提供:ゲンダイネット

<反則覚悟でガンガンぶつかってっくる相手にヘッピリ腰でチャンスすらつかめず>
 最終予選進出を決めた日本。最終予選に進めない北朝鮮――。14年ブラジルW杯アジア地区3次予選で相対した両国の立ち位置は両極端だった。


<人的優位もまったく生かせず>
 当然、試合に求めるモノの違いも際立った。それは何か? 「何でもアリの喧嘩サッカーで勝利のみを追求した北朝鮮。あえて勝負にこだわらないで控え選手のレベルアップを図ろうとした日本。本当に両極端でした」と話すのはサッカーライターの平野史氏。
 それは両チームの先発メンバーの顔ぶれ、試合展開(イエローカード=日本1、北朝鮮7。レッドカード=日本0、北朝鮮1)からも明白だった。
 指揮官のザッケローニは、3次予選突破を決めた11日のタジキスタン戦(4―0)に先発したFW香川、ハーフナー・マイク、MF遠藤、DF内田、吉田、GK川島の6選手をベンチに置いた。
 飛車角落ちの日本に対し、北朝鮮選手はスタンドを埋め尽くした5万人の大声援をバックに、キックオフと同時に日本選手に襲いかかった。


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 球際の厳しさにプレッシャーの激しさ、体を寄せる迫力にボールに対する執着心。腰の引けた日本選手は後手を踏み、後半早々、北朝鮮に先制点を奪われた。この場面も完全に気迫負けだった。
 日本ゴール前にクロスが入る。身長186センチのFWパク・クァンリョンがDF栗原との競り合いを楽々とモノにし、ヘディングで左サイドにボールを流した。クリアしようとしたDF駒野の背後から飛び込んできたMFパク・ナムチョルは、駒野をブッ飛ばしながら頭で右サイドネットにネジ込んだ。駒野は腰と背中を押さえて悶絶(もんぜつ)である。
 リードされたザッケローニ監督は後半17分、MF中村憲に代わってDF内田を投入。それと同時にフォーメーションを攻撃的布陣の3(DF)―4(MF)―3(FW)に変更した。さらにFWハーフナー・マイク、李を投入。32分には北朝鮮MFの退場で相手10人の数的優位のオマケ付きだ。
 しかし、完全アウェイでひ弱さを露呈した日本選手は、最後まで北朝鮮選手の気迫にタジタジとなり、0―1のスコアのままタイムアップ。ザッケローニ監督の指揮した試合で初黒星となった(10勝6分け1敗。PK戦勝ち1試合を含む)。


<控えに出番も収穫もゼロ>
 ドイツサッカー協会公認S級コーチ・鈴木良平氏が「デキの悪かったDF栗原、伊野波を我慢して90分間プレーさせ、大黒柱のMF遠藤を出すそぶりも見せなかった。控えに経験を積ませ、チーム力アップのために勝敗度外視で戦ったことは評価すべきだが……」と前置きしてこう続ける。
「北朝鮮選手が、体当たり的猛チャージを仕掛けてでも勝とうとすることは、両国の歴史的な背景からも想定内だった。しかし、日本選手は相手の圧力に圧倒され、文字通りの完敗でした。ザッケローニ監督が多くの主力を外して試合に臨んだことは、チーム力を高めるためにも必要な手立てだった。しかし、まるで成果が伴わなかった。指揮官の不満の大きさは、試合直後の冴えない表情からも十分にくみ取れた」
 サッカージャーナリストの六川亨氏は「控え中心のメンバーでは“選手同士の距離感”に問題が生じ、チームが攻守にわたって停滞してしまうのが一番の問題点」と言う。
「たとえばトップ下、守備的MF、SBの3選手が適切な距離感を保ってボールをつなぐことができれば、サイドを崩していくとか、手詰まりの時はサイドチェンジして仕切り直すとか、効果的な攻撃を繰り返すことができる。しかし、控えが多くなると途端に停滞感が増してしまう。ザッケローニ日本の重要課題です」
 22年ぶりの平壌でのアウェイ試合で馬脚を現した日本。収穫なしの完敗も「これがアジア最終予選じゃなくてよかった」と思うしかない――。


▼W杯アジア3次予選C組(平壌)
北朝鮮 勝ち点6 1 (0―0 1―0 ) 0 日本 勝ち点10
▽得点者【北】パク・ナムチョル(50分)
【C組勝敗表(15日現在)】

◆順位/国/試合/勝ち点/勝/分/敗/得点/失点/得失
◇1/※ウズベキスタン/5/13/4/1/0/7/1/+6
◇2/※日本/5/10/3/1/1/14 /2/+12
◇3/北朝鮮/5/6/2/0/3/2/3/-1
◇4/タジキスタン/5/0/0/0/5/0/17/-17

※は最終予選進出チーム
(日刊ゲンダイ2011年11月16日掲載)

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分類上、雑誌の日刊ゲンダイの記事をネタにするのもどうかと思いましたが、

まるで「喧嘩サッカー」を賞賛するような記事はいかがなものでしょうかね。
そもそも後半の記事が矛盾している気がします。

   <控えに出番も収穫もゼロ>
    ~~~~~~~氏は「控え中心のメンバーでは“選手同士の距離感”に問題が生じ、

    チームが攻守にわたって停滞してしまうのが一番の問題点」と言う。~~~~~~

    ザッケローニ日本の重要課題です。」


「収穫もゼロ?」

日刊Gの記事内でも、上記のように「停滞してしまうのが一番の問題点」「ザッケローニ日本の重要課題です。」と記されており、問題点や重要課題が浮き彫りになったことは収穫といえる。

なぜ一雑誌が、収穫の有無を判断するのだ?

敗戦なのは事実だが、敗戦から何を学べるかは、監督や選手自身によるものだろう?


はぁ・・・・自分が書いた文章の意味すら理解できないのかな? これだから、Gは・・・・