旭化成建材の施行した基礎杭は<<DYNAWING工法>>とのこと。
先日紹介した<<ATTコラム>>の「羽根付き鋼管」を、「羽根付きコンクリート杭」に置き換えたようなものと考えれば良いと思う。
引き上げ時に拡大切削することと、セメントミルクが底部の「根固め」だけであるところが違うが。
ATTコラムの羽根付鋼管は継ぎ足しができるが、ニュースでは、DYNAWINGの羽根付コンクリート杭は継ぎ足しが出来ず、それが一因のような事をいっている。
しかしそのようなことは無いと思うが・・・・・
多分継ぎ足しは可能だろうと推測する。
しかしそんなことよりも問題は支持層に達する前に掘削を止めてしまったこと。
支持層に達したことは次のように確認するという。
実際どのように作業しているのか映像をさがしたが、DYNAWINGの動画は見つからなかった。
そこで地盤改良工法のGIコラム工法がATTコラムのコラム作り(羽根付鋼管を回転埋設する手前まで】と似ており、参考になると思うので紹介します。
3分40秒あたりから品質管理が紹介されているが、施工管理装置が装備されており、操縦室内とさらに外部にもモニターのディスプレイがついている。
オペレーターも外部からも回転トルク(DYNAWINGでは電流値)の変化を見れる。
さらにプリンターとUSBのアウトプットもあり、施工データをプリントするだけでなくパソコンで報告書としてアウトプットする事も出来る。
旭化成建材の機器もそんなに装備は劣ると思えない。
プリンターのスイッチを入れ忘れたの、記録用紙が雨に濡れたのという口実は通用しないと思う。
問題の現場管理人は子会社から出向の契約社員だったという。
親会社には、ましてや元受に対してはさらにものを言い難い立場。
いざとなったら一身に責任を負わされてお終いだろうか?
しかしここにはご紹介できないが,Youtubeには、これはまずいという基礎杭工事の動画が多数ある。
興味のある方は探してみてください。