昨日は、終業後にフリヨンを卒業した4名の方の送別会がありました。
中広時代に一緒に働いてくれた仲間から八丁堀に移転したから3年近く一緒に働いてくれた仲間たちとのそれぞれの別れがありました。
2011年の8月にお店をオープンしてから、本当にいろいろなスタッフとの出会いと別れがあり、その繰り返しなんだなぁと思います。
送別会はご近所の台湾料理「本州一」さんにお料理をお願いいたしました。
お値段もリーズナブルで、ボリュームもいっぱいあって、かなりお得です!
お腹いっぱいに食べて、飲んで、本当に楽しい会でした。
途中、フリヨンOBの職人さんから電話も入り、懐かしい仲間との会話も盛り上がりました。
思い返してみれば、八丁堀に移転したのは、本当に勢いで。
その前にパン屋をオープンした事がもっと勢いで。
勢いだけでやって来たなぁと思います。(振り帰ってみれば無謀だった事が多々あります)
しかし、何とかなるのが人生。生きていて元気な体と心があれば何とかなる!
食事の合間に少し、今日まで一緒に働いてくれた仲間と今いるスタッフにお話をしました。
「継続は力なり」という事を。
私が若かりし頃は、本当に忍耐力が無くて、何をしても続かないし、すぐに諦めるし、「自分にはこれは向いていない」と勝手に判断して、辞めてしまう事が多かったのです。
結果、今になってその人生のとばっちりが起きているだけで、本当に苦労の連続ですが、その苦労があるからこそ、成長出来るのです。
お店を去る職人さん達も同じこと(日々、淡々とパンを焼き続ける)という事をやって来て、時に体調が悪かったりする事があっても続けてきた人達ばかりなのです。
フリヨンを卒業する職人さんも、ここに来た当初は一番年下で、何をするにも判断を上司に求めていた子が、自分で判断をし動くようになりました。
そして、精神的にもろい部分もかなり改善されたと言っていました。
人の成長を見る事。それは、パンの発酵を見る様に、ゆっくりで時間がかかるけど、成長した時の醍醐味を感じる事こそが喜びなのです。
私にとって、パンは一つのツールであり、本当にやりたい事は素晴らしい人材を育てる事なので、引き続きお店を通して、人と向き合い、パンも作って行こうと思います。
今まで、お店の為に一生懸命働いてくれたありがとう!