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以前にも半眼について書いたような・・・。

半眼って、薄目を開けている状態ですね。

ネットでは様々なその理由が書かれています。
例えば
お釈迦様が入滅する際=涅槃の時の状態を示したもので、半眼には特に意味はない、とか
[関心空間の投稿での紹介]のように、そこから得られる効用を求めるため、とかですね。

ところが、脳波測定をしていて気づくことがあるんですよ。
以下は全くの私の所見ですから、ご承知を。

通常の脳波測定は額より上部の頭の部分へセンサーを取り付けますが、簡易的には「額」にセンサーを取り付けます。
端的な特徴が測定できればいいんですからね。

ところが「額」にセンサーをつけると、眼球運動=目の動きによる雑信号を拾ってしまうようです。
目の動きによる雑信号が出ていると、脳波にばらつきがでたり、測定できにくい状態になってしまいます、私の測定機では。
頭頂部付近へ取り付ければ、ほぼ目の動きの影響は少なくなるのですが、それでも測定への影響はあります。

ですから、目が動くと脳波にも影響が出てくる!ということが感覚的にわかってきました。

だから、額にセンサーをつける時は目を閉じてもらって測定します。

でもね、目を閉じていても意外と皆さん眼球を動かしているんですよ!
寝ていても、よ~く観察すると、夢をみているような時?はまぶたの裏側で目が動いている様子がうかがえますよね。

催眠誘導によって深い催眠状態に入っている時も、やはりまぶたの裏側で目が動いています。
もっとも、深いところまで入っていく過程ではあまり目立たないのですが・・・。

はい、催眠状態で深いところまで入る過程・・・身体を緩めたり緊張したりを繰り返してリラックスと集中を進める時は、脳波はアルファ波が中心になっていきます。
そして、変性意識状態になると、脳波は普段の測定と替わらないようなパターンになっていきます。

このようにみてくると
眼球の動きと脳波の落ち着きは比例するのでは!?と思うのです。

悟りの境地・・・深い瞑想状態でいるためには、脳波は安定すべきと思うんです。

はい、目を閉じると、暗闇の中の広い世界を見渡す事になりますよね。
目を閉じていても、遠くをみたり、近くをみたり、左右、上下を無意識のうちに見てしまいます。

ところが、半眼ではどうでしょうか?
1~2mほどの所を一点集中してみつめるのが「半眼」ですから、眼球運動は起きません。
そう、半眼によって、脳波は眼球運動の雑信号に影響されることがなくなるのです!

ねっ!
だから「半眼」なのでしょうね、悟りの境地に至るには・・・。

集中とリラックスのアルファ波が完璧に出ている時にこそ、不思議な体験をよぶ「シータ波」が出てくるのですから・・・。
まずは、基本の脳波を安定させねばならないんですね。

昔の人は コレを知っていたのかな?不思議です。


でもね、半眼って難しいですヨ。
実験済みです、私自身で。
半眼どころか1/4くらいでやっと落ち着くかな?という程度です。
慣れればもう少し目を開けることができるのでしょうが、半分まであけると、やはり気が散ってしまいます、ハイ。
ボーっと焦点を合わせずに、そんなに長くはして居れません、はい。


どうでしょうか?おもしろい見解でしょう。

これ、裏を返せば、瞑想する際に目を閉じて一点集中すればいいじゃん!ってことになりますよね。

で、次回に アルファ波を出すコツについてお話ししますね。