出雲大社にあるんだけど、こいつは元々揖斐川にいたらしい。
(そう言ったらぎーの奴に「いびがわからない」と言われてしまったが)
そういや、
出雲大社に着く前に渡った、ヤマタノオロチの血で赤く染まった川の名前が斐伊川だったな。
何か関係あんのかな?
知らね知らね。
どうでもええ。
明日も走るぞ。
さざれ石のいわお君の活躍
T ・・・みんな、落ち着け。
俺たちは幻を見ているだけだ。
C そうか。伝説のひかり号に乗っていたと思ってたのは、
G 簡単なトリックだ。
「昨日俺、新聞に載ったんだぜ」と言われて、
「ああ、こいつのことだから、新聞広げてその上に乗ったんだろう」
と思った。
T 俺たちは目の前に広げたひかり号の上に乗ったつもりでいた。
だが実際は、
ニュースやメールや絵本のおとぎ話で語られるひかり号の話に、
載っていたに過ぎないのだ。。。
C 降りてわが身を見よ!
わが身に纏っていた制服を見よ!
そしてわが車体を見よ!
G そして目の前にうっすらと浮かぶ憧れの電車、幻の電車を見よ!
T 京都の次は京都、小倉の次は小倉、
無限ループに嵌ったそのわけは?
C 微分されただけだ。
見よ! あれが伝説のひかり号と運転手と乗客の「傾き」だ。
G おお!美しい!!!
T さすがに勢いがある…
C 若き日のれんこんと田七おじさんが乗っている。
これから力を合わせて、一緒に暮らしていこうね。
ささやかな幸せ、あり得なかった未来が、傾きの延長線上に見える。
G 向こうの窓際にはハンガー少年がおやっさんと一緒に乗っている。
真っ赤な帽子を被り、冷凍みかんを食べている。
初優勝間近の赤ヘル軍団を見に、広島へ向かっているのだろう。
希望に燃えている。まだ改造人間じゃない。
C その後ろでサングラスをかけてるのは、恐岩ではない。
圧倒的な強さで後期優勝を果たしたうし組球団のスコアラーだ。
赤ヘルとの日本シリーズに備えて、偵察に向かう途中だ。
その傾きの先には、この年にはあり得なかった決戦と、
一度も果たすことのなかった日本一が見える……
T 少女が家族と乗っている。
「私、大きくなったらメイドになるの」
無邪気で純粋な夢。
その後買ってきた犬が少女の夢を実現させ、
少女と家族の運命を変えてしまった…
G 過去は常に、新しい。
未来は古くて、カビ臭い。
C 少年は 未来を夢見ているようでいて、
実は 懐かしんでいるのかもしれない。
そして老人は、未知なる過去へと旅立った。
CTG WE SHALL RETURN !!
「ひかり1975 ひよこ2005(後編)」(2005.7)より。
2008夏公演「小犬のスルー」は、この話の続き。
ひよこは大人になって何になったのか?
お楽しみに!
↓以降、作品の紹介はこちらに移転↓
http://ameblo.jp/bondededebon/entry-10090709382.html
(前回よりつづく)
今回はちょっと軽めに。
テーマは「タカハシ」だ。
この前ウチの相棒が村上春樹を読んでいて、
彼が小説家になるきっかけとなった神宮球場でのヤクルト対広島の開幕戦の話が出た。
話してるうちに「ああ、その試合なら俺球場で観てたよ」ってことが判明したわけだが、
その話を思い出して突然訊いてきた。
「あれってヤクルトが初優勝した年だっけ?」
「そうそう」
「あれ?その前か何かに、カープが連続優勝しなかった?」
「いやいや、それは前じゃなくて後だよ」
「江夏とかが活躍した年だよ」
「うん、だから、後だって。79年と80年。ヤクルトの初優勝が78年」
「え?カープの初優勝って小学生の頃じゃなかった?」
「そうだよ。連覇する前に1回優勝してる」
「ドリフで、『♪カープは強いぞ』ってやってなかったっけ?」
…こいつ、野球の記憶はあやふやなのに、
そういうことだけ見事にツボ押さえて覚えてるし!
そうだそうだ。
このネタは、カープが初優勝を決めた赤ヘルブーム当時にドリフの「全員集合」のコントで使われたのだ。
キャンディーズが歌を歌いながら出てきて「♪カープは強いぞ はいポーズ」と決めると、
(日本シリーズの対戦相手である)「♪阪急は強いぞ」と志村けんが対抗するのだが、
「俺ホントは巨人ファンなんだよな。♪巨人は弱いぞ…」 というオチだったと思う。
「よくそんなこと覚えてるね」
「あれって(元々は)『白は強いぞ』だったっけ?」
「違う違う。『黒は強いぞ』。元々テレビのコマーシャルでキャンディーズがやってた」
さくさくっと検索してみる。
ほれみろ、やっぱり『黒』だしテレビだろ。
検索ついでに懐かしいものまで見つけた。
あ!『♪黒は強いぞ』って、『♪テーレビばっかり見ていると』の後だったんだ…
…なるほど、サンヨーズバコンですか。
あったあった。そして替え歌まであったな。
『♪テーレビばっかり見ていると、いーまにタカハシになっちゃうぞ』…
そうそう、そのタカハシっていうのは、小学校3・4年の頃同じクラスだった。
体はそんなに大きくないがめちゃ足が速くて、
真っ黒に日焼けしてて「コーヒービート」なんて言われたりもしてた。
怒ると凶暴で、強いくせに噛みつく恐ろしい奴だった。
大事な腕と消しゴムを噛まれた記憶がある。
鉄道の話はついて来れず、「かつえきていしゃ」とか言ってた。
なぜそんな替え歌があったか忘れたが、今となっては妙に説得力を感じるなあ。
そういえば、絵の具を飲んじゃうこいちゃんもタカハシ姓。
恐るべし、タカハシ…
カープのベテラン左腕・高橋建の好投に拍手を送りながら、
そんな話を思い出した、ゴールデンウィークの1日であった。
※1) ちなみに俺らの世代には、ドリフは絶対的な存在だった。
志村がどこファンかはどうでもいいが、
自分の中では「志村けん=高橋慶彦」的な図式ができてしまってて、
今でもひげダンスを想像すると、慶彦と木下がやってる姿が頭に浮かんでしまう。
全盛期のカープは、それぐらい鮮烈でメジャーだったのだが。
※2) 私は今でこそテレビ嫌いでほとんど観ないし、
躾にうるさくない割にCMを口ずさむのだけは「みっともないからやめろ」と子どもに厳しく言う親でもあるが、
小さい頃は人並みに近い程度は観ていたので、こういうネタもたまにポロッと出てきますww
…お粗末さまでした。
次回は、苦手で嫌いだった「ある球技」の話、行きます。
また来襲!
2008.5.3 しなやかしなちゃん