ゴサインタン―神の座 (文春文庫)/篠田 節子
¥840
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豪農の跡取り、結木輝和はネパール人のカルバナと結婚したが、両親が相次いで死に、妻の奇異な行動で全財産を失う。怒り、悲しみ、恐れ、絶望…揺れ動き、さまよいながら、失踪した妻を探して辿り着いた場所は神の山ゴサインタンの麓だった。現代人の根源にある、魂の再生を力強く描く第10回山本周五郎賞受賞作。


だいぶ前に読んだので詳しい内容は忘れてしまったのですが・・・。


名家「結城家」の輝和は40歳独身。何度お見合いしてもすべて破談に。そこでネパールから嫁を迎えることになったのですが・・・。淑子と名づけられた彼女は、輝和に「すべて捨てろ」と言い、古くから伝わる家宝も土地も貯金もすべてを寄付してしまいます。すべて失った2人。そしてそこから始まる神々しい世界。


とても不思議な作品です。

重量級、素晴らしい。

重い手ごたえ、心にのしかかる何か。

中盤までの淑子の行動に震えつつも、徐々に引き込まれていきます。


物質に溢れた今の世の中にあって、「何が豊かさなのか」を問いかける一冊。



ではまた♪




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