主席の旅日記 金沢編 | ブルームーンカルテットの「サランヘヨ、神戸」

主席の旅日記 金沢編

初のブルームーンカルテットジャパンツアー。
私と王子は前日のブラックさんの名古屋イオン大高ショッピングセンターでのパレード賑やかし及び祭り上げのミッションを遂行、その後東京へ帰るメンバーを見送り、名古屋に一泊。夜の歓楽街を楽しむつもりが疲れのせいか不覚にも夕食後12時前には就寝。
そして翌日、10時間は寝た私達は11時のチェックアウト後、何となく見つけた漫画喫茶へ。
聞けば冨永、黒川両同志は8時に東京を出発したにもかかわらず、連休しかも事故渋滞に巻き込まれてまだまだ時間がかかる様子。「素人が多いわ。」と、冨永同志。
モーニングを食べながらひたすら漫画を読む。山岳救助隊の漫画で木村同志に気付かれないようにすすり泣くのは一苦労であった。
やがてだいぶ近くに来た、という冨永同志からの電話をもらい、私たちは地下鉄に乗って待ち合わせの本郷駅へ。
考えてみると、というよりほとんど考えなくてもよいくらい、東京から金沢を乗りウチで、というのは尋常ではない。鍛え抜かれたバンドマンとは世間の常識からは逸脱するものなのである。
ほどなくして到着した冨永同志の新しい車オデッセイ。ウッドベースにドラムセット、アンプ類にウクレレのブルームーンカルテットのフル セットが難なく積み込めメンバーも乗れる素晴らしい車である。
名古屋から西へと向かう名神高速はそれほど混んでおらず、とても順調なドライビングとなる。
かの有名な冨永同志の高速巡航を楽しむうちに金沢である。
はじめてのもっきり屋は噂どおりアットホームでジャジーな雰囲気。マスターの平賀さんにご挨拶する。とても気さくな紳士である。しかしこのお店のホームページを拝見すると分かるが、ふらりとザ 日野皓正が遊びに来られるような位の高いお店なのだ。
開場まですぐだったのでいそいそとセッティングをしてリハーサル。その後ブタ肉を鉄板で焼いただけのシンプルな状態を特製タレで食べるのが非常においしい定食屋さん、残念ながら名前がおもいだせないのだが、カウンターにズラリとならんで食す。

やがて本番である。音が良い、という前評判どおり、ライブを開始するなり、おお、これは!とうなる。自分達の音をあまり良く言うのもあれだが、とても馴染んだいいムードで演奏することができた。

演奏終了後、うちあげである。
マスターの粋なはからいで、ライブに来てくれていた地元の大学ビッグバンドの学生さんたちとセッションすることに。
こうゆうのがあるのはとても嬉しい。
神戸から、現在はこちらで活動しているすばらしいジャズギターの須藤くんがこの日、私たちが来るのを聞きつけて遊びにきてくれた。彼とは神戸で何度となく演奏しており、久々の再会におおいに喜ぶ。セッションでの冨永同志とのアツい共演は最高であった。

その後も場所を移してさらに飲みはつづく。皆でワインを飲んでおおいに盛り上がる。最終的には黒川同志にヒューマンビートボックスをやって、私と冨永同志はひたすらラップの練習をしていたようにおもう。

その日の宿泊はドーミーインというあたらしくてモダンなホテル。外観からは想像し難いが、ここには和室の大部屋があるのだ。まるで修学旅行、あるいは福岡サンセットライブの海の家での宿泊のように、はしゃぐ私たち。詳しくなんて書けない。ようやく眠ったのは多分四時位ではなかっかな。

次は名古屋編!