前略
今日のブログでハラミを紹介しました。
ボクにはハラミと聞くと思いだす、あるエピソードがあります。
今夜は18年前のその話しにお付き合いください。
当時は食べ放題という業態はほぼ無い時代でした。
そんな時代に職場の板前さんから、
「\980で焼き肉食べ放題の店があるよ」と教えてもらったんです。
「や、焼き肉が…た、食べほ―だい?」
「いくら食べても良いのですか?」
「そうだよ!」
夢のような話しでした。
で、次の休みに後輩と二人で\1,000づつ握りしめ、
その店へ殴りこみです。
恐る恐る店員さんに「や、やぎにぐ食べ放題を二人前…」
そう告げ、隣の後輩の方を向き、
「言ってやったぜ」という意味のうすら笑いを浮かべました。
するとその店員さんが
「あいよ!ハラミ食べ放題二人前ね!」
は、はらみ????
はらみってなんだ?
後輩 「ハラミってなんですか?」
ボク 「し、しらない…」
ボク「とりあえずなめられたら負けだ、じっとしてろ」
するとその「ハラミ」なるモノが運ばれて来ました。
ぱっと見ではカルビのよーな…
店員さんに「こいつ(後輩)がハラミ知らないって言ってるんでわかりやすく説明してやってくださいよ!まったくこいつはハラミも知らなくてすみませんね」
ボクを睨みつける後輩。
目をそらすボク。
すると店員さんが、横隔膜だとか内臓だとか言う訳です。
今でこそハラミは流行にも乗って認知されていますが、
当時はマイナー(ボクらにとっては)だったんです。
カルビは?ロースは?タン塩は?と、二十歳前の肉食男子二人はぽっかり口を開けて放心状態。
カルビとかロースとかタンは食べられないのかと聞くと、
別料金だとメニューを見せられる始末。
後輩に、「内臓喰い倒すしかねぇ」
後輩も、大きくコクリとうなずいた瞬間、
ボクの脳内にスクールウォーズのテーマ「ヒーロー」 が流れました。
延々と内臓(ハラミ)を喰いまくるボクら。
その喰いっぷりに店員さんも
「やるじゃなーか」と思ったかどーかは知らない。
今考えると多少はサイドメニューの追加がマナーだったかもしれませんね。
反省。。
帰り道、満腹感はあるけど満足感が乏しい道中でしたが、
良い思い出です。
忘れちゃいけない感覚(思い出)ってあると思うんです。
恋心であったり、飼っていた愛犬が亡くなった悲しさだったり、
久しぶりにあったおばあちゃんが小さく思えた事や、
父さんや母さんに心無い言葉を浴びせてしまった事を後悔した事など。
ま、ハラミの事は忘れてもいーか
しかし、間違いなく時は流れているんだ
今夜も来てくれてありがとう