過去に書いたものですが、最近沢山ブログ見てくれる方がいるので、再度(^^)
ペットの殺処分について5 
[[渡辺眞子さんのblogより転載させていただきました。転載、リンク希望の方は渡辺さんに問い合わせをして下さい。]]

昨日のイベントの反省から。もともと人前で話すのは苦手。「この話題の前に、あれを説明しておこう」と喋るうち、肝心の本題が行方不明になったりするんだもの。でも殺処分問題に取り組もうと決めてから、それも私ができることのひとつと思い、お声をかけていただけばお受けしてきた。(が、一向に上達しません)現状の説明に加えてペットの殺処分を減らすための予防策や、これから向かうべき方向について説明し、できるだけ新しい情報を提供し、そこから一人一人ができることのヒントを持ち帰っていただけるようにしている。私の役目は現実を伝えるまで。環境や生活スタイルなどなど、個々の事情によってできることは異なるので、その先は相手に委ねたい。だから毎回、感情が表に出ないように極力、気をつける。けれど精神的にか体力的にか弱っていると込み上げてくるものが押さえきれず、稀にコントロールが利かないときがある。

昨日は、この写真の子犬の説明をしていて当時が甦り、どうにも堪らなくなってしまった。

去年8月末に『犬と、いのち』の取材に訪れた地方のセンターで会った子犬。

ちょうど運び込まれたところに居合わせた、幼いきょうだいの一頭。


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つい数時間前に母親のぬくもりから引き離され、初めての場所に連れて来られ、小さなプラスティックの箱に移された。


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不安気に、けれど小さな抵抗すらせず
他の子犬、仔猫、成猫たちと共に小型処分機の中へ


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前面の壁が下りる。

いきなり真っ暗になるのも、ガスが注入される音も、どれほど恐ろしかったろう。


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幼い犬と猫たちは呼吸が浅く、一般の殺処分機では絶命までに時間がかかって苦しむため、このセンターでは小型処分機を使用している。

ステンレスの壁に阻まれて見ることができないから、本当に短時間なのかはわからない。

どうあれ、苦しまないわけはない。

窒息死なのだから。


処分機に入れる前、一頭ずつ睡眠薬を経口投与するセンターもある。
殺処分する頭数が少なくなれば、一頭ずつの安楽死処分も可能だろう。
(そのためには職員の心のケアも万全に取りはからう必要があります)


中央にいるのが、あの痩せっぽちの子犬。


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生後2ヶ月くらいだろうか。本来なら、もっところころしているはずなのに、この子犬は哀れなほど痩せ細っていた。


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『犬と、いのち』には殺処分後の姿を掲載したくて、そのために人が入り込めばインパクトが薄まるのではと撮影。

結局はより多くに手に取ってもらうことを優先しての却下だけれど。


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誰もが目にできるブログ上に、こうした写真を掲載することへ嫌悪感を覚える方もあるでしょう。
でもこれが、私たちの日常の隣で起きている現実です。

こんなふうにして、たった数十日の命を終える生き物がいることを知っていただきたいのです。

飼い主が親犬に生涯一度の不妊去勢手術を受けさせさえすれば、こんな不幸は避けることができたのです。

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子犬らしくない骨張った体、ぱさぱさの皮毛、しっとり濡れた温もり。

今も鮮明に、手のひらが覚えています。

私が見殺しにしてきたいのち。


私たちが自治体に納めた税金で行なわれる殺処分。

ペットを飼っているかいないか、動物が好きか嫌いかは関係ありません。

これは社会問題です。


↑以上渡辺眞子さんのblogより転載

渡辺さんのblog→ 渡辺眞子さんのblog

渡辺さんのおとしゃる通り、これは社会的問題です。

みなさんも考えてみてください。

殺処分自体確かに廃止したい。でも無くならないのは誰の責任なんでしょうか?
私は日本全体みんなの責任のように感じています。

ペットを飼う為にお金をだして買いに行く事が殺処分に荷担してます。
ブリーダー、ショップはどんどん繁殖させ、売れない動物達を保健所、センターに持ち込んだり、捨てたりしますしね。


買わないでも、里親を募集している命ある動物は沢山います。

買う人がいるから繁殖屋はなくならない。

無責任な人間が買って捨てる、飼って捨てるを繰り返す事も簡単に買える今のシステムがよくない気がします。


23年度、一年間で殺処分された犬、猫は約18万匹!!

これ以上繁殖させる必要もないと思います。


命の売り買いが、殺処分に荷担してると考えています。

国も、動物取り扱い業に荷担し規制もあまい!

捨てる飼い主も悪い。
無責任に産ませ産まれた仔犬、仔猫を保健所に連れて行ったり、捨てる飼い主もいまだにいます。

なぜ産まれた命に責任もてないなら、繁殖制限しないのか不思議です。

日本人は動物が命だという事さえもう分からなくなったんかな。


悲しいですね。