横浜市実戦空手道場 KENSEIKAN   館長BLOG






















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拳成館空手とは・・・






















あくまで、“強く成る為の空手”の本分を貫きつつ、健常者のみならず、障がい者も子供から壮年まで






















老若男女問わず誰でも出来る空手の普及を志し今日まで参りました。殺伐とした時代に、白い道着に





























身を包み無心になって汗をかく、そこには実戦武道空手のみぞ持つ言い訳やごまかしの効かない「真実」






















が有ります、心技体、極めんとする道の中で本当の優しさを持てる本当に強い人間形成の一端を担えれ






















ばと考えます。さあ、明日とは言わず今日からあなたも一緒に一歩を踏み出しましょう。









































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2024年、新年明けましておめでとうございます。

11月12日(日)極真会館横浜川崎支部成田道場合同稽古会



11月12日(日)極真会館横浜川崎支部成田道場合同稽古会について

今回この様な機会を設けて頂きました成田武治師範、参加した生徒各位

又引率から長時間に渡りご協力下さいました保護者の皆様、諸先生方に

この場を借りてお礼申し上げます。

インクルーシブ教育を前提に障がいが有る子も無い子も分け隔てなく

活躍できる社会を構築していくこと目指しその布石として


『出来る事から出来る範囲で取り組んでいく!』と言う成田師範


にお力添え頂いた取り組みの第1弾として行いました。

その意味では誰だけの為では無く、初心者から選手、上級、黒帯、

指導者まで

全ての空手を志す者にとって意味のある内容になる様、限られた時間では

ありましたが全身全霊をかけて指導に臨んだつもりです。

以下このブログの視聴者の皆様も空手の修業を志す方は是非ご視聴頂ければ幸いです。



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国際福祉空手道連盟 拳成館 瀬谷本部道場、無料体験入門受付中!

世界中を震撼させた新型コロナウイルス感染症のパンデミックも

一応終息の兆しが見え?社会も日常の平穏を取り戻しつつあります。

アフターコロナ、Withコロナを念頭に置いて拳成館も横浜瀬谷駅前

商店街に換気の良い1F店舗新本部道場を開設し心機一転、皆稽古に励んでおります。

拳成館空手の指導理念、指導方針は基本的にフルコンタクト(直接打撃制)

の実戦空手を ベースにしておりますが、強制的な稽古はしません

年齢、体格、レベル(級位、段位)各個人の 体力に合わせて稽古を進めていきます。

自分を甘やかす事無く鍛錬して行くことが大切ですが、 無理をせず

自分のペースで但し反復、継続して行く事で 技を習得 する心構えをを持って下さい。

幼年部、少年部は技の 習得は勿論の事ですがむしろ礼節、気合を主に置き

空手以外の家庭、学校での生活でもいじめられない、いじめない、

本当の意味での“優しさ”を持てる心技体、均整のとれた強い子を育てる事を目指します。

あくまで“強くなる為の空手”の本分を貫きつつ、健常者のみならず、

障がい者も子供から壮年まで老若男女問わず誰でも出来る空手の普及を

志し今日まで参りました。殺伐とした時代に、白い道着に身を包み 無心

に成って汗をかく、そこには実戦武道空手のみぞ持つ言い訳やごまかしの

効かない「真実」が 有ります、心技体、極めんとする道の中で本当の 

優しさを持てる本当に 強い人間形成の一端を担えればと考えます。

さあ、明日とは言わず今日からあなたも一緒に一歩を踏み出しましょう。押忍

                 杉山大晟指導員(初段)



                 永村セリナ指導員(初段)



                    瀬谷本部道場











                 館長 黒澤貫太郎(六段)



