驚いて
喜んでいるようだった
「すんげぇ速いから、目ぇ三角にして逃げましたよ(笑)」
旨そうに煙草を吸い込む
いつも、簡単にミラーから消していたのに
消えない
そんな感じなのだろうか
居るところには居るのに
案外会えない
そんなもんなのだ
出るのが五分ズレただけで
もう、かち合う事は無い
誰でも彼でも出来る訳じゃないからこそ価値があり
こうやって絡むことも
ある意味では1つの奇跡なのだ
だから、俺たちは
降りた後 笑顔になり、子供のようにはしゃぐ
程なく、DRZが通り過ぎ
次いで、Sが来た
「悪いな、先行っちゃって。行こうか」
S「イイんですか?」
「ああ」
もうちょっと話してみたかったが、挨拶して出た
もう、クールダウンだ
それに
大体の会話は
もう済んでいるのだから
(了
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