Bob's Life ~直腸がん入院編~

Bob's Life ~直腸がん入院編~

35歳で直腸がんを罹患したbobtakaの病気発覚から2回の手術の入院の日記。2008年現在は、元気に排便障害と格闘中!

2005年12月の健康診断から2006年3月の再検査での直腸がん発覚、そして5月の直腸がん切除手術(超低位前方切除術)、8月の人工肛門閉鎖手術までにつけていた日記を、2008年現在から振り返って書き写したブログです。

現在は、直腸を全摘出してしまったため排便障害が残っておりますが、明るく楽しく毎日を過ごしております。

現在の状況は「Bob's Life ~直腸がん罹患者の排便障害日記~  」にて 。
また、癌から復活して夢をかなえる宣言ブログは、こちら。
かけだしファイナンシャルプランナーの人生これ勉強な~のだ  (bobtakaのついてる、ありがとう、感謝します!改め)



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晴れ!
台風一過でいいお天気。予想気温36度!!
6時半に採血。

朝、なかなか起きれず、ゲームのやりすぎかしら・・・。朝食は、パン、ニラとたまご和え、サラダ、牛乳。
U先生、O先生が朝の検診。お二方の上司であるH先生が執刀とのこと。明日あたりに手術の説明があるとのこと。

そして、お昼。明日の検査に備えて、ついに注腸食が!!
うどんとりんごジュースのみ。つ、つらい。汁まで飲んで、お茶もぜ~んぶ飲んで、むりやり満腹に。
看護師さんに、お菓子を食べてよいかと、だめもとで聞いてみるが「だめ~!」と即答・・・。しかし、プリンやゼリーならOKとのありがたいお言葉。要するに、腸に残らない食事であればよいらしい。

妻からの連絡で、長男は単なる風邪だったらしい。それでも、40度近い熱が出ているので、ちょっと心配。案の定、妻はまだ来られず。前回の入院と違って、だいぶリラックスして暇ひまライフを満喫しているので、こちらは大丈夫!

晩御飯も、おもゆとカルピスだけ。2つのコップのみの食器。しかも、どちらも同じよう・・・。
食事を取りに行った際、コップ2つだけの食器を見て、まさか自分じゃないだろうなと思ったらビンゴでした。トホホしょぼん
あっという間に終了。お茶もしっかり飲んでおきました。

U先生が食後に来て、明日のカンファレンスの説明。
H先生の都合がつかないので、手術の説明は17時~18時の間にU先生が行うとのこと。

19時前に、両親が着替えを持ってきてくれる。

今日は、ゲームのやりすぎで目が痛い。午後は延々やっていたような・・・。
暇つぶしには最適だけど、なんだか時間がもったいないような気も。といっても、とりあえず時間はいっぱいあるんですが。
週末に一時帰宅できるといいな。

雨!
台風7号が関東上陸しそうで、朝から大雨。こんな日に会社に行くこと考えたら、入院中とはいえ、ちょっと役得(不謹慎)
朝一で、採尿。検温:36.2度。尿は少なめでした。

朝食は、肉じゃがっぽい卵和えとごはん、味噌汁。結構ボリュームありました。

となりのベッドの方が新しく入られたらしく挨拶。担当の先生との会話が聞こえてきちゃうのですが、どうやらすい臓癌のよう。CTの結果、肝臓への転移もあるらしく、抗がん剤についての話。
もちろん、先生は、オブラードににつつんでまわりにはわかりにくいように説明しているのですが、実際の罹患者には、以上のようなことはわかってしまうんですね。でも、そういう話はカンファレンスルームとかでする方が良いのじゃないかしら・・・。
それにしても、自分が癌であることを忘れていたわけではないのですが、久しぶりに現実に引き戻されたような気がして、ちょっと気を引き締められるというか・・・。複雑な気持ちです。

9時に心電図をとりに2Fへ。その後、売店で新聞購入し、会社へ定時連絡。
AMは、ずっと新聞&本(「ウェブ進化論」と「羽生の法則」)

お昼は、エビフライ。いいの?ってくらい衣たっぷり・・・。
昼食後、1日ぶりのシャワー。はぁ、気持ちいい、とりあえず2~3分でもいいから毎日入りたいす・・・(3F病棟は、男性は月・水・金の3日のみ)。

長男が39度近い熱を出したため、妻来られず。代わりに父が洗濯物他持ってきてくれる。
担当医のU先生にも挨拶。

夕飯は、豚味噌いため、サラダ他。

食後、今回の担当のO先生が来て、手術日が3日早まって来週火曜(8/15)になるとのこと。そのため、今週金曜日には、人工肛門側よりの造影剤検査の予定。
研修医の先生が、注腸造影剤検査の同意書をもってくる。そして、明日はもう注腸食(消化の良いもの)になり、金曜日は、朝・昼食なしで、検査は午後から・・・。ぐっすん、もうかい。

昨日、パウチ交換を手伝ってもらったが、やはり漏れがあり痛い・・・。今日は、自分でかえてみる。

テレビでは、オシムJAPAN(サッカー)の初試合。なかなか見ごたえあって、いいんじゃな~い!