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佐々井秀嶺聖人(アーリヤ・ナーガールジュナ)との再会

https://youtube.com/watch?v=EomZtNYNuqk&feature=share







6月3日(土)佐々井秀麗嶺聖人と2018 年以来、約5年振りの再開を果たしました。

前回お会いし会談する機会を頂いた直後に世界的なコロナウイルス感染症の

パンデミック!再開の機会を逃しておりましたが、今回の来日で、又

お時間を作って頂き会談の機会を設けて頂きました。

仏教発祥の地インドに於いてインド仏教徒1億五千万人の頂点に立つ世界的な

僧侶で有りながら、母国日本に於いての知名度は知らない人も多い様なので

敢えて聖人がどんな人物なのか?改めてご紹介させて頂きます。

現在88歳、1960年に(高尾山薬王院)にて出家、日蓮宗教王寺の許で仏教の修業を積み1966年インド、カルカッタに渡り

1968年よりインド中央部ナーグプルにて布教活動を開始。

現在も10億人の人口の約8割がヒンズー教徒であり、まだまだカースト制度が

根深く残り一部の特権階級が、政治を握り多くの貧困階級の人民が抑圧されている

社会に於いて仏教発祥の地で仏教を通じ平等な社会を造るた為の

布教活動に人生を捧げて来た人物である。

仏教徒代表としてインド政府公認少数者委員会の役員(インド国内では大臣クラスの要職)

として、弱い者の立場に立ち、平等で平和な社会の構築に現在も活発な

活動に奔走されておられます。

今回の来日も多忙なスケジュール、国賓クラスの要人であり面会を

許されたのは国務大臣、各宗派の高層、大手企業の役員他僅か

数名の中、ご縁を取り持って下さり貴重な機会を作って下さったのは、

一般社団法人國際武術空手協会 渡邊正樹最高師範、 渡邊最高師範は

全日本空手道松濤館の浅井哲彦先生の流れを汲み浅井先生存命中は

浅井先生と共に世界各国で空手の普及に務められて来られた空手会の重鎮

現在、渡邊最高師範とは空手会の伝統派、フルコンタクト、流派、会派、流技と言った

枠を越えて空手と言う日本の誇る素晴らしい武道、文化を後世に伝承して行く

活動を微力ながらお手伝いさせて頂いております。

貴重な体験、貴重な機会のご縁を取り持って頂いた御恩に、この場をお借りして

厚くお礼申し上げたいと思います。



今回の会談でまず最初に驚かされたことは、前回お会いした際

「素晴らしい活動をなされてますね!是非インドでも日本の文化でも有る空手を広めて下さい。」

「あなたなら出来ます、私の出来る事は何なりとお手伝い致します。」

「いつでもムンバイに起こし下さい。お待ちしています。」

とお声がけ頂きながら約束を果たせずにいた、インド本国へ

返れば前記した様、大臣クラスの要職、毎日数多くの難問嘆願者が

後を絶たないような状況過、きっと私のことなど覚えていないのでは?

