今回は医学部受験における生物についてです。センター生物ではなく、私大受験&国公立2次試験における記述式生物の攻略についてです。
生物といえば、論述問題&考察問題の攻略につい対策を考える人も多いのではないかと思います。しかし、今回特集したいのが生物用語の攻略です。
【生物用語とは・・・】
いわゆる言葉の定義の事です。普段なんとなく使ってニュアンスを伝えるだけであれば、定義など必要ないですが、記述などで書く場合言葉の定義が間違っているだけで減点どころか採点対象外になってしまう恐れがあります。
①なぜ言葉の定義は重要なのか
高校の授業などであまり定義を強調されない場合が多胃ですが、医学部の講義などでは医学用語の定義はかなり重要となります。もちろん定義があっても臨床の現場であやふやに使われている言葉はたくさんあります。
しかし、試験を作成する大学教授クラスの人はこのような言葉の定義を大事にする傾向にあります。学内の遺伝学の試験でも用語を説明させる問題もありました。
②生物用語を学習するために、どんな教材を使って、どのように確認すればよいのか
今回の記事で最も主題となる内容だと思います。
使用教材としては
・高校の生物の教科書
【医学部に限らず、大学受験に携わるすべての人は問題集&参考書などよりも教科書を使って入試問題を作成しています!!】
そのため。高校の教科書に掲載してある用語を中心に攻略してほしいのです。
例として、分化などをきちんと説明できるのか。この言葉の雰囲気は生物をやっている人であればわかると思います。しかし、模試&受験でこの言葉の定義を書かせた時の正答率の低さは驚くほどだと言われています。
参考書であれば、
田部眞哉の合格特講シリーズだと思います。
- 生物I 合格39講 パワーアップ版 (大学受験Vブックス)/学習研究社
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生物受験生にとってバイブル的な存在と言われている(僕らの時代はそうでしたww)
東進衛星予備校の田部先生の生物です。
この本の巻末に掲載してある生物用語の確認できるページは非常に有用だと思います。
・どのように演習していくのか。
そもそも生物用語は覚えてその定義を書けるようになればいいのですが、実際の大学入試において生物の用語を聞いてその定義を書かせる大学はそれほど多くないと思います。
生物用語や知識の確認の仕方は、用語の定義を書かせることもそうですが、穴埋めの形式にして流れのある文章を完成させたりすることもしばしばあると思います。
全統記述模試などでは上記のようなことが多いのではないでしょうか。
- 生物用語の完全制覇 (河合塾シリーズ)/河合出版
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この本は生物用語の理解を確認させるのに適した演習書だと思います。
【まとめ】
生物用語の理解が生物の学習で重要な行為である。
生物用語の理解には高校の教科書&田部先生の参考書を使っていく。方法として、生物用語の定義を暗記していく。さらにその確認&アウトプットには定義を自分で書いてみるか、河合出版の生物用語の完全制覇などを使用していくことがおすすめだと思います。