緘黙症~逃げるという選択肢 | HSP✖️不登校サポーターaikoᵕ̈*親と子を繋ぐ居場所作りをしています‍‍

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集団の場が苦手、人と話したいのに緊張して上手く話せない、場面緘黙症、共感性の高いHSPの気質をもつaikoだからこそ不登校になる子供の気持ちをくみとってきました。これから不登校の子と親を繋ぐ居場所を作ります ̖́-‬

緘黙症だった私ですが、話せるようになった今もまだ自分と向き合い続けています。


今日の記事はとてもネガティブだけど緘黙症基質の私が本当に感じている思いを書きたいと思います。


最近は、スマイルくんと宝ちゃんの存在に自分が今まで見たくなかった現実を突きつけられています。



特にスマイルくん。



スマイルくんは、私のコピーロボットです。



そう言えば旦那さんもその通りと納得せざるおえないくらいそっくり。



スマイルくん。


学校へ行ったり行かなかったりを相変わらず繰り返しています。




人から不快なことをされたらもう行かないってなります。



『あの人は、危険なんだ!』
と言いながら。



ザワザワします。



だって彼は、私がやりたくてもやりたくてもできなかったことを目の前で簡単にやってのけるからです。


私には学校へ行く意外の選択肢がなかったんです。


それは、環境的にも無理で
心理的にも学校へ行かないとかないと!って思ってました。



スマイルくんも学校生活でたくさん我慢してきて行きたくないってなりました。



彼が私とゆいつ違うのは、周りに助けてくれる人がたくさんいること。


愛情をもって気遣ってくれる先生や友達がいて



親は、場面緘黙症経験者のaikoです。


学校行かなくてもいいよとすぐに答えが出せる母親でした。


母親である私が学校に行くことが全てではないと父親である旦那さんに話して聞かせるとすぐに理解を示してくれました。



全力で周りのサポートを受けてるスマイルくんを見て



行きたくない時に行かないと言えるスマイルくんを見て



強烈に嫌なめにあわせられた同級生を見かけて必死に逃げて親に助けてと言って、守ってもらえる環境があるスマイルくんを見て




何で過去の自分は、逃げるという選択肢が選べなかったのかと不憫になりました。




その時に気づいたんです。



本当の自分の気持ちと緘黙症の時にしたかった
ことを。




逃げたかったんです。







本当は逃げたかったんです。






スマイルくんみたいに逃げたかったんです。




思い返すと私の人生って常に立ち向かってばかりいました。



問題が出てくると、これを越えるにはどうしたらいいの?って必死に考えて答えを出して乗り越えてきました。


それは、とてもとても辛い作業でした。



でもその作業をしてきたから人並みに話せるようになれたし、人間関係を築くこともできるようになれました。




ここにきて、自分の気持ちに素直なスマイルくんを見て生まれて初めて逃げてみたいと思いました。




それは、まるでスマイルくんが自分を使って逃げてもいいんだと教えてくれてるようでした。



いや、きっと教えてくれているんだと思います。



だから初めて言葉にして人に伝えてみたんです。



『逃げてみたい』と。



伝えたのは、旦那さんです。



ポツリポツリと本当の自分の気持ちを伝えました。



言葉にしようと思うと
『だめだ、重すぎて言葉が出てこない』と思わず言ってしまいました。



緘黙症基質なうえ、今まで助けてと信頼できる人に伝え続けても気持ちがいいくらいに周りにスルーされ続けてきた私です。



緘黙症の人って話せないから自分でなんとかしようとする癖みたいなのがあるんです。



一人で解決する生きぐせみたいのものが無意識にできています。



そんな私がもうどうにもならなくなって
『助けてほしい』
と伝えても、まったく助けてもらえませんでした。


受け入れてももらえませんでした。



だからますます絶望してしまい


言葉にするのは難しいんですが、もう無駄なんだ。



と思ってしまった。



何をしても周りは受け入れてくれないと脳内で思ってしまった。



そんな私が大切な人に本当の気持ちを伝えるのってとても辛いことなのです。


また理解してもらえないんじゃないかって本能で感じるから。


だから自分のことを周りに話さなくなりました。


言っても無駄だと気づいたから。



現に旦那さんには、一度理解を求めて頑張って話したけど
『理解できない』
と言われたことがあります。



相当の覚悟で向き合って今ではとても理解してくれています。



だけど今だに話すことに躊躇してしまいます。



そんな私が覚悟を決めて伝えました。



