昨日ご紹介した山中油店。
こちらにも、平安宮の石柱と駒札が立っています。

mon bon ami-8
ここは内裏の東側、一本御書所があった場所です。
世間に流布した書籍を各一本書き写し、保管管理していました。

1159年、この場所で歴史的な事件が起こります。
平治の乱に際して、藤原信頼が後白河上皇を
一本御書所に軟禁したのです。
藤原信頼は後白河上皇と男色関係にあったと言われています。
その寵愛を武器に、朝廷での実力者となりました。
なかなか面白い歴史キャラです。

mon bon ami-13
駒札の側にも、小さな池があります。
鯉がいっぱい泳いでいます。

mon bon ami-5
すぐ脇には道路があるのですが、ここは別世界。
本当に素敵なお庭です。

mon bon ami-4
石灯籠の足元にはツワブキが生えています。
秋には黄色いお花を咲かせます。

mon bon ami-3
そのすぐ側にはヤツデ。
これを見ると、いつも天狗を思い出します。

mon bon ami-6
男の子が珍しそうに水車を眺めています。
父子で歴史ポタリング中のようでした。

ふと、少し前に「説明板で綴る平安京跡」という冊子を
2部頂いたのを思い出し、1冊おすそ分けしました。
お父さんは冊子をペラペラめくって、お母さんも喜ぶかもとニッコリ。
ご家族で歴史散策、なんだかいいですねぇ。

mon bon ami-10
昨日もご紹介しましたが、豊かな井戸水でまわる水車です。
この光景はどんなに眺めても飽きません。

mon bon ami-23
池のほとりにも、ユキノシタの白い花が咲いています。
美しい鯉たちが泳ぐ姿は幻想的です。

mon bon ami-22
本当にいつまでも眺めていられます。
私の散策はいつもこんな調子で先に進みません。
のんびりとお付き合いくださいませ。