「DREAM.9フェザー級GP 2nd ROUND」Booker Kの 独断による感想 | ブッカー K の 格闘 MF !!

「DREAM.9フェザー級GP 2nd ROUND」Booker Kの 独断による感想

「DREAM.9フェザー級GP 2nd ROUND」
2009年5月26日(火)神奈川・横浜アリーナ
開場17:00 開始18:00



Booker Kの 独断による感想です。

試合見ながらでなく、 見た試合を思い出しながらとか、残った記憶で書きますので、
多少間違いもあるかもしれませんが、ご容赦下さい。

詳細な試合レポートは GBR(www.gbring.com) で!!

▼メインイベント 第2代DREAMミドル級王座決定戦 1R10分、2R5分
-ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ・マナウス- エクストリーム・クートゥア)
ノーコンテスト 1R2分33秒
-ジェイソン“メイヘム”ミラー(アメリカ/チーム・メイヘム・ミラー)

まず第一に、むケザールの返還したベルトをかけての試合は まだ早いのでは無いだろうか。
幾つか ミドル級の試合をした後に タイトルマッチをやるべきだと思う。

ジェイソンの放ったジャカレイの頭部へのキックは 反則であり、反則による裂傷で血が止まらず
ドクターストップ。 ジャカレイの反則勝ちだと思う。

ジェイソンも多分、アメリカでの試合であったなら、この様な反則は犯さなかったのではないだろうか。

日本のルールでは、サッカーボールキックはNGでも ボディへの蹴りはOK
膝蹴りは あらゆる局面でOK。

戦極では、これにプラスして踏みつけ攻撃はOK。

アメリカの様に、グランド状態の相手に対しての頭部への足、膝での攻撃を一切認めてないルールであったなら
この様な展開にはならならかった様な気がします。

因に、以下一部 ルール の抜粋。


第9条 下記の行為を反則とする。この反則を犯した選手は、レフェリーに『注意1』を宣告され、判定の減点材料となる。
また、注意1回につきファイトマネーの10%の罰金をプロモーターに支払なければならない。
ただし、悪質な反則をした場合や故意に反則を繰り返す場合は、レフェリーの判断により即失格となる場合もある。

12.一方の選手がスタンドポジション、一方の選手がグラウンドポジション状態においてスタンド状態にある選手による膝から下の足部(膝での攻撃は含まれない)での頭部、顔面への攻撃。但し、両者グラウンドポジションでの足による頭部、顔面への攻撃は有効とする


第11条 反則攻撃により反則を受けた選手が甚大なダメージを被った場合、レフェリーとリングドクターの判断により、十分に回復を待って試合再開となる。但し、第8条に準じ、リング
ドクターが試合続行不可能と判断した場合のみ、反則攻撃を行った選手を失格とする。


▼セミファイナル DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
ジョー・ウォーレン(アメリカ/チーム・クエスト/2006年レスリング世界選手権グレコローマン60kg級優勝)
判定2-1
山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)

スタンドでの蹴りは Kid 選手 以前よりも いい蹴りを出していたと思った。
最初に組んだ時に 脇指して、ウォーレンを倒せそうな感じだったが、ウォーレンがロープ際で
手がロープに掛かるか、掛けたって感じで、Kid選手の投げを防げてしまった。

Kid 選手 オシい!! と思った。 

ウォーレンは さすがダン・ヘンダーソン率いるTEAM QUESTの選手だなあと言う試合運び。
兎に角、攻める、攻める。体力があり、スタミナ切れしない。

1R Kid 選手は 下から ウォーレンが攻め疲れするのを待ったんじゃないだろうか。

あんなに10分間攻め続けられる選手は殆ど居ないだろう。
2R目 Kid選手の発言通り、腕が疲れてパンチが打てなかったと言うのは
誤算だったんじゃないだろうか。スタンドでクリンチまではKid選手は上手かったが、
ウォーレンが攻め続け、離れ際でのパンチ、そして膝の連打、そして 時間切れ間際には
パスして、強いパウンドを放った。これはウォーレンを褒めるしか無い。

プロの記者が誰も質問していなかったが、今回Kid選手のセコンドには 元柔術&ADCC王者の
レオジーニョ こと Leo Vieira が付いていた。
ウォーレンが上を取った場合を想定して、下から如何にディフェンス&オフェンスするかということ
をKid選手は 考えての レオジーニョを呼んで練習し、ウォーレン対策をしていたと思う。
下から仕掛けた腕十字はその成果だったと思う。