と勝手に思い込んでいたが「何でインドに来ないんだね、ずっと待っているのに」

と言われ、鉄槌で頭を叩かれた様な思いでした。

前回お会いした直後からのコロナウイルス感染症の世界的パンデミックによる

出入国規制、コロナ禍国内も緊急事態宣言による切迫した道場運営・・

と言い訳をしかけたが、半世紀前の社会情勢、ヒンズー教国家である

インドに於いて政治を握る一部の支配階級にしてみれば、カースト制度は

正に自分たちに都合の良い制度で有りそれに反し平等を唱える仏教は

反体制で有り敵である、その地に他国から渡り言語もままならぬ中

弱者の先頭に立ち仏教の布教活動を行う事の試練、大変さは想像に余る

正に「不可能を可能にして来た」その眼には真実を見分ける厳しさがありました。

「来たければ来れば良い、来れない理由など何もない!」とその眼は

語っている様で私ごときの言い訳を寄せ付けない迫力と優しさに

翻弄され言葉を失いました。

今回の会談では、

①第一回佐々井秀嶺カップ大会の開催

②インド、ムンバイにて空手技術講習会の開催

③仏教道、空手道と言う求道を通じ貧困や差別を無くす為の活動をSNSにより世界に発信する動画制作のご協力。

④現在インド国内で会員数1万人を超えた松濤館渡邊流の整理、統合

とお弟子さんである秘書の方も含め実務的な内容が主な議題ではありましたが、

佐々井聖人が最後にお話しされた事は、他国の地で生活しているからこそ

愛国心が強く、又この日本と言う小さな島を客観的に見ることが出来る。

私はこの国の未来を危惧し憂いていると仰られておりました。

私は政治家では有りませんがと断ったうえで、このままではこの国は

破滅の道をたどることになると、無関心で有る事に気付かずにいることに

気付かずにいてくれることが政治を動かす者たちには都合が良いのだと

言う事に、気付き声を上が、行動を起こして欲しいと・・

この国を愛しているからこそと仰られておりました。















『武道』とは、鞘の中の刀は常に研いておくべし!とは言うが・・・



『武』と言う字は、「戈」を「止」めると書く。

戈は武器の象徴であり、闘いを意味する、闘いを止める「道」が

『武道』の成り立ちで有り思想、文化だと、私個人の私見としては

理解している。注)専門的な学者の文字の成り立ちに関しては諸説あるようですが。

命のせめぎ合いの勝負の世界で負けは死を意味する、そんな真剣勝負に

身を投じ常に戦う以上は勝つ為に戦う・・しかし戦わずに済むのであれば、

と言う思想の先に発展したのが武道と言う文化であり、常に己の刀は

いつでも抜けば斬れる様に研いておく、しかし抜かずに済むのであれば

一生抜かなくても良し!更には抜かなくとも済むよう研鑽を重ねる

生き方をするという事です。

この『武道』と言う素晴らし日本の文化、思想の精神論の境地に近付ける様

今後も精進して参りますが、

ここで声を大にして更に付加えなくてはならないことは、精神論だけが先行し

汗をかかなく成ればまたそれは武道家として死を意味する。

鞘の中に入れっぱなしで抜かない刀は錆び付く!

これも私見では有りますが、実戦空手を提唱する以上、拳成館の空手は

そう言う空手です。






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2023.5.1還暦を迎え思うこと・・・




私事に成りますが、お陰様で、先日5月1日で60歳、還暦を迎えることが出来ました。

このブログも書き出して今年で14年目ブログのタイトルは拳成館館長ブログと

なっておりますが、当初はプライベート色を強く書きつずるつもりで

始めましたが、ここ数年は道場の活動報告ツールと言った色合いが

強くプライベートな事、空手以外の話題については、あまり書いて

おりませんでしたが、今日は還暦と言う人生の一つ節目を迎えて

一人の人間として人生観についてちょと書いてみようと思います。

・・・正直な気持ちを書くと「還暦」と言われてもピンとこない、

とは言っても、取り巻く環境、自身の肉体、色んなことが大きく変化

してきていることも現実である。

この言も何度か書いて来ましたが、ポジティブ、ネガティブと言えば

人一倍ポジティブに生きて来ました。「停滞は後退!」と常に前へ前へと・・

自身の年齢には「もう」では無く「まだ」と付けて、しかし時間は有限である

60歳になれば残りの人生、後何年?と考えるのはある意味必然!

人生を精査する年齢でもあります。

大病を患い余命宣告を受けた際には「生」「死」についても随分

考えました。

若いころ子供達が幼い頃、未成年の頃は、自身の死に対する恐怖は

勿論、自身が消滅してこの世から居なくなる事、そこで自身の人生が

終わる事への恐怖が全く無かったと言ったら嘘に成りますが、おそらく

そのこと自体より、残して行く者への不安や責任、そういったことへの

心残りが、死に対する恐怖全体の恐らく9割を占めていたと思います。

子供たちが成人し家庭を持ちそれぞれが自分の人生を歩みだし、もう

私の生き死にが彼らの人生に大きな影響を与える訳では無いと思える

年齢になってからは、その恐怖の大半が取り除かれた訳ですから、

少なくとも、死ぬに死ねないと言う気持ちはかなり和らぎました。

死に対する恐怖が一切無くなった訳では有りませんが、乳飲み子抱えて

子育て真っ最中の時代から考えれば心に余裕がが出来たとでも言うのが

適切か、死と言うものを最近は自然の摂理と言うか、生きることも

自然の摂理なら死ぬことも又自然の摂理、仮に余命宣告されても、

それは特別なことでは無く「人間誰しもいずれは死ぬ」と言うことであり

死に対するリスクは誰しもが逃れることのできないものであり、

己だけが特別な訳では無いと、今現在世界中に生きる何十億と

言う人類が後たった100年経ったら今日生まれた赤ん坊も含め誰一人

もうこの世には居ないのが現実なのだと・・・

ネガティブな事をいっているのではなく、現実を直視し自然の摂理を

受け入れると言う考え方です。その上で与えられた命、残りの人生を

どう生きるべきか?と言う考え方がむしろポジティブな思考なのではないでしょうか。


生徒達からの還暦誕生日祝い…ありがとう





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回転移動(裏)

