- クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)/貴志 祐介
- ¥672
- Amazon.co.jp
目を覚ますと、視界一面が赤い奇岩に囲まれていた。ここはどこだ-。すると傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出した。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された・・・・・・」凄惨なゼロサムゲームが始まった!
これはとても怖かったです。著者は「黒い家」で有名となった貴志祐介さん。
目を覚ましたら突然この世のものとは思えない場所にいた主人公。
ゲーム機に表示されたメッセージを頼りに進んでいくと、そこには数名の男女が-。
何が何だかわからないうちに、否応なしにゲームが開始されます。
2~3人でチームを組み、4つのルートにわかれてゴールを目指すというゲームなのですが・・・・・・。
頼れるのはわずかなアイテムとパートナーだけ。
そのうち主人公はこれがただのゴールを目指すゲームではないことに気づくのですが!?
これ、映像化したらすごそうですねー。
自分がもしこんな状況下におかれたら、とても冷静な判断はできないと思います。。。
すごく怖いのだけど、ゲーム機に登場するキャラクターのコミカルさなども手伝って、ただのホラーサスペンスではない仕上がりになっています。