だから最初は、言葉が出てこなかったんです。




『一度くらい逃げてみたいんよ』
って言いました。



言って受け入れてもらえました。


ただ、逃げたいという現実はなかなか簡単に動きません。



逃げる選択肢をとろうとすると現実問題、お金がかかるということ。



だから旦那さんにも即答できないと言われました。



でも私は、やってみたいんです。


逃げるということをしないと



何も変わらないんじゃないかとさえ思ってきました。




今まで向き合わないとって思い続けてきました。



人生で一度だけ逃げたっていいじゃないかと。



大きな選択をしてもいいじゃないかと。



スマイルくんみたいに嫌だ!これはしたくない!
こうしたい!と言って私も受け入れてもらったっていいじゃないかと本気で思いました。



それをしないとスマイルくんも変わらないんじゃないか?


母親である私が辛いことに向き合い続ける姿を見せるのって違うんじゃないか?と。




逃げる為に周りにお願いして助けてもらおう。



何かいい方法があるかもしれないと生まれて初めて向き合うこと以外の為の頑張りをしてみようと決意しました。



もし無事に逃げることができたらブログで報告します。



逃げるって言葉が悪く聞こえるかもしれないけど、逃げるが勝ちということだってある。



いつまでも変わらない現状に耐え続けるよりか逃げてしまった方がいい時だってある。



正直、今回のケースの『逃げる』って本当に逃げてもいいことなのか分かりません。

現状維持で頑張っていってもいいかもしれない。


でも


逃げずに今のままと考えたら死にたくなりました。



私の悪い癖で本気で死ぬとは思わないけど、すごく辛くなるとこの世にいること自体が嫌になってくるんです。




あーーーもう死にたい!!の半ばヤケクソになって


本気で思います。



『私が事故で意識がなくなって植物状態になったらすぐに死なせてね』
と言ってるくらいです。
切実にこれだけはお願いしてます。

どうか、生き続けることだけはありませんようにと思うから。



『本当に何で自分がここに生きてるか不思議なくらいなんよ、今すぐに勝手に死ねるなら死んでもいいと本気で思うんよね』
とさらっと言ってしまえるほど。



そんなことを言われたら私のことを大切に思っている人は悲しい気持ちになることは分かるけど


でも、それくらい思わせといてほしい。



本当の気持ちをごまかしたくない。



それくらい私がこの世に生きているということは辛いことだらけなのだから。


楽しいことがあっても、その楽しいことを一気にかき消して心がぐしゃぐしゃになるくらいの思いが何度も何度も駆け巡り、何100回こんな思いをしてきたのか数えきれないくらい。



感受性が強くていろんな人の思いをくんでしまうこの基質。


知りたくもないのに分かってしまう周りの気持ち。



話せない葛藤。


そして何よりも一番辛かったのが周りの無理解。



よくこんな最悪な環境で生きながらえてきたなと思います。



何度も何度も大切な人や他人に気持ちを踏みつけられながら、知らないと言われながら
無関心という一番愛のない態度をとられながら生きてきました。



こんな基質だからこそ、宝ちゃんと深く話せたりリーディングできたりもするんだろうけど。



それを選んで生まれてきたって分かってるから死ぬことはできないのだけど。



私には死にたいけど死ぬという選択肢もとれなかった。


生き地獄だなと思いました。



地獄というものがあるのならこういう思いをしながら生きるということなんだろうなと思いながら。



後にも先にも生き地獄を経験したのは、産後でした。





その生き地獄から生還してたった一人、理解してくれる人が現れて初めて本当の気持ちを話しました。



たった一人理解してくれたのは、旦那さんでした。


昔は、理解者ではなかった彼が変わってくれた。


こんなことって起こるんだな。


頑張って生きぬいてきて本当に良かったと思いました。




子供を産んだことは後悔してない。
だけど、私みたいな基質の人が子育てをしていくのはきついんだって産んだ後、育ててみて気づきました。



どうしても周りと関わらないといけないから。


大嫌いで仕方ない学校へ行かないといけないから。



集団に入っていくという経験をまたしないといけないから。



トラウマがフラッシュバックのオンパレードです。


もしもこの事が事前に分かっていたら子供を産むという選択肢は、とってなかったと思います。




でも子供を産んで幸せなことも事実。


自分をここまで変えてくれたのも事実。



その現実があるから受け入れて


それでいて、逃げてみたい。



逃げるという経験をしてみたい。



楽になる為に頑張ります。



緘黙症当事者の心の奥深くの思いを書きました。