10時30頃就寝。



久しぶりの雨、明け方、雷と大雨。
3Fの西病棟。外科2も一緒らしい。前回の8Fに比べると、少し暗い印象。

6人部屋、うち4人ともすべて年配の方。

早々に、身体測定。身長181.6cm 体重69Kg(高校以来の60Kg台!!)

お昼ごはんは、なめこそばといんげんのサラダ、フルーツポンチ、ヨーグルト。
お~これこれ。いまや懐かしくさえ思うこの病院食。

気が抜けたのか眠気が。1時間ほどうとうとする。持参した、ipod聞くも、音漏れの心配はなさそう。ラッキー。

口がさびしく、売店で胚芽入りビスケットを購入。

夕飯は、豚肉とたまねぎのトマトソース。

今日は、一日ほとんどゲーム(前回お見舞いでいただいたDS)とipodで過ごす。だらだらしてしまったが、まあよしとする。

夕食後に、U先生が来てくれる。お尻を閉める運動を続けるようにとのこと。その後、今回の担当医のO先生がチームを引き連れて挨拶に。手術着のままだったので、ちょっとびっくり。6人の大所帯でしたが、非常に感じの良い先生でよかった良かった。

21時から24時間、尿の量を測るためトイレでは、例のケースに排尿。今回も全身麻酔手術のため、いろいろと検査するとのことでした。


気になっていたパウチ交換の方法も、看護士さんにみてもらう。特に問題はないようでした。

8Fと違って、3Fの風呂は、月・水・金のみとのこと・・・。つ、つらい。

一時的人工肛門での約3か月におよぶ生活も今回で一応最後です。
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7月3日に、おならと一緒にお尻から異物が!!

腸はつながってないのに、なんではてなマーク

茶色っぽい半透明なゼリー状のもの。
びっくりしたのですが、胃や小腸とつながっていないとはいえ、大腸も動いているからなんでしょうね。
とりあえず、パンツが汚れて困るので、しばらくお尻パッドをあてておりました。
(この一回だけでしたが)

あとでわかったのですが、実は人工肛門のわきから肛門への腸がつながっていたんですね。なので、そこから、少しずつ便が沁みこんだのかもしれません。

さてさて、またまた(笑)mixi日記にて。
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7/10
プロバイダの変更のスケジュールを間違えてしまい、現在インターネットのない生活になっております。
(この日記は、会社で書いてます。さぼってるわけではない)

これだけ、IT社会になっているのだから、すぐに変更できるだろうと思ったら、NTT局内の工事だとかなんだとかで、結局10日くらい待たされる ことになってしまいました。

ただ、なければないで、なんとかなるもので、今までのように中毒気味にモニターに向かう心配もいらず、またおとーたんお仕事してるから向こうに 行っててねと、子供に言い訳しながらサッカーサイトとか見て心を痛めることもない。

結構、惰性でインターネットしてたとこもあるんだなぁ。時間もったいなかったなぁ、なんて反省するのもつかの間。
結局、ワールドカップをテレビで見て、時間をつぶしているのでした。

いかんいかん。
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7/14
今の会社に入社した時に、「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という小冊子を社長にもらいました。決して、宗教関係の本ではなく、工学博士の五日市剛さんという方 が、学生時代に経験したことを講演した内容が口コミで広がって書籍になったというもの。

「言葉の力」がテーマなのですが、「ありがとう」「感謝します」「ツイてる」の3つの言葉を発することで、人生が好転していくというお話。五日市 氏が学生時代にイスラエルに旅行した時に出会った不思議なおばあさんからの教えだそうです。

曰く、つらい時・悲しいとき・嫌なことがあった時は、「ありがとう」と声にだして言ってみる。

楽しい時・良いことがあった時は、「感謝します」または「ありがとうございます」と声に出して言ってみる。

そして、否定の言葉・悪い言葉は絶対に使ってはいけないとのこと。たとえば「ばかやろう」とか「このやろー」なんて感じの言葉。

言葉というのは、すごく力があるものだそうです。
なので、不安な時や悲しいときにはどうしても、イヤな事を考える。そうするとまたイヤな事が起こる。不幸の連鎖というのはあるそうです。だから、 そういう時は逆に「ありがとう」ということによって、不幸の連鎖を断ち切っちゃうんだそうです。