Kid 選手は まだ進化をしていると 自分自身確認出来たんじゃないだろうか。

これから更に強くなると予感させられた。


▼第8試合 DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)
判定3-0
今成正和(Team ROKEN/DEEPバンタム級王者)

ビビアーノのセコンドには またペレが付いていた。
ビビアーノは柔術では下からの攻めが得意である。
今成選手とは MMAでやっても 寝技の攻防は噛み合う所は無いと始めから思っていた。

ビビアーノはしっかり 寝技オンリーの試合とMMAの試合の違いを理解している。

そこがこの試合の分け目で合ったと思う。
個人的には、今成選手は寝技だけの試合を見たいと思います。
寝技だけで、稼げる様な大会が有ればいいのにと思います。


▼第7試合 DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
高谷裕之(高谷軍団)
TKO 1R 9分40秒
前田吉朗(パンクラス稲垣組/元フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)

途中まで、前田選手がバランス良く、いい攻めをしていた。
ワンチャンスというか、攻めどころをしっかり仕留めた高谷選手。
さすがだなあと思いました。

試合後の2人の お互いの健闘を讃え合う姿は、とても良かったし、
いい笑顔だった。

▼第6試合 DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
所 英男(チームZST)
一本 2R 1分38秒 ※チョークスリーパー
エイブル・カラム(アメリカ/Cullum Ground Fighting)

三角であそこまで極めているのに、極めきれない所選手は反省すべきだと思った。
所選手は小手先の技術に拘りすぎで、これでは、本当の意味での進歩が無い。
せっかく持っているいいものを 上手く使いこなせる為の事をしっかり反省するべきだと思う。
何度も、極めれるチャンスがあった。勿体ない。試合と練習とは違う。
もっと、相手を痛めつけて、極めに行かなければいけない。
最初の三角は定石に捕らわれず、相手の右足を取らず、相手の左足を引っ張れば
上手くコントロール出来、早いタイミングで終わらす事が出来たのでは無いだろうか。

いいものを持っているので、少し考え方を変えれば、脅威な選手になると思う。
ホイスを苦しめ、ホイラーに勝ったと言う自信を持って欲しい。


▼第5試合 ライト級ワンマッチ 1R10分、2R5分
川尻達也(T-BLOOD/DREAMライト級GPベスト4)
判定3-0 
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム/HERO’Sミドル級トーナメント2006&2007優勝)

正直、もっと 打合いの展開を期待していたが、JZはかなり慎重だった。
多分、川尻選手が 打合いの中で、組付いてからのテイクダウンを気にしていたからだろう。
展開は その通りになった。

川尻選手には、インサイドガードでのパウンドだけでなく、リスクを犯しても
パスをするか、腰を上げて、強いパウンドが打てる様な状態に持って行ければ
パウンドで相手を仕留める事が出来る様になると思う。

スッキリした試合後に 魔裟斗戦のアピールはするべきだったと思う。
去年、宇野君に対して取った様な 自ら出て来る様な アピールは伝わるが、
誰かに言わせられている様なアピールでは 伝わない。

個人的には 武田選手と 魔裟斗選手とは 全く存在が違うと思う。

川尻選手 vs 佐藤選手 をやって、勝ったなら
魔裟斗選手とやって欲しいと思う。

また、7月の試合で、三日月蹴りの 菊野選手がジダと戦い勝ったなら
菊野選手に 魔裟斗戦を アピールして欲しい。


スーパーハルクトーナメントは イベントでは フューチャーファイト的な扱いだった。
コメントするには物足りなかったので暇な時に書こうと思います。

大会で 一番盛り上がっていたのは、ミノワマンの勝った後でした。
ミノワマン 最高! そして おめでとう !!  それだけ 書いておきます。


▼第4試合 スーパーハルクトーナメント1回戦
ゲガール・ムサシ(オランダ/team Mousasi/Red Devil International/初代ミドル級王者)
一本 1R 1分19秒 ※アームバー
マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)

▼第3試合 スーパーハルクトーナメント1回戦
ソクジュ(カメルーン/チーム・クエスト)
KO 1R 2分29秒
ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(南アフリカ/スティーブズ・ジム)

▼第2試合 スーパーハルクトーナメント1回戦
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
KO 1R 1分17秒
ホセ・カンセコ(キューバ)

▼第1試合 スーパーハルクトーナメント1回戦
ミノワマン(フリー)
一本 1R 1分15秒 ※アキレス腱固め
ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト)