『夏への扉』  ロバート・A・ハインライン | ページをめくった先に広がる世界と解け合う心

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夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))/ロバート・A・ハインライン











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***この本は2006年の7月に読了しました***

暑い!暑いです!

夏の気配がすぐそこにある今日この頃。

今年もまた、一度しかない夏がやってきますね。

夏の入り口に立ったときは、この本をぜひ一度読んでみてください。






現在を生きることに疲れ、未来に希望を持てなくなり、過去を憂う。


そんな気分のときに読み返したい作品。





原作が描かれたのは、なんと1957年!
今より半世紀以上も前と言う驚愕の事実。
それをまるでその時代を実際に見てきたかのようなリアリティで語るこの作品。
著者も実は、時間旅行者(タイムトラベラー)だったりして!?
そんな空想も思い浮かんじゃうほど、楽しめたSF作品でした。


恋愛的な側面はちょっとどうなのよ、と思う部分は多々あったが、そこはまぁ、よく言えば純粋という形で捉えておくとしよう。


この作品の原作が50年以上も前に描かれたという点も大いに考慮したうえで評価したいと思います。






この作品で遥か未来として語られる2000年ですら、現在から見れば遠く、そしてもう二度と戻れない過去のこと。

こんなことを書いてるとすこし哀しくもあります。





さて、こんな暑い日には、

今から50年後のことでも考えて今夜は眠ろうか。

そう、冷凍睡眠(コールドスリープ)をするかのように。

そして探そう、おれの夏への扉を。




8年前におれと家族をこの世界に残したまま、永遠に旅立った飼猫の、その元気だった姿を温かく思い出せた・・・。


「世のなべての猫好きに この本を捧げる」と、この作品の冒頭にある通りに。


Let`s open the door into summer♪


★★★★★


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