじゃないが レースなんてやってイイとは思えない


オフィシャルのスタッフ達の前に停められ
一応の検査を受けている横で

ウッちゃんが済まなそうに頭を下げる



「ゴメンよ汗








俺は、黙ってウッちゃんをハグした


「最高だったぜ」









散々っぱらコケて

順位だって下から数えた方が速い



みんなが手伝いに来た

金だって、総額だったら結構な



そのレースで、何よりも"走り"を求めたんだ










「何しに来たのか」








俺は、ウッちゃんがサーキットを走っているのを見た事が無かった

峠でだって、2回だけだ





それなのに
もう、付き合いは10年近い






6耐という物を、どう捉え

どう走っているのか






ウッちゃんが
こういうバイク乗りだった事が、何よりも嬉しかった




だからもう充分なんだ


皆で笑って帰ろう



























検査員「じゃあ、カウルはちゃんと換えてね」

























は?





















走ってイイの?




まだ、コレで?










予備のカウルはあるけど・・・













































行くぞーっっ!!!!








(続

















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