チャンクロ青春一穴日記 | ブルームーンカルテットの「サランヘヨ、神戸」

チャンクロ青春一穴日記

久しぶりの更新になりスンズレィいたしました!アチャーッ!気がつけばもう1月も終わるぞ!おっと危ない!書きますばい!あけましておめでとうございます!?ということになりますか、驚きのごあいさつチャンクロです。チャンクロスロードブルースです。


みなさんはモノを長く使い続けますか?新しいモノにかえますか?私30数年のまだ短い人生経験ですが、ズバリ「骨まで愛する」「一穴主義」でして、長い間、飽きもせず同じモノを使いつづけるお恥ずかしい男なのであります。


思い起こせば学生時代、18才で初めての一人暮らし。怒号と銃声飛び交う鉄の町『小倉』から、町中をふんどしのオヤジが走り回り女はそれにバケツで水をかけるおしゃれタウン『博多』への、いわゆる県内の“上京”でした。


「やっぱりおしゃれな暮らしにはロフトが必要やろ!」という90’s特有のハイティーンな決断から、およそ6畳弱の狭い洋室に布団が一枚ひけるだけの”吊ベッド”のような嘘ロフトがついた部屋を即決・入居。しかし『オール電化』『CATV』『バス・トイレ別』と変なところは充実の物件!

しかしハイティーンの判断力は、やはり浅はか。今思うと色々バランスがおかしかったように思います。


日当たりがありませんでした、いや、そういえば『窓』がありませんでした。

正しくは、北東向きに金網入りすりガラスの出窓があるが、その窓は開かない、両サイド10cm程度だけ開く。もうひとつの窓はA4サイズくらいの風を入れるルーバー式の窓があるだけ。つまりシャバは拝めないっていう寸法です。くさい飯です、GREEN GRASS OF HOMEです。


その物件がこちら!


ブルームーンカルテットの「サランヘヨ、神戸」-外観
ブルームーンカルテットの「サランヘヨ、神戸」-内観

おー!インターネットすごい!!みなさん、こちらがチャンクロ青春時代の物件の内覧写真と外観!おー!まさに!マジでここに住んでました!ほら!開かない窓に小窓も!! 全日本チャンクロフリークは一度は住んでみたいこの物件!いろいろ足りないですがお勧めですよ!( “ビバリーハウス横手2”で検索!)

ブルームーンカルテットの「サランヘヨ、神戸」-間取り

驚きの狭い部屋!この洋間7.9畳ってのは玄関まで含めてのはず、狭い!

しかし一穴主義の私は、卒業までの6年もの間、すべてここで青春しましたょ、あぁそれはそれは。

友達13人を招いてアメリカンにパーティービールをしたこともあります。室内は土足で過ごすアメリカンな時期もありました。窓もないのにお香をモクモク焚きながらくわえタバコでレスポールをフェンダーアンプに繋ぎ掻き鳴らし歌いました。もちろんビールビールを撒いたこともあります。いや~詳しくは書けませんがお恥ずかしい位、青春しましたなぁ!




と、その当時からの私のアメリカンな青春の相棒、それは『バイク』でした。


18才でちゃんと免許をとってから最初に手に入れたバイクは20才の夏にタクシーと激突。前タイヤがあと10cmでエンジンに当たるところまで折れ曲がり、おもしろ自転車のようだと笑っていたのですが、残念ながら廃車になりました。


1997年、20才の秋、ついに出会ったのが相棒『シャドウ』でした。


国産のバイクながら大柄なボディで、あまり速くないのに堂々としていてなんか男らしくて本当に大好きなバイクでした。青春のすべてのページに一緒にいたバイクです。どこにでも一緒に行きました。


一人旅で漁村に迷い込み漁師と意気投合ビールしたこともあります。友達と海や温泉に行き、楽しい酒ビールに酔い吐きながら走ったこともあります。猫が原因で急ブレーキで大転倒、鎖骨も折りました。入院もしました。女の子を乗せて自慢げにデートに連れ出し財布を落としました。そういえば4人乗りに挑戦してパトカーからも逃げました。サラリーマン時代は黙ってバイク通勤もしました。私が東京へ出てくるときも北九州ナンバーのまま一緒に来ました。有明から環八、多摩堤通りを抜け川崎のバンバンハウスへ一緒に入居しました。引越しをしてからも東京中を一緒に走りました。そういえば飲酒検問も2度ほど突破しました、いい加速でした。ウッドベースを始めてからはウッドベースも担いで一緒に走りました。意外と警察には捕まりませんでした。


そんな親友がついに走らなくなってしまいました。
ずいぶん前から調子は悪かったのです。昨年末、カンニング竹山さんの公演を見に行き、帰り道にダイアモンド☆ユカイさんを発見、つい加速、すぐの曲がり角でAV女優のみひろさんを発見、気持ちが高揚しついアクセルをブンブン!と吹かしてしまったらアクセルワイヤーが切れ、そのまま青山で動かなくなってしまいました。


もちろん修理をしたのですが、結局次から次へと故障が続き、先日いよいよスイッチも入らなくなってしまいました。もう限界だなと思い、本当は嫌だけど手放すことにしました。



12年と2ヶ月、およそ56,000kmのいいドライブでした。楽しかったよ、本当にありがとう。



ブルームーンカルテットの「サランヘヨ、神戸」-シャドウ


今日心に残ったBGM : Heartaches / Art Neville


※文中のビール飲酒運転は過去の過ちです。どうぞお許し下さい。




ついしん

そんなチャンクロにも新しい出会いの予感・・・次号、『チャンクロ新たな青春日記』 こうご期待!!