 

裏の動きは、太極や平安の古典的な型の動作をベースにして回転の動きを 取り入れた言わば極真空手の

 

オリジナルの稽古体系と言える。 この稽古により軸やバランス、重心移動と言った基本的な身体の

 

使い方を養い、後ろ廻し蹴りや回転鉄槌と言った回転技に繋げて行く。

 

 

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(3) 実戦空手、拳成館 館長黒澤 貫太郎チャンネル - YouTube

 

 

 

 

 

 

 

点を中心として円を描く組手、一撃必殺!拳成館空手の集大成

永村セリナ(初段)国際空手道連盟 極真会館主催国際大会、

一般女子軽量級決勝戦、中段後ろ廻し蹴り一本勝ち!

相手を点に置き円を描く組手、膝を抱え込み刺すように繰り出す

前蹴り!内股から奥内、上段膝蹴りと上下、左右に打ち分け散らした攻撃

手打ちでは無く軸を作り肩の回転でしっかり突き込んだ突き!

そしてフックを掛け、低足では無く踵の部位をしっかり命中させる

決め技の中段後ろ廻し蹴り、身内びいきする訳では無いが、国際大会

決勝戦延長二回の大舞台でこれをやってのける、技術は勿論のことだが

それを裏付ける、一般男子相手に取り組んできた日々の稽古、

勝利を導いた絶対に下がらないあきらめないと言う決意に、

最大級の賛美として私はこの組手を拳成館空手の集大成と称えている。

                入門間もない頃の永村セリナ



現在は大学を卒業し立派な社会人と成り拳成館本部指導員として活躍している





※ノーカット版は拳成館YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/bosskurosawa3851















尊敬する柚井知志師範へのオマージュ『征遠鎮』




実戦空手に於ける型とは?その意義については、何度となく、この

ブログでも書いて来ましたが、私自身も五十年空手を続け還暦を迎えて

改めて発見や気付くことも多い。

型について語る前に、型を構成する技や構え、立ちと言った事を考えた時

私も一つの流派を構え館長と呼ばれる立場に現在はあるので、例えば

握り方はどれが正しいのですか?引手は脇に引くのと腰に引くのとどちらが

正しいのですか?とか前屈立ちの移動の際、練り足で出るのと真っすぐ

一直線に出るのとどちらが良いのですか?と質問されることも多い。

勿論普遍的なこともありますが、各流派、諸先生方の考え方により

答えは様々あるのも事実だと思います。

これは私の個人的見解ですが、答えは自身の中に有る!

という事であり、何千回、何万回と反復して稽古しそれを実戦で使って行けば

何が正解なのか?その答えは自分の身体が自ずと教えてくれると思います。

私は空手を五十年近く続けて来たとは言っても現在は(フルコンタクト空手)

と言われる所謂、直接打撃制の実戦空手(極真空手)を学んできました。

ですから世間で言う伝統派と呼ばれる空手の事は良く解らないのが

正直なところです。若いころと違い、どちらが良いとか悪いとか

どちらが優れているとかどちらが強いとかそう言う考えは持っていませんし

その考えは空手と言うカテゴリーに留まらず、キックでもボクシングでも

柔道でも総合でも極めた者が強いと言うのが私の見解で有り、それぞれに

学ぶことは多い。

空手の型などやって本当に強くなるの?等の質問も良く受けるが、

これも私の個人的見解であり、私は良く空手の嘘、本当と言う言葉を

使わせて頂きますが、型など全くやったことも無く、知らなくとも

強い人間はいくらでも存在する。例えば元K1チャンピオンの魔裟斗氏も

ボクシング界のスーパースター井上尚弥チャンピオンもおそらく

空手の型など知らないだろうし稽古もしないであろう(※これはあくまで推測ですが)