また、「感謝します」「ありがとうございます」という言葉は未来への願望に対しても使えるそうです。たとえば、明日晴れてほしければ、「明日晴れ させていただき、感謝します」とか。
「ツイてる」も同じで、「ツイてる、ツイてる」と毎日言葉に出していっていると、本当にツキがめぐってくる。

もちろんこれらの言葉は、誰かに向かって言うのではなく、あくまでも自分に向かって言うのだそうです。

我が家では、毎日「ツイテル」と朝食の際に家族で言っています。おかげで、毎日楽しくいきいきと生活することができてます(実際、いろいろツイて ます)。

私の病気のときも(さすがにこの時は少し滅入りましたが)これらの言葉を言い続けたことで、逆に前向きに人生について考えられるようになったと思 います。

まぁ、よくある道徳話のようなものと最初は思ったのですが、結構効力ありますよ。最近、本屋さんでこんな雑誌を売っていたので、久しぶりに本のこ となど思い出して書いて見ました。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4837661041/250-4823150-7785027?v=glance&n=465392

テキストのデータももってますので、興味のある方はお知らせください。

難ある時に「有り難う」だそうです。
良い言葉だな、と思います。
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今の私の原点になった「ついてる、ありがとう、感謝します」の話ですね。
これのおかげで、しんどい時期も助かりました(笑)
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7/25

Bob's Life ~直腸がん入院編~

先日、町内の盆踊りに行ってきました。

前日まで大雨が続いていたので、半分あきらめていたのですが、当日は少し日がさすくらいまで天候回復し無事開催。
たいこの音や東京音頭などが聞こえてくると、子供よりこちらの方がわくわくしてしまう。あーたのしぃ。

町内会で開催している盆踊りなので、運営は全て町内の人で分担。なので、屋台もすべて町内の人。だから、安い。生ビールは250円、ポップコーン は50円。しかも結構な量なのが、これまたいいのです。

何年に一回かは運営の役がまわってきますが、子供はたくさん来るし、知り合いは多いし、みんなで和気あいあいとやっているので、なかなか素敵な盆 踊りです。

うちのチビ達は、あまりの人の多さと夜のお出かけにちょっと興奮気味で、そのあとなかなか寝付かず苦労しました。

来週は、同じ町内の実家の近くで盆踊りなので、そちらにも顔を出す予定。

雨が降りませんように。
あー早く、梅雨あけないかな。
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7/30
最近、J-WAVEでヘビーローテーションの「Night in Tunisia」に感動して、UA×菊地成孔の「cure jazz」を買っちゃいました。

結構スタンダードとか多い企画ものなんだろうな、なんて思ってたのですが大間違い。オリジナルも多く、ゴリゴリです!
中でも「Over the raibow」は、かっこよかったです!!すごい緊張感。「ビョークの曲みたい!」妻談。

そのUAのことを、「じゃず?じゃず?」と問う我が長男は、現在トイレトレーニングのまっ最中。先日買ったカシオペアのDVDの神保彰(ドラ マー)を崇拝する彼に、「神保彰もトイレでうん○するんだから、ちゃんとトイレに行くんだよ」と教えています。
ちなみにこれ、実は他でもいろいろ使っています。
「ちゃんと野菜も食べないと、神保彰みたいにドラム叩けないぞ」な~んて。
神保彰さん、ありがとう。

関東地方は梅雨あけしたらしく、念願の盆踊り第二弾も楽しんで参りました。おとーたんは、ここぞとばかりビール呑みまくってしまい、お腹いっぱい でまったく動けず家族からブーイング。

途中、和太鼓の連打の催しがあり、久しぶりの生ドラム?を堪能。振り付けもかっこ良く、連打の響きになんだかこちらまで踊りだしたくなるようでし た。和太鼓を叩くおじさんを「誰?誰?」としきりに長男が、聞いてくるので「神保彰」と答えておきました。
神保彰さん、ごめんなさい。
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この辺になると、ほとんど術後の体調とはまったく関係ないですね(笑)
それにしても、人工肛門になっていても、ビールだけは欠かさず飲んでいたようです・・・。まったくねぇ~ショック!
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8/4
再入院に向けて

今日も暑かったぁ~。
群馬では38度を超す猛暑とのこと。どおりで、会社の近くの商店街も、人通りが少いはず・・・。

早いもので、5月の手術から3ヶ月がたちました。
体力もやっと戻ってきたかなと思っていたら、先月末の検査で現在の縫合状態が問題なしとのこと。ついに人工肛門閉鎖手術のゴーサインがでました。
3ヶ月間だけの臨時措置とはいえ、なにかと困らせてくれたこのストーマ(人工肛門)くんとも、やっとお別れだ~!

