ウイグルから誘拐されスリをさせられる子供たち | ブー子のブログ

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損したらどうしよう、と思ったら、やめればいい。
それはやりたくないことだから。

損してもいい、と思ったら、やればいい。
それはやりたいことだから。

何回も繰り返し見ている内に気づくことがある。

それはとても残酷で人間の恐ろしい感覚なんだろうね。

漢民族や朝鮮民族はその歴史が深く刻見込まれた民族である。だから、おいそれと良識ある人間として生まれ変わる事はないのだろう。


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大人たちから暴力を振るわれるウイグル人の子供の映像について話題になっています。

子供が大勢の大人から暴力を振るわれるという姿はショックが大きいですね。


(以前の動画はyoutubeのほうで、利用規約違反ということで消されてしまいました。なので差し替えさせて頂きます。)

http://d.hatena.ne.jp/sabit/20110719/1311047683

投稿者が、「虐待される児童」としか書いていないので、本当にスリをして捕まったウイグル人児童なのかは確定できないのですが、状況的にはそうだろうなとは思います。

 

いまウイグルでは児童が誘拐され、中国の都市部に売られ、そこで盗みを行う組織に入れられ、スリをさせられています。

新疆自治区救助所の公表する数字で、4千人のウイグル人児童が中国都市部でスリなどをさせられているとのことですが、実際にはもっと多くの人がいると見られています。

 

自宅がどこにあったか分からないくらい幼い時に誘拐された児童も多く、そのような子を警察が保護しても自宅に帰すことが出来ないそうです。

またウイグル人スリを捕まえると「民族問題」となり易く、そのため及び腰ということもあるそうです。

それで、捕まった児童を、スリ団の頭が保護者であるとして迎えに来ると、引き渡さざるを得ないということになります。

 

警察が対処仕切れない、ということで民間人が反スリ団体を結成するなどして、民間人によってスリをした児童を捕まえ制裁を加えるとのことです。容赦なく暴力をふるい、殺される子供も多いようです。

その、民間人によるウイグル人児童への制裁の様子が、上の動画ではないかと考えられます。

動画が撮られた場所は不明ですが、中国であることははっきりしており、虐待されている児童が漢人とは明らかに違う、多分ウイグル人だろう、ということからの判断になりますが。

 

これら、ウイグル人児童が誘拐されスリをさせられている実態について、2007年の『鳳凰週刊』にムザパル・クルバン氏という方が寄稿しています。

 

翻訳文はこちらで

 

http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/6f7d9360f4c0642ebbc31c660b204e76

中国内地におけるウイグル族ストリートチルドレンの生存状況調査(1)

 

http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/d6d3618a5dbaeb222688612d3796023e

中国内地におけるウイグル族ストリートチルドレンの生存状況調査(2)
 

 

このように犯罪者となっているウイグル人が大勢いるということは、当然漢人らのウイグル人に対しての偏見にもつながります。

 


漢族のウイグル観、チベット観、内モンゴル観-反応が違うウイグル http://bit.ly/p4QsJohttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0717&f=column_0717_004.shtml

筆者が、中国で感じたのは、漢族のうち多くの人が、ダライラマに対しては悪感情を持っているものの、チベット族のことは悪くは思っておらず、チベット自体は、憧れの旅行先。内モンゴルについても、貧乏だとは思っているものの、それほど悪感情はない。それに対して、ウイグル族および新疆ウイグル自治区に対しては大変な偏見がある、というものでした。
 

というように、特にウイグル人に対しての感情が悪化しています。

 

上の動画で(恐らく)周囲の漢人の大人たちがウイグル人の児童を虐待する、という構図は、漢人らの持っている少数民族蔑視や、ウイグル人への偏見などが、集団心理として増幅されたのではないかと思われます。

 

警察による取り締まりが強化されること、ウイグル人児童に対応する警察官にウイグル人を採用すること、誘拐された場所を特定し自宅へ帰還させるための団体などを作ること、などの対策が考えられますか。

 

警察も集中的に取り締まりはしているようですが…

http://news.livedoor.com/article/detail/5689405/

【新華社毎日電訊】 新疆ウイグル自治区公安庁の報道官は4日、4月26日から実施していた集中取り締まりで、子供を狙う誘拐団66組織を摘発し、容疑者332人を拘束、未成年者138人を救出したと発表した。(翻訳 尚蕾/編集翻訳 恩田有紀)
 

と、まだまだ根絶までには程遠いようですね。

 

ですから、行政の側に体制を整えてもらうのと同時に、中国都市部に住む良心的な漢人達からの支援運動も、必要となると思います。

ウイグル人のスリを直接相手する人たちが、単に制裁すべきものと捉えるのではなく、社会問題として解決すべきものと考えられるようにならないと、この悲惨な子供達を救うことは出来ないと思います。

 

http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/6f7d9360f4c0642ebbc31c660b204e76

 

のブログにもあるように、安陽反スリ連盟の佳泉のような民間組織を作った人の中にも、このようなウイグル人児童に同情する人がいます。

この子供たちの悲惨な運命を知ってもらおうと、ネット上で呼びかける新彊ウイグル在住の漢人もいるようです。「お願いだから子供たちをあまりひどく殴らないでくれ」と呼びかけているそうです。

お願いじゃない。
命令しろ!

動物愛護団体のような糞組織は、人間には無関心であった。