探偵ガリレオ (文春文庫)/東野 圭吾
¥540
Amazon.co.jp


突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む。

花 収録作 花

≪燃える(もえる)≫ ≪転写る(うつる)≫ ≪壊死る(くさる)≫ ≪爆ぜる(はぜる)≫ ≪離脱る(ぬける)≫全5編。


さすが理系作家東野さん。

「世の中の不思議はすべて科学で説明がつくんだなー」と改めて納得です。 ぼーぜん


≪燃える(もえる)≫

突然局所的に火災が発生し、若者の頭が燃えた!焼け跡にはポリタンクが。しかし、現場にいた人の証言からは驚くべき事実が-。

草薙刑事は、友人である物理学者湯川を訪れ、謎に挑むことになる。


≪転写る(うつる)≫

姪の文化祭を訪れた草薙は、「奇妙なもの博物館」という催し物にて奇妙なものを発見する。

石膏で固めたデスマスク。しかもその顔は行方不明者のものと酷似していた!


≪壊死る(くさる)≫

浴槽の中で発見された死体は、胸の一部が壊死していた。死因ははっきりせず捜査一課もなかなか手が出せない。そこで草薙は湯川のもとを訪れるのだが-。


≪爆ぜる(はぜる)≫

海岸で突然爆発が起こった!沖で女性が乗ったビーチマットが突然火柱をあげたのだ。一方三鷹のアパートでは男性の撲殺死体が発見され-。


≪離脱る(ぬける)≫

マンション一室で女性の他殺死体が発見された。しかし事件当日被害者と会った男はアリバイを主張する。

アリバイを証明する人も現れず、容疑者として聴取を受けることになった男だが、一人の少年が事件当時アリバイを主張する場所で彼を見たという。しかしそれは驚くべき目撃談だった-。


つい最近ドラマ化されましたねー。

残念ながら見逃してしまいましたが、評判はよかったようですね♪

いろいろな超常現象。見てみたかったです。 なみだ


印象に残ったのは『燃える』と『爆ぜる』でした。

いきなり上がる火というのが、とてもインパクトあるんですよねー。