来週火曜日に再入院です。今回も一応開腹手術のため、約3週間の入院なのですが、前回のような不安はなく、かなり前向きに手術に望めそうです。
ただ、術後は排便障害という難敵がまちかまえているので、まだまだ気は抜けません。でも、がんばるぞー!

ということで、今週末はおいしいものいっぱい食べて、いっぱい呑んどくのだ!!入院中の暇つぶしグッズもそろえねば。
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ということで、次回からは、やっと、よう~~~~~やくの人工肛門閉鎖術の入院編に入ります。
こちらは、ちゃんと日記があるので、それを書き込んでいくだけなので、また定期的に更新できると思います。

それでは~。
今日は、のっているので、もういっちょ。
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さて、先日の大阪出張後、ほぼ月一の外来へ。
触診等も経て、順調とのこと。

そして、今後の予定として、7月下旬に造影剤を入れての検査(確か、肛門からバリウムみたいなのを入れてレントゲンで調べる検査だったような)。そして8月上旬に人工肛門の閉鎖手術。手術の予約も入れていただきました。

その後、今度は東京流通センターでの展示会に出展。
展示会自体は、大阪同様、無理せず仕事ができたのですが、朝夕の通勤ラッシュがきつかったです・・・。
ちょうど混み合う時間帯。ただ、今にして思うと、体力がないことでの辛さだったので、現在のように便やおならを我慢しての通勤ラッシュよりは平和だったかなと・・・(笑)。

さてさて、この辺で、人工肛門期の箇条書き日記が終わっておりまして。
とりあえず、mixiに書いていた日記があるので、そちらを掲載。
mixiは、知人も見ているので、あまり病後の状態や泣きごとを書けないということもありまして、病後の状況と関係ないことが多々書いてございますが・・・、一応参考までに。

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6/23
月一回の外来へ。
経過順調とのこと。いつものことだけど、担当医や看護婦さんが「順調ですよー」って言ってくれるとほんとに安心します。
7月末に再検査して、8月上旬に入院して人工肛門の閉鎖手術の予定。それにしても、10分の診察の為に、2時間待つのはちとつらいっす。

帰りによったヨドバシカメラで、おもわず「カシオペアVSスクエア LIVE」のDVDを衝動買いしてしまう。会社でこっそり見て、あまりの懐かしさに鼻血が・・・。それにしも、みんな歳とったなぁ。
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6/26

Bob's Life ~直腸がん入院編~

先日購入した「カシオペアVSスクエア」のDVDに触発され たのか、我が家のOld Kitが息子のパワープレイで大破してしまいました。国産とはいえ、高級ダンボール仕様のレアキットだったのに・・・。

やむなくNew Kitを購入。うーん、さすが洋物、鳴りが違いますな・・・というか、非常にうるさい。

少し、音量をセーブしなさいなどと言っても聞く耳もたない息子
(いったい誰に似たんだ!)。
こうなったら、こっちも本気だ。本格的にミュートしてやる!

次男ものりのりで、虎視眈々とNew Kitをねらっております。

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6/28
先日、テレビで藤田憲一さんというITの社長のドキュメンタリーをやっていました。彼は、私と同じ1970年生まれながら、現在余命3ヶ月の告知を受けた 末期がん患者でもあります。

通称スキルス胃がんといわれる根治が難しいがんを33歳で罹患。手術が成功したにもかかわらず今年の1月に再発、余命宣告。

最近、がんに関する新聞の記事やメディア等の情報が非常に気になって必ず目を通すようになってきたのですが、この日の映像は非常に感慨ぶかいものでした。

撮影中も患部の痛みや疲れなどあるにもかかわらず、それをカットさせずに、むしろ見て欲しいと彼はいいます。発病時の絶望感、現実からの逃避、そ して普通の人ではかかえきれないほどの現実を受け入れて、それでも前を向いて生きていく彼の姿勢に、勇気をもらいました。

今、藤田氏はブログや書籍、そしてメディアを使って「最後の事業計画」を果たそうとしています。それは、彼のような人間がいることを多くの人に しってもらい、社会がもっと「がん」で苦しんでいる人達を助けられるような世界を作りたいということ。

自分も一罹患者として、なにか協力できないかと思い、日記に書いてみました。

「末期がんになったIT社長からの手紙」藤田憲一 (幻冬社)
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