チェ・ゲバラとキューバの子どもたち
キューバのヒーロー、チェ・ゲバラです。
若い頃の、はにかんだ笑顔の写真なんかを見ると、もう…クラクラしそうなぐらい男前です…秒殺です。映画俳優も顔負けです。南米諸国でもチェ・ゲバラ人気は高いですが、キューバではもうすごいです。子どもからお年寄りまでみんなが大好きな伝説のヒーローなようです。
その写真はデザイン化され、アートになり…
革命広場の壁画にも…
野球のスタジアムにも…
キューバを代表するTシャツ、お土産グッズにもなっています…。
ハバナのセントロにある革命博物館には、チェ・ゲバラメモリアルコーナーがありました。
山中でゲリラ活動をしていた若き日のゲバラとカストロです。
アルゼンチン生まれのゲバラは、本来、医師。カストロ(のちのキューバ首相)と共に革命のリーダーとして、当時アメリカの支配下にあり、バチスタ傀儡政権のもとで奴隷状態にあったキューバ人民を解放に導きます。
しかし革命が成功し、新しい国づくりがはじまると、政権はカストロに任せて、自分はもっと虐げられている貧しい人々の解放のために戦う、と世界各地に赴きボリビアでたたかいを指導しているとき、捕らえられ銃殺されます。39歳の若さでした。
…ところで、この革命博物館はアメリカ支配時代は大統、領官邸でした。建物事自体が歴史的にものすごく価値のあるものなのですが、館内にはノーベル学者など著名人の彫像がたくさんあり、びっくりするのはリンカーンの彫像がちゃんと残されていることです。アメリカ大統領です…壊してもよさそうなものなのに…倉庫にかたづけるとか…カストロはその豪快さでよく知られていますが、度量の大きい人物だったのだなあとあらためて感心させられました。ちまちました小さいことは気にしないんでしょうか。さすが暗殺計画を立てられた回数世界一(そのほとんどがCIA)としてギネスに掲載される予定のカストロ氏です…
翌日はキューバにローマ法王が訪れるという「パパデー」…。
市内の公共機関は全て休み。バスも交通渋滞が予測できないとして遠出できず。
仕方なく近くのビーチへ行きました。
海はカンクンと同じぐらいきれいでした。
ところで、キューバについては驚くことがたくさんあるのですが、そのなかのひとつ。子どもたちが路上で実にたくさん遊んでいます。集団で、しっかりルールのある遊びを展開しています。遊びこんでいます。
野球、サッカー、ローラースケート、こま回し、ケンパらしきケンケンあそび、陣取りのようなあそび…。
こんなに子どもたちが大勢、外で楽しそうに遊んでいる国もめずらしいです。
途上レベルから言えば、アジアでも南米諸国でもそうでしたが、物売りをしていたり、靴磨きをしていたり、働く子どもがいてもおかしくない国だと思うのですが。
ちなみにキューバでは教育費は授業料も教材費も小学校から大学まで一切無料、医療に関する費用も通院から薬、入院、手術にいたるまで全額、無料です。
短時間ですべをが見ることができたとは思いませんが、「豊かさ」とは何か、考えさせらたキューバでした!
一日一回、クリックをお願いします!
↓ ↓
にほんブログ村