にきどうぶつ病院のブログ

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季節の変わり目で下痢や嘔吐などの消化器症状が出る子が増えております。胃腸炎から膵炎になってしまうこともありますのでお早めにご相談ください。

おはようございます。

 

先日、猫伝染性腹膜炎(FIP)疑いの猫さんが来ました。

 

以前は治療方法がないので諦めてくださいと言わざる終えませんでしたが、今はいくつか治療の選択肢が

あります。

 

高額なGS製剤というものが世の中に出回り、100万円以上の金額を提示されるケースがありましたが、

以前は選択肢がないために泣く泣く高額を支払い治療をするか、費用が払えない場合は諦めなければいけないという悲しい選択肢を取るかの2択でした。

 

獣医としてもGS製剤が出所がわからないこと、法律上グレーゾーンなこと、金額が高すぎることなど、なかなか使用するのにハードルがあり、飼い主さんが特定の場所から手に入れてそれを使用するのを見守るという状況でしたが、現在は選択肢が他に二つできました。

 

当院では

 

・レムデシベル(注射)

・モルヌラピリル(飲み薬)

 

というお薬を使用しております。

 

腹水が溜まり、食欲がない場合はお薬もうまく飲めないこともあり、レムデシベルの注射をします。

その後食欲が出て少し症状が落ち着いた場合はモルヌラピリルの経口薬に切り替えるということを始めています。

 

レムデシベルの注射は体重が多い場合は少し高額にはなりますが、経口薬に切り替えるまでの間だけと限定すればGS製剤を使い続けるよりはお値段的にはまだ良いかと思います。

 

モルヌラピリルについては金額的には常識的な価格となっており、使いやすいかと思います。

効果の方はちらほらと学会でも良い結果が報告され始めたところです。

 

もちろん、どのお薬も万能ではないので使用すれば必ず助かるわけではありませんが、できるだけ状態が悪くならないうちに治療を開始することが命を助けることに繋がります。

 

日々、治療は日進月歩ですので、新しいことがあればブログに書ければと思います。

 

さて、全然話は変わりますが、先日レモンパイ好きな私は土井製菓さんでレモンパイを買ってみました。

 

 

 

とても美味しいレモンパイでした。レモンパイ好きな方は是非一度食べてみてくださいね(要予約です)。

 

 

<勝手にイーグルス通信>

最近はゆっくり試合を観れないのでハイライトになってしまうのですが、昨日はイーグルスの皆さん頑張りましたね。ソフトバンク強いですけど、今日も頑張ってカードを勝ち越して欲しいところです。

イーグルスの試合を観に行くことの楽しみの一つは、選手入場の時のボールを取れるか取れないかというのがワクワクしますね。毎回今日こそはボールを取る!という気持ちでグローブを持って行くのですが今年はまだ一回も取れていませんので(去年は2回取れた!)、どうにかしてキャッチしたいと思います。

5月7日三塁側でプレイボール10分前からストレッチしながら本気でグローブ構えてますので、どうぞよろしくお願いします。