しかし強いのは厳然たる事実であり、そんじょそこらの空手の黒帯が

太刀打ちできる相手では無い。

型などやらなくても強く成れるという事である。

ここまでで言うと何か空手そのものを否定している様に型の必要性を

軽視している様に聞こえるかも知れませんが、決してそうでは無い。

当然私は空手最強論者であり『実戦』と言う定義も色々あると思いますが、

勿論リングの上で競技として戦う試合も実戦では有りますが、

空手は本来、武道、武術であり徒手空拳の格闘技です。

ここで言う実戦とは戦場での殺し合いや町場での喧嘩、暴漢に襲われる

と言った命のせめぎ合いを意味しその場合、競技とは異なり相手は一人

とは限らない、当然、複数に囲まれ前後左右に相手がいる場合もある

相手は素手とは限らない、鉄パイプや刃物を持っている場合もある

空手は本来、こういった状況下においてどうやって相手を倒すか

という事を前提に武術体系を作り上げており、空手と言うと一般的に

突き蹴りの格闘技と判断されがちだが、本当の空手は受けるから掛ける

掛けるから崩す、崩すから極めると最も選択枠の多い格闘技と言っても過言では無い。

空手の型は現代の言葉で言えば(シュミレーション)ともいえる

稽古体系の一つでもある。基本で学んだ一つ一つの技を、今度は

より実戦的に相手を前後あるいは左右に想定し相手のこういった

攻撃をこう受けてこう反撃すると言った稽古である。

その中で、これも空手をやられて来られた方なら良く聞くことかも知れませんが、

息の調整、力の強弱、技の緩急、意識の転換などを学び鍛錬する

稽古体系でもあります。

基本稽古にも同じことが言えますが、空手は書道に酷似した部分が多いと

私は思いますが、基本は書道で言う楷書で有り実戦は草書に例える事が出来るでしょう。

楷書なくしていきなり草書は書けない!されど実践では草書が必要有るべくして出来た

楷書から入り楷書から抜け草書に至り又楷書に帰る、空手も基本から

入り基本から抜け又基本に戻るこれが重要だと思います。

勿論マシーンを使いトレーニングすることもバーベを担いでスクワットを

し下半身を強化することも出来ますが、我々は空手家であり、騎馬立ちを

練って練って練ることで下半身を鍛えるかとが常道だと私は思います。

前置きが長くなりましたが、以上を前提として型を考えた時、本来

型が上手とか綺麗と言う基準で評価する事自体がナンセンスでは有りますが、

現存する空手家の中で私が最もリスペクトする型をうつ事が出来る師範は

国際空手道連盟 極真会館(仁心道場)の柚井知志師範だと思います。

稽古をやり込み実戦に通ずる理に叶った動き、技の一つ一つを熟知し

実戦的機能美とも言うべき優美さ、そして伝統を重視し厳格に

保守本流の極真空手を後世に伝えようとする姿勢・・それら全てが

兼ね備わった数少ない先生であると思います。


                  柚井知志師範と・・・









                  『極真空手バイブル』

以下の動画は、極真空手の創始者大山倍達総裁が存命中に制作されたものですが、

三十年以上昔に作られたものです。

今の若い人達には理解しずらいと思いますが、当時はまだDVDも無い時代

勿論インターネットはおろか、携帯すらない時代ですから当然SNSも無い

動画で空手の技術教本を作ること自体がかなり画期的なことであった時代です。

数多い極真の高弟の中で大山総裁が柚井師範を演武者に抜擢したこと自体が

全てを物語っていると言えるでしょう。

以前柚井師範とお話しさせて頂いた際に、この動画の撮影時の現場の

裏話もお聞かせいただいたことが有りますが、現場での撮影にはかなり無理があり

私などは正に教本にさせて頂く素晴らしい型や基本でありますが、

ご本人は今見るとかなり納得のいかないところも多いとのお話でした。

この中で唯一柚井師範が行っていない型が『征遠鎮』です。

その理由については最近柚井師範ご本人がブログにつずっておりますので以下是非、

ご覧ください。




                 柚井師範ブログから・・・

https://ameblo.jp/satoshi-yui1/entry-12797288845.htmlhttps://ameblo.jp/satoshi-yui1/entry-12797288845.html

