昨日の朝は二日酔いで死にそうだったくせに、全く懲りていないオヤジは誰でしょう。
そうです、凡三郎です。
昨夜は一人でこんなお名前の酒場に潜入です。
おっと、また間違えました。こちらです。
盛り場からちょっと離れたところにある、こじんまりとした店構えがずっと気になっていたお店でした。
昨夜は店外に置かれたオススメメニューに「岩牡蠣のトマトジュレ」なるものを発見し、意を決してお店に突入をいたしました。
清楚な感じのご婦人が私を迎え入れてくれました。
推定年齢は30代…、後半くらいでしょうか?
「一人ですがイイですか?」
「大丈夫ですよ。こちらとこちら、どちらのお席でも大丈夫ですよ」
4人掛けと2人掛けのテーブルセットを示してくれます。
店内には私以外には20代後半くらいの2人連れの女性客のみ…。
一人客の私は、マナーとして2人掛けのテーブルを選択です。
その席からの方が、女性客を眺めるのに都合が良かった、というのは内緒です。
どうやらお店はフロアの女性と、キッチンの男性の二人でやられている模様。
まあ多分ご夫婦なんだろうな、と思っておりましたが、自宅に戻り「食べログ」を見るとそんな口コミもあり、予想通りの展開、じゃなくて予想通りの結果です。
冷たいオシボリとメニュー、そして本日のオススメボードが目の前に置かれます。
「お飲み物は何になさいますか」
「ええっと・・・」
ワインの味の違いなどサッパリ、のただの食いしん坊としては即答ができません。
「赤か白かお決めいただければご説明しますよ」
ニッコリ笑いながら助け舟を出してくれます。
「あ、じゃあ白でお願いします」
魚料理には白、というセオリー(その昔、美味しんぼで生牡蠣にシャブリなんて合わない、なんてのも読んでましたが)ではなく、単に赤があまり好みではない、という理由です。
グラスワイン用の銘柄を2種類説明され、W杯決勝に思いを馳せて(←大嘘です)スペインのワインを選択です。
バサ'07 テルモ・ロドリゲス … だったかしら?
正直よくわかりません
まずはお通しから。
左はメロンのピクルス、右は夏野菜をなにやらしたものです。
そしてお次はお待ちかね、岩牡蠣のトマトジュレです。
ゼリーが載っている、トマトソースの岩牡蠣、でしょうか。
スプーンでまずはひとかけらいただきます。
「(これは美味い!)」
当然、あっという間に無くなります。
続いて、ワインといえば、そうチーズです。
「チーズ各種、って何があるんですか?」
「あ、ただいまテーブルにお持ちしますね」
お皿に盛られた各種のチーズ…。外国語ばかりでさっぱりワカリマセン
ブルーチーズは苦手なので、「カマンベールはありますか?」と聞いてみます。
「あいにくカマンベールはありませんが、同じように白カビで作られていて、カロリーが抑え目のものはありますよ」
「じゃあ、それをお願いします」
ついでにワインもおかわりです。
これも美味いです。パンもなかなか。
ということで仕上げに入ります。
「おまかせパスタって、今日は何ですか?」
「え?おまかせは…、ナイショです。」困ったように微笑みます。
「そうですかあ」
「何か苦手なものがおアリですか?」
「そうですね、熟女はちょっと苦手で…」
という冗談は通じそうにないので当然自粛です。
「香りの強い香草系はちょっと苦手で…、クリーム系のパスタとかはできます?」
「クリーム系ですと200円ほどお値段が…」
エステのOPに比べれば安いものです。
「じゃあ、それでお願いします!」
とおまかせじゃないお願いをして出てきたのがこれです。
ついでにパンも頼んじゃったりします。(パンは100円)
ベーコンとエリンギ、マッシュルームでしょうか。
黒胡椒たっぷりの、卵なしカルボナーラ?みたいな面持ちです。
これまた美味いです。
料理の方に夢中になってしまい、反対側の女性客の方にまったく気が向かないまま、ご馳走様の時間がやってまいりました。精算を済ませ、席を立ちます。
「ご馳走様でした」とご夫婦それぞれに微笑をプレゼントです。
「また来て下さいね」
「はい、また」
大人数で押しかけるのではなく、隠れ家的に時々訪れる、そんなお店になりそうです。
ちなみに、食べログはこちら。
部屋に帰ると、ジブリアニメ「耳をすませば」のラストに近いあたり。
本名陽子さんの「カントリーロード」が流れます。
今日は同名ですが、太田裕美さんのこちら(埋め込み不可のため、YouTubeにリンク)の「カントリーロード」をご紹介です。
カントリーロード
(歌:太田裕美 作詞:松本隆 作曲:筒美京平)
いつか私が20才になって
ブルーのダットサン手に入れたら
ふるさとの町 飛んでゆくから
ラララ 私をお嫁にしてね
青い空と緑の丘
こんな処であなたと
小さな家たてたい
Country Road
手をつなぎなさいな
いついつまでもはぐれないよう
Country Road
さあ歩きなさいな
愛は果てない一本道だから
もしも私が傷つきながら
グレイの都会逃げて来たら
グリーンの草の指輪をはめて
ラララ 私をお嫁にしてね
風の香り 土の匂い
こんな処であなたと
小さな家たてたい
Country Road
涙、お拭きなさいな
昨日の夢は振り向かないで
Country Road
さあ走りなさいな
愛は果てない一本道だから
手作りの画集/太田裕美
Amazon.co.jp
ついでに本名陽子さんのも載せときます。