CHUNICHI WEB PRESSに「実体なき言葉の怖さ 分かりやすいものほど疑いたい」と言う題の作家田口ランディさんの意見が掲載されています。ご覧下さい。http://www.tokyo-np.co.jp/kokoro/

 先日来私のブログが独断と偏見に満ちていると言うコメントを頂きましたが、私は出来るだけ私と同じ意見を持った方のお話や記事を選んで皆さんに紹介しています。まあ、それらは、私が一人で選ぶしか方法がないで、その点はご理解願いたいと考えます。そして、私がお話していることが偏見であると断定される方も自分自身の心に手を当てて考えて頂きたいと思います。巷で多数意見と言われることに反対したからと言って、「独断と偏見」と断ずるのは、文字通り独断と偏見であると考えます。時々若者を代表しているかのような論調で、勇ましいことを書き込む方がいますが、私はそれが「結局自分の首を絞めることになるのだ」と繰り返し申し上げています。また、コメントに大しては、問題点をしっかり指摘していますし、疑問にも出来る限りお答えしていますから、「逃げている」と言う批判もあたりません。    私達は、今の世の中で「実体のない言葉」に弄ばれて「分かったつもり」になってはいけないと思います。国のリーダーに無批判に追従することは、裸の王様をまた一人作ることになります。対話と言うのは、ただの気持ちの良いキャッチボールではなく、真摯なものであるべきだと考えます。時には、言い争いになることがあるかもしれません。しかし、お互い様の気持ちがあれば、誹謗中傷で終わることはないでしょう。「人のふり見て我がふり直せ。」私も肝に銘じておきます。

山口実