クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)/貴志 祐介
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目を覚ますと、視界一面が赤い奇岩に囲まれていた。ここはどこだ-。すると傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出した。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された・・・・・・」凄惨なゼロサムゲームが始まった!


これはとても怖かったです。著者は「黒い家」で有名となった貴志祐介さん。


目を覚ましたら突然この世のものとは思えない場所にいた主人公。

ゲーム機に表示されたメッセージを頼りに進んでいくと、そこには数名の男女が-。

何が何だかわからないうちに、否応なしにゲームが開始されます。

2~3人でチームを組み、4つのルートにわかれてゴールを目指すというゲームなのですが・・・・・・。

頼れるのはわずかなアイテムとパートナーだけ。

そのうち主人公はこれがただのゴールを目指すゲームではないことに気づくのですが!?


これ、映像化したらすごそうですねー。ウキャー!

自分がもしこんな状況下におかれたら、とても冷静な判断はできないと思います。。。

すごく怖いのだけど、ゲーム機に登場するキャラクターのコミカルさなども手伝って、ただのホラーサスペンスではない仕上がりになっています。