ひとえに「簿記検定」と言っても、4級から1級までありますよね。




ではどの級を取ればいいのでしょうか。




お役立ち度、難易度・・・などなど、気になるところですよね。




はっきり申し上げます。




総合的に勘案して、2級を取得するのが一番いいです。




まず持ってることで被る恩恵面から。




一般的に簿記を持っていてキャリア的に効果があるのは2級以上です。




3級でも一定の効果はあるでしょうが、例えば大卒で新卒の就職活動を行う際は、3級だとあまり魅力が演出できないのが現実です。




その点2級は、同じ状況で堂々と履歴書に記載できます。




2級に関しては、商業高校以外の出身者は、ある程度勉強しないと受からないという認識があるようで、「学生時代にそれなりに勉強していたコなんだな…」という印象を与えられるのかもしれません。(個人的感想ですが…。)




そういう印象面でも有利に働きますし、実際に社会に出て以降の実務面でも役立ち度は高いと言えます。




次に難易度。




「商業高校では…」と前述しましたが、本当にきちんと勉強すれば高校生が取得できる資格です。




勉強時間に個人差はありますが、自学自習でもいける資格ですので、取得に使う労力と保持していることによる効果を比べると、2級がベストというわけですね。




ソーラー発電の補助金制度問題はパターン化されていますので、ある程度勉強時間を取って頭に刷り込んでしまえばそんなに難しい試験ではありません。





@2級完全マスター講座(全24回)

簿記2級試験合格に必要な知識を、分かりやすく学べる講座です。
受講料の一例 通学(生・V・LTV場合)……料金:49,000円

@2級合格答練

問題演習を徹底的に行って、簿記2級の合格力を身につける講座です。
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簿記2級合格に必要な知識の確認と総まとめを行い、弱点を克服する講座です。
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簿記2級の本試験と同じ出題形式・難易度の予想問題で、実戦力を養います。
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@WEB通信講座

インターネットを使って、講義の内容を映像で学習することができます。スケジュールを気にすることなく、自分の好きな時間に学習できるので、忙しい方にオススメです。


LECではこの他にもオプション講座を受講することができます。

・2級プレ講座
・2級過去問マスター講座
・2級完全予想的中講座

LEC(東京リーガルマインド)の簿記2級コースには、「2級パーフェクトパック」や「2級直前対策セット」、「2級過去問パック」などのコースがあります。


@2級パーフェクトパック(全32回)

簿記3級を学習し、日商簿記検定2級の合格を目指す方を対象としたコースです。
基礎講座から総まとめ講座、2級合格答練、2級公開授業などがあります。

受講料の一例 通学(生・V・LTVの場合)……料金:59,000円

@2級直前対策セット(全8回)

簿記2級対策の学習を行っている方で、演習を中心に学習したい方のためのコースです。
合格答練で解法テクニックを学びながら、合格力を養っていく学習が中心となります。

受講料の一例 通学(生・V・LTV・VBの場合)……料金:13,000円

@2級過去問パック(全8回)

過去問題を徹底的に演習して簿記2級試験の傾向を掴みたい方のための学習コースです。
試験の予想問題などを行い、弱点を克服しながら簿記2級の合格を目指します。

受講料の一例 通学(VBの場合)……料金:11,000円

簿記2級を受験する際の注意事項は、以下の通りです。


1、身分証明証について


身分証明証を忘れず試験場に持っていきましょう。

身分証明証は運転免許証や社員証、学生証など氏名、生年月日、顔写真が確認できるものです。ただし小学生以下の方は、身分証明証は必要ありません。もし身分証明証を持っていない方は、受験地の商工会議所に問い合わせるようにしましょう。


2、筆記用具について


使用が認められている筆記用具は、HBまたはBの黒鉛筆、シャープペン、消しゴムとなっています。色鉛筆やラインマーカー、定規などの使用は禁止となっています。


そろばん、電卓などの使用は構いません。ただし弁理士は、計算機能のみのもので、印刷機能やメロディー機能、辞書機能、プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)は使用が禁止となっています。


3、計算用紙について


検定試験会場で、A4サイズ1枚の計算用紙が配布されます。


4、合格発表について


商工会議所によって合、格発表の期日や発表方法は異なります。

簿記2級を取得して就職できる職業には、様々な職種や業種があります。

例えば企業の経理部門での就職においては、簿記2級の資格を最低条件としているところがあります。経理や会計に関する職業では、簿記2級の資格は大きな武器となります。

またデパートはじめ小売業への就職においても、簿記2級の資格があると大いに有利です。就職に有利なだけでなく、簿記2級の資格があると昇進試験査定のプラスにもなります。

さらに簿記2級には商業簿記だけでなく工業簿記もあるので、簿記2級の資格を持っていると製造業で経理の職に就く際に有利になるでしょう。


近年では、企業は営業においても会計能力を備えた人材を必要としています。

簿記2級の資格の保有者なら、財務諸表から企業の経営状況を知ることができ、また取引相手の経営状況も把握できるので、営業活動等においても役立つからです。

さらに簿記2級の資格を持っていると、「コストや収益を意識して仕事ができる人間」と見なされます。そのため簿記2級の資格を持っていれば、業種や職種に関わらず就職で有利になることは間違いありません。

簿記2級の商業簿記では、高校程度の内容が試験で出題されます。当然ながら簿記2級の商業簿記は、3級よりも難易度は高くなっていて学習量のボリュームもあります。

しかし合格のポイントは、簿記3級と同じようなものです。だから簿記3級程度の実力を持っている方なら、工業簿記のように学習に大きな苦労はしないと思われます。


商業簿記の勉強方法は、テキストで学習を行った後に問題集でその分野の問題を解く、という方法が効果的です。また問題集は一度だけでなく、時間が許すなら二度、三度と繰り返し解くようにしてください。問題に慣れるために、反復学習は重要です。
特に簿記2級では、復習に多くの時間を割くことをお勧めします。

また簿記2級の学習では、新聞の経済面を読むことも効果的です。新聞を読んでみると学習と関連する内容が載っていることもあるので、勉強のサポートになります。

最後に、簿記2級には商業簿記と工業簿記の2つがありますが、勉強をする場合は理解しやすい商業簿記から行うことをお勧めします。難解な工業簿記から勉強を始めると、学習速度が上がらずに商業簿記まで手が回らないという可能性があるからです。

簿記2級で合格するためには、商業簿記できちんと点数を稼いでおくことが重要なのです。