JAL 再上場について | エステ ィフル@加藤文保

JAL 再上場について

今日はJAL についてです。
その前に、私は稲盛和夫と云う経営者を尊敬しています。崇拝していると言うか、爪の垢でも煎じて飲みたいと切望する多くの経営者のはしくれです。

改めて言うまでもなく京セラを創業し、KDDI を立上げ、NTT寡占を打破した人物です。

稲盛氏は京セラフィロソフィーを掲げ、高収益体質を作り、みんなに反対されながら第二電電を立上げ、2年前当時の前原大臣に三顧の礼で頼まれ、無給でJAL の再建に断り切れず、しかたなく行った方です。

そこでも、「JAL フィロソフィー」を作り、存続を義務付けられた「ダメ会社」の再建にあたりました。

私は、二十年も前から稲盛テープを擦り切れるほど聞いていますので、どの様な結果になるか、注目していました。

結果は私の予測した通り、2012年3月期の連結営業利益が2049億円になったのです。

そうしたら、一部から、しかも自民党から「もうけ過ぎ」との批判が出ていると言う信じられない状況です。

ANA も体力のついた日航がライバルになるのを恐れて、税制の矛盾をとやかく言っているとか聞いています。

今の日本、政治家も経営者も何と小粒になってしまった事か。

再建した日航経営陣の評価が全く論評されていないのです。

決算発表会の席で幹部が稲盛フィロソフィーの冊子を持っていたのを見た人も多いと思います。

私はJAL は稲盛氏の経営に対する「考え方」が日航を救ったと考えています。同時に公的資金も貸し倒れになるのを防げたのです。

再上場で、誰がいくら儲かるとかの、週刊誌ネタも、話が小さすぎる。

自らガンを患いながら、功なり名とげた人が、身命を賭して、国への最後のご奉公とやった結果が、いずれ正当に評価されるとしても、現段階での小賢しい記事や意見が出るにつけ、腹が立って投稿しました。

会社はキチンとした利益を出して、税金を払って、それで成り立つのです。
私も端くれとして、これからの人生一歩でも近づく努力をすると決意しました。