今日は第7回福岡アジア国際会議に参加して来ました。
下記の通り2日間開催されたのですが、昨日は仕事の都合で参加することが出来ませんでした。
 同じ志を持った人々が集まり、前向きな話を展開する姿には感銘を受けましたし、勇気とパワーを頂きました。
 参加者全員がアジアに近い福岡の潜在能力を認めていました。まず、具体的なプロジェクトをコツコツ実現していくことが大切だと考えます。実際、国連ハビタット福岡事務所と言う良い見本が福岡にあるのですから、市民も気がついたところから実現して行くことが肝要だと考えます。(シンガポールの先生が言われていましたが、ポップカルチャーなど単なるブームで終わってはいけないと思います。)
 その意味では、九州大学の取り組みと進み具合は大いに評価出来ます。
 ところで、九大の先生方とお話をしていて何か嬉しくなって、ジャズの話をしましたらあおいのコンサートに来て頂けそうです。(国連ハビタット野田所長からもご推薦頂きました。)
 また、マレーシア・シンガポール・インドネシアの先生方とも名刺を交換してお話しました。いろいろな展開が期待できそうです。
 学生諸君の参加が殆どなかったようですが、とてももったいない気がしました。

山口実

                 記

■主 催:福岡県、福岡市、福岡アジア国際会議実行委員会
■協 力:アジア総合政策センター
■期 日:平成19年9月5日(水)9:30~17:40
          9月6日(木)9:30~15:30
■会 場:ホテル日航福岡(福岡市博多区博多駅前2丁目18-25)
■内 容  
9月5日
第1部 基調講演(10:00~12:00)
   「東アジア地域協力の課題」
    政策研究大学院大学副学長・教授 白石 隆
   「東アジアの地域協力に対するアメリカの見解」      ニューヨーク大学スターンビジネススクール・日米経営経済研究センター所長    エドワード・J・リンカーン

第2部 パネルディスカッション
<概要:http://www.asiaforum.jp/info_db/data/00000009/attached/HP.pdf
  「拡大するクローバル労働市場」(13:00~15:30)
   日本では、若年労働力の確保がますます切実な課題になりつつあり、増え続ける外国人労働者をめぐる問題は複雑かつ多様化しています。討論では、アジア各国の現状を踏まえ、幅広く論議します。
   コーディネーター
   大野 俊(九州大学アジア総合政策センター教授)
   討論者 S.K.サシクマール(インドV.V.ジリ国立労働研究所研究員)
  デビット・ホン(台湾経済研究院所長)
  井口 泰(関西学院大学経済学部教授)
  ヨンユス・チャラムウォン(タイ開発研究所労働開発研究部長)
  マリア・ロザリオ・ピケロ=バレスカス(国立フィリピン大学教授)

  「越境するポップカルチャー~若者文化が結ぶ福岡・アジア」(15:40~17:40)
   アジアで流通する若者文化は、各国の将来を担う若者世代の共通の意識や価値観の醸成に寄与していると考えられ、福岡県では積極的に若者の文化交流を進めています。討論ではこれらを通して、アジアの地域統合や、今後の越境文化交流の方向性などについて論議します。
    コーディネーター 小川 玲子(九州大学アジア総合政策センター准教授)
    討論者
    エリザベス・マクラクラン(シンガポール大学日本研究科助教授)
    岩渕 功一(早稲田大学国際教養学部教授)
    坂田 隆史(九州国際エフエム取締役)
    アンムリ・ウィドゥドゥ(オーストラリア国立大学講師)

9月6日
第2部 パネルディスカッション(続き)
   「グローバル時代のアジア農業」(9:30~12:00)
   アジアでは、中国、ASEANを筆頭に経済の成長が著しく、貿易自由化やグローバル化が進んでいます。農業も同様で、各国がどのようにこの事態に対応しようとしているか、などの行方について議論します。
   コーディネーター
   坪田 邦夫(九州大学アジア総合政策センター教授)
   討論者
   リウ・シャオフー(中国農業科学院教授)
   ジン・キョス(韓国国際経済政策研究所貿易投資政策部長)
   ラリー・チー・ヨン・ウォン(マレーシア戦略問題研究所上級研究員)
   チュ・チェン・クワン(ベトナム経済中央研究所農業地方経済研究部長)
   鈴木 宣弘(東京大学大学院教授)

第3部 ラウンドテーブル
  「地域への提言~九州・福岡の取り組み」(13:00~15:30)
    コーディネーター
    野田 順康(国連ハビタットアジア太平洋事務所長)
   参加者
    各コーディネーターおよびパネリスト全員