私自身は『征遠鎮』の型を伝説の空手家、国際空手道連盟 極真会館第四回

全日本ャンチャンピオン、初代百人組手完遂者、三浦美幸師範から直接ご指導頂きました。

その時数多くの事を学びましたが、特に征遠鎮には左右の猿臂を打ち込む

挙動が有りますが、この時の猿臂は基本で言う所謂、猿臂左右打ちでは無く、

顔の正面で十字に構え引手が前面、猿臂を正面に打ち込む腕を手前に縦に構え

引手は唯の引手では無く背面にいる相手への猿臂の突き込みを兼ね

正面に打ち込む猿臂は横から降るのでは無く、下から相手の顎を打ち上げて

いるのだと習いました。

ですから現在でも私は拳成館の生徒にはそのままの形で指導しています。

以下のサイトは各流派の『征遠鎮』を紹介したものですが、武術、技術の伝承が如何に

難しいことかを象徴していると思います。

発祥は同じ一つの型が長い年月をかけて親から子、子から孫と伝えられて行く中で

ここまで変化してしまう、どこの流派の型が良いとか悪いとかの話では無く、

武術の伝承と言うことを担う者の一人としてその責任の重さを痛感致します。

ここに出てくる私の征遠鎮は十年以上前に撮影したものですが、今見ると

拙く、ましてや柚井師範の型等と並べて投稿することは赤面の思いですが、

改めて初心に帰り今後も精進して参りたいと思います。

http://karatemania.net/%e7%a9%ba%e6%89%8b%e3%81%ae%e5%9e%8b%e3%80%80%e5%be%81%e9%81%a0%e9%8e%ae%ef%bc%88%e3%82%bb%e3%82%a4%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%b3%ef%bc%89/

最後に成りますが、征遠鎮の型には『弓受け』と言う受けが出て
来ますが、

この弓受け基本的には額の前で上段を掌底で受け、もう一方の手で

やはり掌底で下段を受けると言う形になりますが、それを変化応用し

額の前で構えた手は相手の突きを掛け取り、そのまま相手を引き寄せ

もう一方の手は下段を受けるのでは無く相手の脇あるいは水月に

猿臂を打ち込む様に変化することも出来る、この様に、空手の型は、

今、何をやっている挙動なのか?と言う質問も良く受けますが、

一つの意味だけでは無く、多様に変化するものでもある。

ご紹介させて頂いた柚井師範は創成期の極真会館本部の内弟子として

『若獅子寮』の寮長も務められたいわばMr.極真とも言うべき存在ですが、

極真会館入門前、少年期に松濤館の空手を習っていたことはあまり知られていない。

これも柚井師範から学んだことですが、空手の型の解釈には、稽古を

武術体系化した『表』と言う解釈と上記した様にそれを変化させた

『裏』と言う解釈が有ります。そしてもう一つ実は『影』と言う

本来の解釈があり、これは空手がまだ『唐手』と呼ばれた時代、

琉球から本土に空手を伝える際、あえて封印し隠されたものだと・・

空手と言う武術の歴史を辿ると一説には古代中国の河南省少林寺まで

遡ると言われますが、空手と言う武術が今でこそ、健全な青少年の育成に

携わる正当な武道として社会的にも認知されましたが、いつの時代も

抑圧された反体制の側から起り伝えられて来たこと、近代史においても

極真空手が創成期、喧嘩空手、邪道空手と揶揄されて来たこも含め

空手と言う武術が古の時代から辿ってきた宿命を思う時、先人に対する

敬意とこの素晴らしい武道、武術を後世に伝える役割を担う者の一人としての

責務に身の引き締まる思いです。押忍











還暦祝い、17年間育てた二人の黒帯ど突き合い!

五島寛人(弐段)杉山大晟(初段)二人とも小学校1年生で拳成館に

入門し十七年の年月が流れた・・

成人し立派な大人になった。頼もしい黒帯にも成長してくれました。

我武者羅にやってきたが気が付けば私も還暦、正に『青は藍より出でて藍より青し』

今後の彼らの更なる飛躍を期待している。
















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