平成14年12月29日は昨日の神戸大丸に続き二日続けての買い物。お決まりの大丸ピーコック甲南店に行きました。息子・姉・姪っ子も一緒です。母は惣菜コーナーのグラタンが気に入ったようで購入しました。しかし帰宅してみると今日は疲れてしまったようで結局食べることは出来ません。夜中に便がありしんどくなっていきました。30日も結局終日臥床して過ごしました。腰痛もひどくなり、今まで隔日に注入していたステロイドを毎日に戻しました。そして今日から非ステロイド系消炎解熱鎮痛薬が点滴から開始になりました。

癌による痛みは在宅ホスピス・ケアガイドラインにこう説明されています。

 『がんによる痛みは末梢神経を介して脊髄を経て脳に伝達される。末梢神経の先端部位では発痛物質が産出され、炎症が発生し、痛みが増強さるが、この機序を抑制するのが末梢(作用)性鎮痛薬の非ステロイド系消炎解熱鎮痛薬である。一方、脊髄・脳において痛みの伝達・受容・認識機能を抑制するのが中枢(作用)性鎮痛薬の麻薬である。』


 癌に従事する医療者ならこの使用方法は一般的でしょうが、つくづく疼痛コントロールは熟練した医師や他の医療者がいてくれてら安心だと感じました。現在は看護師でも痛疼痛コントロール認定看護師がいるほどです。

私はS医師から新しい薬品が処方されるたびに直接医師に確認したり自分で本を調べて用法を確認していました。もちろん在宅ホスピスの本も数冊読んでいたので、理解していましたが担当医に聞けない人や検索出来ない人は不安があるかもしれせん。S医師は元々が麻酔科なので疼痛コントロールは本当に安心できました。いつも医師の黒いバックから出てくる薬を見て、心の中で

『このバックはドラえもんのポケットみたいだ!いつも母の望む薬が出てくるもん!』

とひそかにドラえもんポケットバックと名前を付けていました。

※1週間分の医療品。こんなにたくさんの薬が1週間できれいになくなった・・・