猛吹雪の中、忽然と現れた謎の洋館、霧越邸。訪れた劇団暗色天幕の一行は住人達の冷たい対応に戸惑い、館内での不可思議な暗合に戦慄する。やがて勃発する殺人事件の現場には何故か北原白秋の詩集が…。
『館シリーズ』と似ているけど、ちょっぴりテイストが違った作品。
最近綾辻さんは幻想的な作品をよくお書きになりますが、そのテイストが濃いかなぁー。
これは随分前の本になりますので、その走りだったのかな。
本格推理と幻想小説がうまくはまった作品だと思います
豪華絢爛な謎めいた洋館。その妖しさにふさわしい登場人物たち(劇団員なので芝居がかった雰囲気も納得)。
猛吹雪で館に閉じ込められた中次々と起こる殺人・・・・・・。
北原白秋の詩を使った見立て・・・・・・。
本格の舞台はしっかり整っています。ぜひ足を踏み入れてみてください
ところで、みなさんの意見などお聞きしていると、やっぱり綾辻さんに影響うけた方って多いんですねぇ。
最近作風が変わっているような気がしますが、あの衝撃が大きすぎて、いつかまた!!!と期待してしまうんですよねー。
私としては、『暗黒館~』はかなり残念だったのですが、みなさんはどうなんでしょう・・・・・・。
好みの問題ありますけどねー。
でも、何度裏切られたって絶対読みます。綾辻さんは
遅筆なのもまた期待を高められてしまう・・・・・・。罪な作家さんですよね。。