先輩との再会
2月1日の朝、後ろから「トシ!!」と呼ばれ振り返ると、2年ぶりの見違えた男性が。
肌は真っ黒、痩せて、でも以前より筋肉質になった、
世界50カ国を渡り歩いてきた猛者。
ヒロミチさんだ。
僕はオーストラリアに行く前、東京の英語学校に約半年通っていた。
その時のクラスメートで、僕はワーホリ、彼は世界旅行のために勉強していた。
その後、1年半くらい前に旅をスタートして、すでに旅の大先輩。
ニュージーに来るのは知っていたけど、まさか同じバッパーだったとは。
世界一周を始めて、こんなに早く会えるなんてラッキーだ!
とりあえず南島まで一緒に旅することになり、
その日はバスやフェリーの情報収集をしつつ、色々な話をした。
ヒロミチさんは、自分のコースとは反対側を周って来たので、
次の目的地である南米の生の情報を沢山教えてくれた。
僕は南米は治安が悪くて首絞め強盗とかが多発してる、と
以前から噂で聞いてたので、正直かなりビビってた。
でも話を聞くと、
よっぽど運が悪かったり、危ない場所に行かなければ大丈夫みたい。
おかげで少し安心した。
今回の旅では、自分の固定観念をぶち壊したい。
どこが危険、安全、やっていい、悪い、、、
知らないくせに思い込んでる。
僕は旅が好きだと自分では思ってる。
でも、この世界のことを何も知らない。
実際にこの目で見て、感じて、知っている側の人間になりたい。
ガイドブックが全て正しい訳じゃない。
情報が古かったり、実際とは違う見解で書かれていたり。
現地での情報で、ヤバければその場所には近付かない、大丈夫そうなら行く。
そこに自分の知らないものがあるから。
その場所の先人たちと、自分の目と感覚を信じる。